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オムロン、電気刺激でひざの痛みをやわらげて歩行をサポートする「ひざ電気治療バンド」

 オムロン ヘルスケアは、ひざ痛に悩む人向けに電気刺激で痛みをやわらげてウォーキングをサポートする「オムロン ひざ電気治療バンド HV-F710」を、12月4日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は24,880円前後(税抜)。

ウォーキングをサポートする「オムロン ひざ電気治療バンド HV-F710」

 ウォーキング時にひざ下に装着して使うバンド。電気刺激を与えることで痛みをやわらげ、ウォーキングの継続をサポートするという。ひざの下に装着するため、ひざを曲げたときにも本体やバンドが気にならず歩行の邪魔にならないとする。

 日本国内ではひざ痛に悩む人が約3,000万人いるといわれており、ひざ痛の原因の約9割は変形性膝関節症とされている。ひざ痛の予防と改善には、ひざ関節を支える筋力の低下を防ぐことが重要で、歩くことが大切だが、痛みを我慢しながら歩く人もいるという。結果、痛みに耐えられず歩かなくなることで筋力が低下し、さらにひざ痛が悪化するという悪循環に陥るケースも多い。

 また一般的に人間は、患部から出た痛みの電気信号を脳で識別して痛みを感じるという。低周波治療は、痛みを感じにくくする領域に低周波電流を流すことで痛みの伝達機能に働きかけ、脳に痛みの感覚を伝えにくくし痛みをやわらげる治療法とされている。

 今回発売するひざ電気治療バンドでは、1~250Hzの低い周波数と高い周波数を組み合わせたスイープ波形を搭載。低い周波数は慢性痛やしびれの症状に有効で、痛みの抑制物質の分泌や血行促進に効果があるとされ、高い周波数は痛みの伝達を即効的に遮断する効果に優れ、急性痛に有効だという。

、1~250Hzの低い周波数と高い周波数を組み合わせたスイープ波形を搭載

 ひざ下の内側に電気刺激を与え、電気刺激は20段階から選択可能。電源を入れて好みの強さに設定するだけで、治療を行なえるとする。

 専用バンドはひざ下に沿いやすい伸縮性のある素材で、サイズはSとMの2種類を用意。本体は充電式で、リチウムイオン電池を搭載。連続使用可能回数は約10回(強さ10の場合)。充電時間は約8時間。定格時間は30分。

バンドサイズはSとMの2種類を用意

 専用バンド(S)のサイズは、約385×64mm(横×縦)で重量は約24g、対象ひざ下周径は27~32cm。専用バンド(M)のサイズは、約450×64mm(同)で重量は約27g、対象ひざ下周径は32~38cm。

 本体サイズは、60×72×15.7mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約43g。専用充電器、専用ACアダプタ、ソフトケースなどが付属する。医療機器認証番号は取得済み。