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洋食メニューにディナー営業も! リニューアルした「丸の内タニタ食堂」に行ってきた
2017年11月28日 18:16
タニタは、同社が運営する「丸の内タニタ食堂」をリニューアルし、11月29日(水)のオープンに先駆けてメディア向け内覧会を開催した。新メニューとして洋食を追加するほか、ディナー営業を開始する。営業時間は、ランチタイムが11時~15時(ラストオーダー)、カフェタイムが15時~17時30分、ディナータイムが17時30分~22時(21時ラストオーダー)。1食の価格は950円~1,400円(税込)。
タニタ食堂は、オフィスで働くビジネスパーソンが社員食堂のように利用できることを目指したレストラン。一汁三菜の定食スタイルで、野菜を豊富に使用しながら満足感のあるヘルシーな食事を提供する。2012年に東京・丸の内にオープンし、現在は全国に29店舗を展開。
今回、丸の内店をリニューアルし、新たに洋食メニュー「タニタの洋食ごはん」を追加した。ローストビーフやビーフシチュー、ポークカツレツ、エビフライなど8種類をラインナップする。一般的にカロリーや塩分が高くなりがちな洋食を、タニタ食堂のメソッドでアレンジ。洋食のしっかりした味付けやボリューム感を損なうことなく、ヘルシーに仕上げたという。
メニューはいずれも定食スタイルで、メーンディッシュ、サイドディッシュ2品、スープ、ごはんで構成。150g以上の野菜を使用し、1食あたりのカロリーを800kcal以下、塩分を4g以下に抑えた。カツレツは揚げずにオーブンで焼いてカロリーをカット、ローストビーフは肉の下味に塩麹とめんつゆを使って塩分ダウンを実現している。
ローストビーフがやわらかい! セルフサービスだからごはんの量も調整できる
実際に、洋食メニュー「ローストビーフ バルサミコと赤ワインのソース」を食べてみた。定食全体のカロリーは455kcalで、塩分は3.1g。価格は1,250円(税込)。
店内はセルフサービス形式で、食券を買ったらカウンターで料理を受け取る。印象的だったのは、ご飯を自分でよそうこと。茶碗には目盛りが付いており、下線はごはん100g、上線は150gの目安となっているため、ごはんの量を調整しやすい。タニタではご飯1膳100gを推奨しており、ダイエット中の筆者もごはんは少量と决めていたので、自分で量を决められるのはありがたい。なお、ごはんをよそう量は150gをオーバーしても問題はない。
ローストビーフは油分の少ないもも肉が使われており、油っこくなく食べやすい。やわらかいので噛み切るのも問題なく、バルサミコと赤ワインのソースが美味しい。サラダや付け合せの野菜は噛みごたえがあるため、ごはんを少量にしてもしっかり満足感を得られた。
味付けは全体的に薄味ながら、出汁や素材の味が利いているため物足りなくない。むしろ、普段自分が作っている料理の味付けが濃いことに気付かされ、今後の食事の参考にしたいと思えた。
机には、脳が満腹と感じる目安とされる20分に設定されたタイマーが置かれていて、ゆっくり食べることを意識させられる。1人で食事をするとスマホを操作して“ながら食べ”をしがちだが、時間を意識することでしっかり噛みながら味を楽める。健康的な食事をしたい人にはぴったりな店舗づくりだと感じた。
また、ディナータイムの営業も開始。これまではランチ・カフェタイムのみの営業だったが、ディナーを追加することで客層の幅を広げるという。
注文できるメニューは、カフェタイムが、従来の日替わり定食1種類、週替り定食1種類、洋食メニュー3種類(ローストビーフ、野菜カレー、ポークカツレツ)。カフェタイムがスイーツとタニタコーヒー。ディナータイムが、日替わり定食1種類(ランチタイムと同じメニュー)、洋食メニュー全8種類。