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象印、ユーザーの好みに応じて炊き方を微調整する高級炊飯器「極め炊き」

 象印マホービンは、5.5合炊きの最上位モデル「圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』“南部鉄器 極め羽釜”NW-AT10」を、6月21日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は13万円前後(税抜)。

圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』“南部鉄器 極め羽釜”NW-AT10

 5.5合炊きの高級炊飯器。岩手県の伝統工芸品「南部鉄器」を内釜に採用している点が特徴。独自の羽釜形状により、大きな羽と角度のついた釜底で釜内の対流を促進させる。さらに最大1,450Wの大火力と、最大1.5気圧の高圧力による「プレミアム対流」の力で、ふっくらとした甘み豊かなごはんを炊き上げるという。

 新モデルでは、ユーザーの好みに応じて炊飯する「わが家炊き」機能の炊き分け範囲を拡大した。「わが家炊き」は、前回炊いたごはんの感想を入力することで炊き方を微調整し、121通りの中から好みの食感に炊き上げる機能。同社の調査によると、約半数のユーザーがほぼ毎日使用しているという。

 今回の炊き分け範囲の拡大により、121通りはそのままに、より好みの「粘り」や「かたさ」に炊き上げる。大火力と高圧力の技術を活用し、「もちもちとして歯ごたえのあるごはん」、「やわらかく弾力の少ないごはん」など、家庭それぞれの好みの食感を実現するという。

「わが家炊き」の炊き分け範囲を拡大

 また、「白米急速」メニューの仕上がりも改良。中パッパ工程で大火力を用い、沸とうまでの時間を短縮し、さらに沸とう維持工程で1.5気圧の高圧力をかけて米のα化を促進させた。これにより、従来と同様の炊飯時間(約27~33分)ながら食味の向上を実現し、急速メニューにおける“ごはんの芯が残りやすい、甘みが少ない”といった課題を解決している。

 本体カラーも、プライムブラックに加えて、キッチンのトレンド色であるプライムホワイトを追加し、2色展開となる。トップパネルの文字にはより見やすいユニバーサルデザインフォントを採用し、視認性の向上にも注力。

 このほか、ボタンを押すだけでフタが自動で閉まる「スマートクローズ」や、冷めても固くなりにくい「お弁当メニュー」、吹きこぼれを抑えて大火力炊飯を維持する「うるおい二重内ぶた」などを引き続き採用する。

 本体サイズは、305×400×245mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約11.5kg。消費電力は1,450W。コード長は1m。カラーはプライムブラックとプライムホワイトの2色。

プライムブラック
プライムホワイト

 また、内釜がステンレス・アルミ素材で、外面塗料に鉄成分を添加した「鉄器コート」採用の「圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』“鉄器コート 極め羽釜”NW-AB10」も同時に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は10万円前後(税抜)。

「圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』“鉄器コート 極め羽釜”NW-AB10」。カラーはプライムブラウン