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ブリタ、外出先でもろ過した水が飲めるモバイル浄水器「fill&go」

 BRITA(ブリタ)は、同社初となる携帯形の浄水器「fill&go(フィルアンドゴー)」を、2月6日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は2,000円前後。

携帯形の浄水器「fill&go」と、タレントの筧美和子さんと横澤夏子さん

 容量600mlの携帯形浄水器。持ち運びに適したサイズで、通勤や通学、外出先での水分補給に適している。カートリッジ1個で約150Lの水をろ過でき、500mlペットボトル300本分に相当し、ろ過に掛かるコストは1Lあたり約4.5円。経済的ながら、いつでもどこでも美味しい水が飲めるという。

 持ち運べるサイズを実現したのは、新開発のろ過カートリッジ「マイクロディスク カートリッジ」の小型化に成功したためだという。カートリッジは、直径5.5cm、厚さ6mm、質量7gと同社史上最軽量な点が特徴。

 フタ部に装着して使用する仕組みで、飲む瞬間にろ過したての美味しい水を飲むことができる。外出先でペットボトルの飲料水を買う必要がなく、経済的かつプラスチックゴミが出ないエコな製品としている。

容量600mlで持ち運びに適したサイズ
1個のカートリッジでろ過できる量は、500mlペットボトル300本に相当する
フタ部にカートリッジを装着する。飲む瞬間にろ過したての水が飲めるという
カートリッジの上から飲み口を装着する

のどが渇いたらペットボトルを買う習慣を変える新ソリューション

BRITA Japan 代表取締役社長 マイケル・マギー氏

 BRITA Japan 代表取締役社長 マイケル・マギー氏は、「fill&go」について次のように語った。

 「BRITAの本社はドイツにありますが、販売拠点は82%がドイツ国外と、グローバルでの展開に力を入れています。これまでの販売台数から計算すると、1年間で110億Lの水がBRITA製品を通してろ過されていることになり、1日に2億5,000万人の世界中の人々がBRITAの水を楽しんでいます。こうした実績を通して、私たちは持続可能な形で人々の水の飲み方を変えていきます。現在、多くの人は喉が渇くとペットボトルを買いますが、今回発表する製品は、こうした習慣を変える新しいソリューションとなっています」

 携帯形のメリットは、飲みたい分だけの水を持ち運べる点だという。たとえば通勤時は600mlまで満水にせず、移動中に飲む分だけ水を入れておき、オフィスに着いたらまた補充すればカバンが重くならずに済む。終日外出のときは満水にして持ち歩くなど、ライフスタイルに合わせて使うことができる。

1年間で110億Lの水がBRITA製品を通してろ過されていることになるという

 ろ材の種類は活性炭と不織布を採用。カートリッジはコンパクトながら超微粒子活性炭500万個の集合体で、表面積はサッカー場約1面分の広さに相当するという。

 ろ過できる物質は、遊離残留塩素、総トリハロメタン、2-MIB(かび臭)、CAT(農薬)、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルム、ジブロモクロロメタンの9項目。水道水に含まれるミネラルはそのままに、味やニオイに影響する物質を除去できる。

カートリッジには超微粒子活性炭500万個が搭載されている
カラーは4色

 浄水可能な量はカートリッジ1枚で約150L。1日5L使用の場合、交換目安は約4週間となる。交換カートリッジは3枚入りでの販売で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は2,000円前後。

 本体サイズは、74×230mm(直径×高さ)。カラーは、ブルー、ピンク、ライム、パープルの4色。

握りやすい洗練されたフォルムのダイニング向けカラフェ「fill&serve」

 このほか、容量1.3Lでダイニング向けの浄水機能付きカラフェ「fill&serve(フィルアンドサーブ)」も同時に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3,000円前後。

ダイニング向けの浄水機能付きカラフェ「fill&serve」

 デザイン性にこだわった製品で、シンプルさと使いやすさを追求したという。取っ手を排除し注ぎ口もコンパクトで、握りやすく洗練されたフォルムに仕上げたとしている。

 水道水を入れる水受け部は、ろ過が進むにつれて消えるように見える設計を採用。遊び心をくすぐり、ろ過時間中にも楽しさや驚きを与えてくれるという。水受け部が消えるように見える仕組みには、光の屈折を利用している。

 本体サイズは、98×290mm(直径×高さ)。カラーは、ホワイトベリー、ホワイトティール、ホワイトグラファイトの3色。マイクロディスク カートリッジが1個付属する。

水道水を入れる水受け部
ろ過完了したもの(左)と、水道水を入れたばかりのもの(右)。光の屈折で、ろ過が進むにつれて水受け部が消えるように見える
カラーは3色

横澤夏子さんと筧美和子さんが登場。水道水との飲み比べも

 会場には、タレントの筧美和子さんと横澤夏子さんが登場。

タレントの筧美和子さんと横澤夏子さん

 fill&goについて聞かれると、筧さんは「カラーバリエーションがあってオシャレに持ち運べるのが良いですね。今ホットヨガに通っていて、お水たくさん飲むので美味しい水を持っていけるのは嬉しいです。ペットボトルは高いし、溜まっちゃうと家の中で場所とるので便利そうです」と話した。

 横澤さんは、「普段は水道水をガブガブ飲んでいますが、浄水器があるならこっちの方が良いですよね。浄化された水を飲んでるほうが良い女ってイメージもありますし」という。

 また、水道水と浄水の飲み比べも行なわれた。ピンクとブルーのボトルに入った水は一見違いがわからなかったが、飲み比べた筧さんと横澤さんは口を揃えて「全然違う」と驚いていた。

 「見た目は一緒ですが、全然違いますね。とても飲みやすいです」(筧さん)と述べた。

飲み比べを行なった。このときはまだどちらが浄水か知らされていない
2人もブルーを選んでいた。こちらが浄水だった