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パナソニック、医療・介護現場で使われている空間除菌脱臭機「ジアイーノ」を家庭向けに発売

 パナソニックは、医療・介護現場などで使われている「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ」を、一般家庭向けに9月15日より販売する。適用床面積~15畳「F-MV3000」と、~10畳「F-MV1500」の2機種で価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に15万円前後、10万円前後(税抜)。

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ「F-MV3000」。ステンレスシルバー、ホワイト
「F-MV1500」。ホワイト

 独自の生成技術で作る次亜塩素酸の力で、高い除菌・脱臭効果を発揮する空間除菌脱臭機。空間のウィルス除去やニオイ対策に効果があるという。

 これまでは業務用として、介護施設や病院、保育園、ペットショップなどさまざまな施設で展開。今回、一般家庭向けの製品を発売し、菌・ウイルス・ニオイ対策へのニーズが特に強い、乳幼児や受験生のいる家庭、在宅介護やペットを飼っている家庭などでの使用を想定している。

 使用する際は、付属の塩タブレットを投入する。食塩水(塩タブレットを入れた水道水)を電気分解することで、高い除菌効果を発揮しつつ、安全性にも配慮した濃度の「次亜塩素酸」を生成。菌やウイルスの細胞表層だけでなく中まで浸透し、すばやく作用するという。約15畳の空間で、付着菌や付着ウイルスを99%以上抑制できるほか(F-MV3000の場合)、介護環境やペットのニオイにも高い脱臭効果を発揮するとしている。

 塩タブレットは、約3日に1回の頻度で1錠投入する必要がある。製品購入時に300粒が同梱されている。交換用塩タブレット「F-ZVC03」の価格は3,600円(税抜)。

空間除菌・脱臭の仕組み
交換用塩タブレット

 機能面では、センサー搭載によりニオイなどに応じて自動運転が可能。このほか「強/中/静音」モードも備える。

 風量は、F-MV3000の場合で、「強」モードが5.2m3/分、「中」モードが2.5m3/分、「静音」モードが1.5m3/分。連続運転時間は順に、7.5時間、14時間、22時間。

 いずれも本体サイズは、398×240×710mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約11.2kg。タンク容量は約2.1L。カラーは、F-MV3000がステンレスシルバーとホワイト、F-MV1500がホワイト。