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ネスレ日本、ルピシアと共同開発したスペシャル ティー向けフレーバーティーを発表
2018年3月14日 15:32
ネスレ日本は、お茶の専門店「ルピシア」と、紅茶やフレーバーティー、ハーブティーをネスレの「SPECIAL.T(スペシャル ティー)」で楽しめるティーカプセル「SPECIAL.T blended by LUPICIA」6種を共同開発。3月15日にネスレ通販オンラインショップと専門店で発売する。
6種の詳細は、マスカット/さくらんぼ/ルイボス ハニー&フルーツ/ハイビスカス&いちご/セイロン/アールグレイ。10カプセル入りで価格は各1,000円(税抜)。
スペシャル ティーは、カプセルに封入された茶葉を用いて、紅茶や日本茶、ハーブティーなど、様々なお茶が楽しめるカプセル式ティーマシン。
今回、スペシャル ティー向けカプセル6種をルピシアと共同開発し、新たにラインナップに加える。ルピシアは
ルピシアを気軽に楽しみたいというユーザーの声に応えた
発表会では、ネスレ日本の専務執行役役員 グンター スピーク氏が登壇。スペシャル ティーの特徴を改めて説明しつつ、ルピシアとの共同開発に至る経緯を説明した。
「日本では世帯の少人数化とともに、共働き世帯が増加しています。そのため、家にいる時間が減ると同時に、調理などにかける時間も減っています。一方で、美味しいお茶を淹れるには、手間や時間がかかるものでした。時間はかけられないけれど、美味しいお茶を飲みたい、そうしたお客様に向けて開発したのがスペシャルティ ティーです。
本来、美味しくお茶を味わうには新鮮な茶葉はもちろん、お茶ごとに最適なお湯の温度で淹れ、蒸らし時間なども必要になります。作り方によって色合いから味わい、甘みまで全く変わってしまいます。
スペシャル ティーは、カプセル式のマシンです。各カプセルにはチップが付いており、それぞれのお茶に最適な温度や時間に自動設定してお茶を抽出します。カプセルを入れて、ボタンを1度押すだけで、マシンが自動で完璧な1杯を淹れてくれるのです」
2013年に発売されて以来、スペシャル ティー向けのカプセルの販売数は着実に増えているという。そうした中で、消費者の声を聞くと、プレーンな緑茶や紅茶だけでなく、フレーバーティーも味わいたいという声が多く届いたという。
「なかでもルピシアの紅茶が飲みたいという声が多かったです。そこで、ネスレ日本からルピシアに声を掛けさせていただき、今回の商品につながりました」
スペシャル ティーでもお茶本来の深い味わいと香りを実現
続いて、ルピシアの代表取締役社長 森重かをり氏が登壇。同社が、スペシャル ティー向けカプセルの開発に取り組んだ狙いを語った。
「当社は紅茶だけでなく日本茶や烏龍茶も扱っています。世界各国の産地から新鮮な茶葉を厳選して買い付け、自社工場でブレンドし、製品を製造している製造小売業です。そのため、お客様の声を、すぐに製品の改良につなげられるのが特徴です」
1994年の創業以来、リーフを中心に製品をラインナップしているが、時代の変化とともにティーバッグも用意し、より気軽に美味しいお茶が楽しめるようにしてきたという。さらにネスレ日本のスペシャル ティーについても意識はしていたという。そうした折に、ネスレ日本から声掛けがあり、共同開発に至った。
「ポットでの抽出は、ゆっくりと時間をかけて、茶葉の美味しさを引き出していきます。一方でカプセルだと抽出時間が短いため、お茶本来の深い味わいを出すのが難しいです。そこで、短時間でもお茶本来の味わいや香りをしっかりと感じられるブレンドを追求しました。
ルピシアは女性の間では認知度が高まっていますが、男性には知られていません。スペシャル ティーを通じて、新たなお客様への広がりや、オフィスへの広がりを期待できると考えています」