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日立、抗菌ブラシでフィルターを自動掃除する加湿空気清浄機「クリエア」
2016年9月8日 12:16
日立アプライアンスは、フィルターの自動掃除機能を進化させた加湿空気清浄機「自動おそうじ クリエア」を、10月22日に発売する。適用畳数48畳の「EP-MVG110」と、42畳の「EP-MVG90」の2機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、85,000円前後、75,000円前後(税抜)。
プレフィルターに付着したホコリを自動で掃除する加湿空気清浄機。本体背面パネルに「自動おそうじユニット」が装備されており、運転時間(積算)48時間ごとに1回、フィルターに沿って上下に動きながら、ブラシで表面のホコリを取り除いていく。取ったホコリは、自動おそうじユニットのダストボックスに送られる。ホコリがたまる前に掃除することで清潔に使え、ダストボックスのゴミ捨て目安は年1回なため、手入れも簡単としている。
新モデルでは、おそうじユニットのブラシを抗菌仕様にした。プレフィルターはステンレスコーティングされており、ダストボックスも抗菌仕様なため、細菌の増殖を抑えられ、さらに清潔になったという。また、ブラシとダストボックスは水洗い可能。
集じん方式は、スピーディーに空気を清浄する「ワイドスピード集じん」を引き続き採用。背面側方から部屋の空気をワイドに吸い込み、きれいな空気を上方から吹き出す。高効率ファンモーターの搭載や吹き出し流路の最適化により、適用畳数48畳のEP-MVG110は11m3/分の大風量を実現。8畳の部屋を6分で清浄できるという。
フィルターは、多層構造の「アレルオフ微細じんHEPAフィルター」を搭載。0.3μmの微粒子の集じん捕集率は、99.97%以上としている。フィルターのアレルオフ成分が、捕集したスギやブタクサの花粉、ダニのフン、猫のフケなどに含まれるアレル物質の活動を抑えるという。PM2.5にも対応し、浮遊ウイルスやカビも抑制する。
脱臭フィルターは、「洗える脱臭フィルター」を採用。水洗いで脱臭力が回復する、耐水性脱臭素材を使用している。4大臭気といわれる、チッ素系、アルデヒド系、酸系、硫黄系のニオイ成分の低減に効果があるという。
このほか、風量を抑えるとともに「自動おそうじ」の運転を行なわない「おやすみコース」も新搭載。
本体デザインは、新たにグラデーションカラーの前面ガラスパネルを採用。設置面積を抑えた、スリムなデザインとしている。
EP-MVG110の本体サイズは、360×291×673mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約13.4kg。消費電力は95W。加湿方式は気化式で、最大加湿量は約800mL/時。運転音は、14~55dB。本体カラーは、グラデーションブラウンとグラデーションシャンパンの2色。
下位機種として、自動おそうじ機能を省略した適用畳数32畳の「EP-MVG70」、15畳の「EP-MZ30」も同時に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、60,000円前後、15,000円前後。
なお「EP-MZ30」は、加湿機能やワイドスピード集じん機能なども非搭載。