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ネスレ、スマホと連携するIoT時代のコーヒーメーカー「バリスタ i [アイ]」
2016年8月26日 18:12
ネスレ日本は、Bluetooth機能を搭載したコーヒーメーカー「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ i [アイ]」を10月1日に発売する。価格は本体カラーにより異なり、レッドとホワイトが7,389円、プレミアムレッド/ピュアホワイト/ウッディブラウンが8,315円(税抜)。
Bluetooth機能を搭載し、スマートフォンと連携するインスタント専用コーヒーメーカー。無料の専用アプリ「ネスカフェ アプリ」を使って、コーヒーの濃さや泡立ちを自在に調整可能。お気に入りのテイストは、アプリ内に登録でき、自宅や職場など「バリスタ i [アイ]」であればどこでも同じ味が再現できるという。
また、アプリからコーヒーの抽出時間をセット可能。コーヒーのカプセルと水の準備をしておけば、翌朝目覚めた時には淹れたてのコーヒーが楽しめる。
「ネスカフェ アプリ」では、家族や友人などを友達リストに登録すれば、その人が「いつ、どんな気分でコーヒーを飲んだか」が分かるという。同社によれば、バリスタ i [アイ]を使っていれば、遠く離れた両親の安否確認や、友人とのコミュニケーションのきっかけにもなるとする。
アプリを使ってバリスタ i[アイ]でコーヒーを飲むと、「ネスカフェ ワクワクポイント」を貯められる。ポイントの点数により、素敵な商品と交換できるという。
ソニーモバイルコミュニケーションと未来型コーヒーメーカーを開発中
発表会で登壇したネスレ日本 代表取締役社長 兼 CEOの高岡浩三氏は、現在全国に2,300店舗が展開されている「カフェ・イン・ショップ」や同800店舗の「ネスカフェ サテライト」で使われ、26万人の「ネスカフェ アンバサダー」が利用する製品が、将来的にはすべてIoTでつながるモデルへと置き換わると断言する。
「そうしますと、自分がネスカフェでコーヒーを飲みたいと思ってネスカフェ サテライトに行ったなら、自分のお気に入りのテイストで飲める。ポイントが溜まっていたらそれで飲める。そういう風に全部が繋がる構想を我々は進めているわけです」(高岡社長)
「今回のバリスタ i[アイ]は初代モデルなので、我々が目指しているゴールではありません。より理想的なモデルを目指して、次期モデルをソニーモバイルコミュニケーションズさんと開発しています」
ソニーモバイルコミュニケーションズとのコラボモデルも、累計で340万台を販売している「バリスタ」をベースとして開発中。ソニーモバイルコミュニケーションズは、人工知能搭載のエージェントを開発担当しているという。
バリスタの隣に置かれたタブレット内のエージェントに話しかけることで、コーヒーを淹れたり、メッセージを送ったり、知りたいことを検索したりできる。実演では、タブレット端末に現れたエージェントに話しかけ、コーヒーを淹れるなどの実演がなされた。