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シャープ、置き場所や電源を探す必要がないLEDシーリングライト一体型の空気清浄機
2017年11月22日 11:03
置き場所や電源を探す必要がない新しい空気清浄機のカタチ
シャープは、天井へ設置できるLEDシーリングライト一体型空気清浄機「天井空清 FP-AT3」を1月20日より発売する。価格はオープンプライス。市場想定価格は9万円前後(税抜)。
床に空気清浄機を置きたくないというニーズに対応した天井設置型の空気清浄機。LEDシーリングライト一体型で、照明としても使用可能。本体には「静電HEPA・脱臭一体型フィルター」と、「高濃度プラズマクラスター25000」を搭載し、PM2.5などの細かなホコリやニオイをしっかりキャッチし、空気中に浮遊するウイルスの作用を抑制。室内の空気環境を快適に保つという。プラズマクラスターの適用床面積と、LED照明の適用畳数はいずれも約12畳。空気清浄適用床面積は約14畳で、8畳の清浄時間は19分。
LED下に設けられたパネル側面から空気を吸い込み、上部側面の吹き出し口からきれいな空気を室内に送る。置き場所や電源を探す必要がないという。
シャープ 健康・環境システム事業本部 空調・PCI事業部 副事業部長 冨田昌志氏は、天井空清について「空気清浄機に興味はあるが、置けない、置きたくないというお客様が多かった。“亭主元気で留守が良い”という言葉があるが、空気清浄機も同じような状態。これは、ちゃんと置き場所を作ってあげないといけないという気持ちで開発した」と話した。
静音運転で約23dBを実現
リビングに設置し、24時間連続運転を想定しているため、静音性にもこだわった。トンボの羽形状を応用したシャープ独自のネイチャーテクノロジー搭載の送風ファンを搭載し、静音運転時の運転音を23dBとした。
空気清浄とLED照明をそれぞれ単独で使うことも可能。空気清浄機とLED照明を同時に使用した場合の消費電力は最大で75W(1時間あたり約2.03円)、日中空気清浄機能のみを使っている場合は最大27W(1時間あたり約0.73円)。蛍光灯タイプの照明を使っている場合、天井空清に置き換えることで、省エネ効果も期待できる。
手入れは、付属のフィルターに溜まったホコリを掃除機で吸い取るだけ。さらに手入れが簡単にできるように使い捨てのプレフィルターを3枚同梱する。
本体の設置は、天井にハンガーが付いた引掛ローゼットが付いていれば、そのまま取付可能。引掛シーリングの場合、ハウスメーカーや工務店に取り付け可能か確認が必要。場合によっては天井側の補強工事が必要になる。