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パナソニックの「nanoe(ナノイー)」発生装置が京阪電鉄の「プレミアムカー」向けに納入

 パナソニックとJR東日本テクノロジーが共同で開発した「nanoe(ナノイー)」発生装置が、京阪電気鉄道(以下、京阪電鉄)の座席指定の有料特別車両「プレミアムカー」(8000系特急車両の一部)に搭載されることが発表された。

京阪電気鉄道(以下、京阪電鉄)が8月20日から運行をスタートする有料特別車両「プレミアムカー」(8000系特急車両の一部)

 パナソニックの「nanoe(ナノイー)」デバイスをJR東日本テクノロジーへ供給、JR東日本テクノロジーが制御装置を組み込み、「nanoe(ナノイー)」発生装置として製品化し、京阪電鉄へ納入するもの。

 「nanoe(ナノイー)」とは、水に包まれた微粒子のイオンで、一般的なイオンと比べて約6倍の寿命があるため、広範囲に広がっていくという。脱臭や菌の抑制などの効果が評価され、空気清浄機やエアコン、ドライヤー、スチーマーなどに搭載されている。今回プレミアムカーに搭載されることで、車内天井部から「nanoe(ナノイー)」が放出され、快適な空気環境を提供するとしている。

 プレミアムカーは、8月20日から運行をスタートする、全席座席指定の特別車両で、無料のWi-Fi、全席コンセント配置、広いリクライニングシート、大型テーブル、専属アテンダントなどを備える。特急として大阪・淀屋橋~京都出町柳間を運行し、乗車には乗車券に加え有料の「プレミアムカー券」の購入が必要となる。