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アイリスオーヤマ、テレビ台などのホコリも吸着する静電モップ付属のスティッククリーナー

 アイリスオーヤマは、付属の静電モップでテレビ台なども掃除できる「極細軽量スティッククリーナー KIC-SLDCP5」を、6月20日に発売する。価格は26,800円(税抜)。

静電モップが付属する「極細軽量スティッククリーナー」

モップに付着した汚れは充電スタンドが吸引、掃除機を掛けながらモップ掃除も

 紙パック式のスティッククリーナー。本体パイプ部分に静電モップを備えており、テレビまわりや棚などのホコリが気になったときに、掃除機を掛けながらでもすぐに掃除できる点が特徴。使用後はスタンド下部にホコリのついたモップを差し込むと、金属製の放電プレートが除電し、掃除機本体でモップに付いたホコリを吸引できる。モップは洗って何度も使用可能としている。

 モップには帯電しやすいポリプロピレン素材を採用。モップを収納するケースはナイロン製で、モップに静電気を発生させてホコリを吸着しやすくする。これまで掃除機だけでは取りきれなかった、細かな部分のゴミまで除去できるという。モップの長さは2段階に伸縮し、高い場所にも対応する。

本体パイプ部分に静電モップを備えている
テレビまわりや棚などのホコリが気になったときにサッと掃除できる
充電スタンド
スタンド下部に汚れたモップを差し込むと、ホコリを吸引できる

 アイリスオーヤマ 家電事業部 生活家電事業部 副事業部長・加藤 泰史氏は、静電モップ付きスティッククリーナーの開発について次のように語った。

 「国内の家庭用掃除機市場において、海外メーカーの販売構成比は年々拡大傾向にあります。2018年段階では約3割が海外メーカーのシェアとなっています。2017年、アイリスオーヤマの数量シェアは5位でしたが、2018年にはこれを3位まで上げるのが目標です。そのためには日本のマーケット、ライフスタイルに合わせた開発が求められます。これまで家電だけでなくフローリングモップなどでも培ってきた清掃用品の知見を活かし、静電モップが付属する新たな製品を投入しました」

アイリスオーヤマ 家電事業部 生活家電事業部 副事業部長・加藤 泰史氏
海外メーカーの販売構成比は年々拡大傾向にあるという

ヘッドにサイクロン気流を発生させて多様なゴミを吸引

 吸引力にもこだわり、ヘッドにサイクロン気流を発生させる「サイクロンパワーヘッド」を搭載し、より多様なゴミを吸引できるという。前方のパワーヘッドでカーペットなどに絡まった糸ゴミなど細かなゴミを掻き出し、後方では真空度を高めた吸引口で高速回転するサイクロン気流を発生させ、砂など比重の重いゴミまで浮き上がらせて吸引するという。

 このほか本体には、DCブラシレスモーターと独自設計のファンを搭載。吸引力の圧損を抑える風路に改良したことにより、従来品(IC-SLDC1)と比較して吸引力が約3倍にアップしている。モーターも小型軽量で、本体重量は業界最軽量クラスの1.4kgを実現。

サイクロン気流を発生させる「サイクロンパワーヘッド」を搭載
吸引力が約3倍にアップしたという

 バッテリーはリチウムイオン2次電池で、充電時間は約3時間。連続使用時間は、標準/ターボ/自動モードで順に、約20分/8分/30分。

 本体サイズは、224×163×1,043mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1.4kg。集じん容量は0.3L。充電スタンド、すき間ノズル、使い捨てダストパックが81枚(約3年分)付属する。

カラーはピンクゴールド/黒
操作部

業界最軽量クラス3kgの紙パック式キャニスター掃除機

 また、サイクロン気流を発生させる「サイクロンパワーヘッド」を搭載した、紙パック式キャニスター掃除機「軽量紙パッククリーナー KIC-BTP2」を、7月上旬に発売する。価格は19,800円(税抜)。

軽量紙パッククリーナー KIC-BTP2

 本体のほか、床用ヘッドや伸縮パイプ、ホースを含んだ標準質量において、業界最軽量クラスの3.0kgを実現している点が特徴。片手で楽に掃除でき、日々の負担を軽減するという。サイクロンパワーヘッドは自走式なため、より軽やかに掃除できるとしている。

 本体サイズは、191×352×195mm(幅×奥行き×高さ)で、本体質量は1.8kg。消費電力は550W。吸込仕事率は110W。運転音は68dB。コード長は4m。すきまノズルと紙パックが付属する。

家電事業を柱に、2022年までに1兆円の成長目標

 アイリスオーヤマ 家電事業部 執行役員統括事業部長・石垣 達也氏は、今後の売上計画について次のように述べた。

 「アイリスオーヤマは、5年後の2022年までにグループ全体で1兆円まで成長させていく中期計画を立てています。これを支えるのが家電事業なのです。特に、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの大型白物家電と、家庭用掃除機という、この2つに注力し、五カ年計画を達成していきたいと思います」

アイリスオーヤマ 家電事業部 執行役員統括事業部長・石垣 達也氏
5年後の2022年までにグループ全体で1兆円の成長目標を掲げる