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冬の乾燥対策、満足してる? ダイキンがエアコン暖房の実態を調査

 ダイキン工業は、女性200名を対象に「冬場のエアコン暖房に関するお悩み実態調査」を実施。調査の結果、約6割の女性が冬の室内における乾燥対策に満足していないと回答した。

 冬場にエアコン暖房を使用していて困ったことについては、「室内の空気が乾燥する(60.5%)」がダントツ1位に挙がった。2位の「電気代がかかる(11.0%)」と比べても6倍近くと圧倒的に高く、乾燥問題はエアコン暖房における最大の困りごとと位置づけられた。

冬場にエアコン暖房を使用していて困ったことは「室内の空気が乾燥する(60.5%)」が1位に

 室内での乾燥対策で最も多かった回答は、「肌に保湿クリームを塗る」で62.5%、続いて「加湿器を使う」が53.0%、「洗濯物(やタオル)を部屋干しする」が51.0%という結果になった。年代別で見ると50代女性は、他の年代と比べて「何もしていない(18.0%)」と回答した人の割合が高く、室内の空気乾燥に無防備な状態の人も多いという。

 なお、自身で行なう冬の室内の乾燥対策に対する満足度は、約6割(55.8%)が「満足していない」と回答。室内の乾燥対策として何らかの策は講じているものの、有効な解決策には至っていない実態が浮かび上がった。

室内での乾燥対策で最も多かったのが「肌に保湿クリームを塗る」
冬の室内の乾燥対策に対する満足度は、約6割(55.8%)が「満足していない」と回答

 こうした冬の乾燥には相対湿度が関係しており、室内の温度が上がると湿度(相対湿度)が下がるため、しっかり加湿することが重要だとする。加湿をしながら暖房するとより温かく感じられ、加湿をしないで暖房したときよりも低い設定温度でも快適に過ごせるという。

 部屋の湿度を保つには、洗濯物を室内で干すといった対策が効果的なほか、加湿器や加湿機能がついた空気清浄機の設置、加湿機能付きエアコンの使用を推奨。湿度コントロールをして室内を快適な湿度に保つことで、のどや肌の乾燥を防げるという。

 ダイキン工業では1999年に初めて、無給水で室内を加湿するエアコン「うるるとさらら」を発売。室外機に搭載した加湿ユニットが、外気中に含まれる水分を取り込むことで無給水での加湿を実現しており、ダイキンのルームエアコンの象徴的な機能として今も継続採用されている。

最新ルームエアコン「うるさら7」にも無給水加湿を搭載
室外機に搭載した加湿ユニットが、外気中に含まれる水分を取り込むことで無給水での加湿を実現

 今回の調査では、「暖房しながら無給水で加湿できる機能を備えたエアコンを欲しいと思うか」という質問に対して、約6割(61.5%)が欲しいと回答。「今後検討したい」と回答した27.0%も含めると、加湿機能付きエアコンに対するニーズは約9割(88.5%)に達するとしている。

 また、ダイキン工業のウェブサイト「空気の困りごとラボ」では、「乾燥の困りごとと解決法」と題して、なぜエアコン暖房を使うと乾燥するのか、室温と相対湿度の関係や加湿による解決法などについて詳しく解説されている。こちらも要チェックだ。

加湿機能付きエアコンに対するニーズは約9割(88.5%)に達するという