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ふんわりもちもちで美味しい! 米粉パンのイメージが覆るパン教室をタイガーが開催

 タイガー魔法瓶は、「IHホームベーカリー<やきたて> KBD-X100」を使った、米粉100%のグルテンフリーアレンジパン教室を、11月17日~18日に開催した。特別講師に、米粉料理研究家で米粉のパンとお菓子の教室「あれこれキッチン」を主宰する多森サクミさんを招き、両日合わせて20組の参加枠に1,200組ほど応募が集まったという。

米粉100%のグルテンフリーパンを使ったアレンジレシピ教室を開始

 「IHホームベーカリー<やきたて> KBD-X100」は、業界唯一のIHヒーターを搭載したホームベーカリー。徹底した温度管理と約200℃の加熱で、パンを焼き上げる。専用の米粉を使い、小麦粉を使わず米粉100%の無添加グルテンフリー食パンが焼ける点が特徴で、材料を入れたらこね~発酵~焼きを自動で行なうため、気軽にグルテンフリー食パンを作れるという。

「IHホームベーカリー<やきたて> KBD-X100」。実売価格は37,800円(編集部調べ)。
アレンジパン教室は2日間でペア20組40名が参加。1,200組の応募があったという
グルテンフリー食パン調理時は専用の米粉を使う。価格は1斤用×5袋入りで1,200円(税抜)

 講師として登壇した多森さんはIHホームベーカリーで焼いた米粉パンについて、「しっかりパンが膨らむことに驚きました。米粉パンってなかなかうまく膨らまないので増粘剤を入れることがあるのですが、それだとグルテンが入ってしまうんですね。けどこのホームベーカリーは増粘剤不要で、米粉とお水、後はイーストと油、塩、砂糖だけできちんと膨らむんです。また、米粉パンを作るには温度管理が重要なのですが、ホームベーカリーなら温度管理もお任せでできるので、とても簡単に作れますよ」とコメントした。

 また参加者に、グルテンフリーアレンジパン教室に応募した理由を聞いてみると、「子供が小麦アレルギーで、以前はごはんでパンが焼けるホームベーカリーを使っていたのですが、あまり美味しくできませんでした。今は通販で米粉パンを買っています。しかし日常的に米粉パンを食べる家族がいることを考えると、やっぱりホームベーカリーが良いなと思い、買う前にどんな米粉パンに仕上がるのか知りたくて応募しました」と話した。

特別講師は、米粉のパンとお菓子の教室「あれこれキッチン」を主宰する多森サクミさん
IHホームベーカリーで焼いた米粉パン。しっかり膨らむという
米粉パンには、米粉とお水、イーストと油、塩、砂糖を入れる。増粘剤は使わない

キメの細かいモチモチ米粉パンが美味しい! 野菜と味噌クリームチーズも絶妙

 用意されたレッスンメニューは、「ガーリックグリルド野菜と味噌クリームチーズのタルティーヌ」と、「安納芋モンブランのグラスデザート」の2品。米粉パンとの相性を考え、和をテーマにしたという。調理にあたり、IHホームベーカリーのほか、スチーム機能を搭載したコンベンションオーブン「KAX-X130」も使用した。

IHホームベーカリーのほか、スチーム機能を搭載したコンベンションオーブン「KAX-X130」も使用。実売価格は27,000円(編集部調べ)
「ガーリックグリルド野菜と味噌クリームチーズのタルティーヌ」と、「安納芋モンブランのグラスデザート」の2品を調理

 野菜とクリームチーズのタルティーヌはまず、スチームコンベクションオーブンで野菜をグリル。パプリカやカリフラワー、さつまいもなどの野菜に、すりおろしにんにくとオリーブオイル、塩コショウを絡め、コンベンションオーブンで焼いておく。

 味噌クリームチーズは、玉ねぎ1/8個分をみじん切りして水気を切ったものに、クリームチーズ100gと味噌大さじ2、オレガノとコショウを振って混ぜる。

パプリカやカリフラワー、さつまいもなどの野菜に、すりおろしにんにくとオリーブオイル、塩コショウを絡め、コンベンションオーブンで焼く

 米粉パンは既にホームベーカリーで焼いてあり、冷ましたものを使用。冷めていないとスライスしにくいためだという。4枚切り食パンほどの厚さにスライスしたら、さらに縦半分にカットしてコンベンションオーブンで焼く。

 実際に1斤の米粉パンをスライスしてみると、中身はしっとりとしていてキメが細かい。焼く前の米粉パンを少しだけ食べてみたが、ふんわりモチモチとした食感が印象的。甘さもあって、小麦を使った食パンと変わらず美味しく食べられた。

1斤の米粉パン。中身はしっとりとしていてキメが細かい。小麦を使った食パンと変わらず美味しく食べられた
4枚切り食パンほどの厚さにスライスしたら、さらに縦半分にカットしてコンベンションオーブンで焼く

 トーストが焼き上がったら味噌クリームチーズを塗り、グリルド野菜を盛り付けて完成。グリルド野菜や味噌クリームチーズは作り置きしておけば良さそうだ。

 試食してみると、野菜の甘みと味噌クリームチーズが絶妙にマッチしていて美味しい。米粉パンのモチモチ感も良いアクセントになっていた。1メニューでしっかり食事を楽しめ、朝食に良さそうだ。

トーストした米粉パンに味噌クリームチーズを塗る
グリルド野菜を盛り付けて完成。野菜がしっかり甘く、米粉パンのモチモチ感も良いアクセントになっていた

黒糖米粉パンでカステラのような食感に

 次に作った安納芋モンブランのグラスデザートは、安納芋の焼きいもを裏ごししてペースト状にし、生クリームを泡立てておく。米粉パンは黒砂糖を使った「黒糖米粉パン」を使用し、1口サイズにハサミでカット。市販のゆであずきを用意し、米粉パン→ゆであずき→生クリーム→安納芋ペーストの順で、グラスに盛り付けていく。

黒糖米粉パン、1口サイズにハサミでカット
黒糖米粉パン→ゆであずき→生クリーム→安納芋ペーストの順で、グラスに盛り付けていく

 「米粉パンは入れる材料の味が際立ちやすいので、砂糖を変えると風味も結構変わります。今回は黒砂糖を使いましたが、きび砂糖などでもアレンジが利きます。カットした黒糖米粉パンですが、耳の部分も使うと食感が変わって面白いですよ」(多森さん)

 確かに黒糖パンの耳を入れてみると、カリカリとした食感がアクセントになる。黒糖カステラのようで、あずきや安納芋との相性も良かった。

和スイーツの完成。黒糖米粉パンがカステラのようであずきや安納芋との相性も良い

そば茶を使ったアレンジ米粉パン

 ほかにも多森さんが作ったアレンジ米粉パンも紹介。韃靼そば茶をそのまま入れたそば茶パンは、ザクザクとした食感と香ばしさでおかきのように食べられる。

 「韃靼そば茶はお茶として飲むものですが、米粉パンに入れたらどうなるんだろう? と思ってやってみたらとても美味しくなりました! トーストするとザクザク食感が際立ってオススメです。米粉パンは空気を多く含んでいるので、くるみやナッツのようなゴロゴロとしたトッピングは重くて沈んでしまいます。そば茶や紅茶の茶葉のような、細かくて軽いものを入れるとキレイに仕上がります。美味しいパンの1ジャンルとして米粉パンが広まってほしいですね」(多森さん)

韃靼そば茶をそのまま入れたそば茶米粉パンと黒糖米粉パン。トーストされたそば茶パンを食べたところザクザクしていて美味しかった

 またお子さんに小麦アレルギーのある参加者に、参加した感想を聞いてみると「まず普通の米粉パンが美味しくてびっくりしました。今は小麦アレルギーのある子供だけ通販で買った米粉パンを食べていますが、他の兄弟は普通の食パンを食べているので、1人だけ米粉パンで申し訳ないなと思っていたんです。このIHホームベーカリーなら普通の食パンに近い味になることがわかったので、他の家族も米粉パンに切り替えてみんなで同じものが食べられそうです」とコメントした。

焼き立ての米粉パンを開けてみた。湯気が立っていて香ばしい