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パナの高級炊飯器で炊いた新米3銘柄を無料で食べ比べ、全国3カ所で期間限定イベント

 パナソニックは、高級炊飯器「Wおどり炊き」で炊いた、新米3銘柄の食べ比べイベント「OKOME STORY MUSEUM」を、東京・表参道で開催する。期間は10月5日(金)~10月14日(日)。利用料は無料。今後、大阪・名古屋でも開催予定としている。

高級炊飯器「Wおどり炊き」で炊いた新米を食べ比べできる体験イベント「OKOME STORY MUSEUM」
東京・表参道で開催中
新米3銘柄を用意

 パナソニックが展開する、炊飯器の最上位モデル「スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 Wおどり炊き SR-VSX8シリーズ」で炊いた新米が食べられるイベント。

 お米は6銘柄が用意され、北海道「ゆめぴりか」、秋田県「あきたこまち」、岩手県「金色の風」、宮城県「だて正夢」、新潟県「新之助」、福井県「いちほまれ」をラインナップ。

 10月5日~9日は、ゆめぴりか、あきたこまち、いちほまれの3銘柄を食べ比べできる。10月10日~14日は、金色の風、だて正夢、新之助が提供される。

 炊飯時は、SR-VSX8シリーズの特徴である「銘柄炊き分けコンシェルジュ」機能を用いて、各銘柄の特徴にあわせて火加減や圧力を調節し、美味しさを引き出して炊飯するという。銘柄による特徴の違いを楽しめ、自分好みの米と出会えるイベントとしている。

炊飯器の最上位モデル「スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 Wおどり炊き SR-VSX8シリーズ」
3銘柄を食べ比べできる
北海道「ゆめぴりか」、秋田県「あきたこまち」、岩手県「金色の風」、宮城県「だて正夢」、新潟県「新之助」、福井県「いちほまれ」を用意
「銘柄炊き分けコンシェルジュ」機能で、各銘柄の個性を活かした炊飯を行なう

 同シリーズは、5.5合炊き「SR-VSX108」と、1升炊き「SR-VSX188」をラインナップし、6月1日に発売。現時点での実売価格は順に、84,330円、105,750円(編集部調べ)。

 銘柄炊き分けコンシェルジュ機能のほか、高速対流と可変圧力で、とことん米を踊らせる「Wおどり炊き」が特徴。米を釜底からしっかりかき混ぜ、均一に熱を加えるため、一粒一粒の甘みや旨み、香りを丁寧に抽出する。

高速対流と可変圧力による「Wおどり炊き」が特徴

「Rice is DIVERSITY」、お米ライターが語る米の魅力

 オープンに先立ちメディア向けに行なわれた内覧会では、お米ライターの柏木 智帆氏が登場した。お米好きが高じて一時は米農家として自ら米作りも行なっていた柏木氏は、米農家の男性と結婚。現在はライターとしてお米の魅力や可能性を伝える活動をしている。

 柏木氏は、銘柄によるお米の違いについて次のように語った。

 「以前、農家の方と話しているときに、いちばん美味しいお米とは何かという話になりました。しかし、いちばんおいしいお米というものはなく、それはどの画家の絵が一番上手いか、と聞くのと同じことです。画家や絵は人によって好みが違うように、お米も人によって好みが違います。周りが美味しくないというお米でも、自分が美味しいと思ったらそれで良いんです。私は“Rice is diversity”、お米は多様性だと考えているので、ぜひ皆さんにも好きなお米を見つけてもらえたらと思います」

お米ライターの柏木智帆氏が登場
お米は全国で753銘柄生産されている(出典:農林水産省)

 実際に食べ比べも行なわれた。「あきたこまち」は粒立ちが良くしゃっきりとした食感が好きな人向け、「いちほまれ」は粘りがありながらもふんわりとしていて甘さがある。

 特徴的だったのは、岩手県「金色の風」。口に入れた瞬間から香ばしさが感じられ、印象深い味だった。

食べ比べを行なった
お茶碗にフタをした状態で提供される

 また柏木氏は、好みのお米を見つける方法についてもコメント。

 「お米は生鮮食品なので、一度にまとめて買うと酸化して味が落ちてしまいます。そういった面もあるので、2~3合の少量を、3種類くらい買ってみるのがオススメです。何を選んで良いのかわからないときは、故郷で生産されているものとか、生産者を聞いたことがある、旅先で買ってみるなど、そういったところから始めるのが良いのではないでしょうか。ワインを選ぶように、お米も銘柄にこだわってもらいたいです」

銘柄炊き分けコンシェルジュで、お米の個性を最大限に引き出す

 イベントで食べられるお米は、いずれもSR-VSX8シリーズの銘柄炊き分けモードで炊飯。同機能のこだわりについて、パナソニックで日々炊飯器の研究をしているライスレディの塚本氏は、「パナソニックの炊飯器は、パナソニックだけでは完結しません。求めているのは、お米の生産者が思う美味しさや個性を引き出すことです。そのために日々炊飯プログラムを研究し、銘柄に合わせて微調整しています」とコメント。

パナソニック ライスレディ・塚本氏
炊き分けられるお米の種類は、業界最多の50銘柄

 中でも、2017年にデビューした「だて正夢」は、モチモチ感と粒感を両立させた点が特徴だが、標準的なモードで炊くとベタついてやわらかくなりがちだという。

 「だて正夢を標準的なモードで炊く場合は、水を少なくすると美味しく炊ける傾向にあるのですが、パナソニックでは同じ水量で美味しさを引き出すことを追求しています。内釜の水位線はすべて同じで、銘柄ごとに水位線を増やすことはできないので、炊飯プログラムの調整にこだわりました。モチモチ感と粒感を両立させるために、炊き分けコンシェルジュのだて正夢モードでは、火力を強めにして粒感を引き出し、モチモチ感とのバランスをとっています」

 以前、筆者はだて正夢を自宅で炊いたことがあるのだが、炊き分け機能がない炊飯器だったため、水を減らしてふつうモードで炊飯。しかし、結果は失敗。水を減らしすぎたのかパサパサになってしまった。今回食べただて正夢は、以前炊いたときとは同じお米と思えないほど、食感に違いがあった。粒感はありながらも、モチモチとしていてバランスが良い。炊飯方法によって、やはり炊きあがりには大きく差が出るようだ。

美味しく炊くのが難しいだて正夢は、火力を強めにしてモチモチ感と粒感を両立

 このほか「OKOME STORY MUSEUM」には、47都道府県で生産されるお米の銘柄を一覧にした「OKOME MAPPING」や、お米の豆知識を集めた「OKOME KNOWLEDGE」などのブースも用意。

 SNSキャンペーンも同時に実施し、会場で体験した感想を写真とともにSNSで登録すると、6つの銘柄米からひとつ(2合)がその場でもらえるという。

 なお、東京会場での食べ比べ体験は11時~19時、15分刻みで実施される。希望者は、スタッフから整理券をもらい、指定の時刻で体験可能。

47都道府県で生産されるお米の銘柄を一覧にした「OKOME MAPPING」
東京会場
お米の豆知識を集めた「OKOME KNOWLEDGE」
食べ比べ体験には整理券が必要

「OKOME STORY MUSEUM」詳細

東京会場

日時:10月5日(金)~10月14日(日)11時~20時
食べ比べ体験時間:11時~19時
会場:スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
住所:東京都港区南青山5-6-23

大阪会場

日時:10月18日(木)~10月28日(日)
食べ比べ体験時間:平日13時~17時、土日11時~18時
会場:パナソニックセンター大阪
住所:大阪市北区大深町4-20 グランフロント大阪

名古屋会場

日時:10月27日(土)~10月28日(日)
食べ比べ体験時間:10時~17時
会場:久屋大通公園(第6回ワールドフード+ふれ愛フェスタ)
住所:愛知県名古屋市中区13