カデーニャ

ポップでカラフルなデザインが生み出す「Qrio Smart Tag」の魅力

 「Qrio Smart Tag」は、Bluetooth Low Energy(以下BLE)を利用した紛失防止タグです。コイン電池の「CR2032」1つで約1年使続けることができ、専用のスマートフォンアプリから現在の位置や、最後に電波が届いて位置を把握できた場所などを検知できます。

Qrio Smart Tag」(価格:3,980円)

 機能としては一般的な忘れ物防止タグと変わりませんが、私がこの製品を気に入っている理由は、デザイン的におしゃれであること。カラーバリエーションもブラック、ネイビー、ライムイエロー、ライトブルー、ベビーピンクと5色展開です。

 「カラーバリエーションごときで何を興奮しているんだ」と思う人もいるかもしれませんが、私の持論では忘れ物タグにこそ目立つ色、ポップな色、派手な色が必須。そんなカラーバリエーションを展開してほしいと常々思っていたのでした。

 よく考えてもみてください。例えば部屋の中が散らかっていて、何がどこにあるかわからない、という環境であった場合。地味な色の忘れ物タグに、地味な色のカギをつけていたら見つかるものも見つかりません。せっかくGPSで近くまで来たとしても、散らかったごみの中で何やら怪しげな電波を発しているだけです。

 ところが、Qrio Smart Tagであれば、その特徴的な形と色のおかげで、簡単とまでは言いませんが見つけやすくなっているわけです。私の場合、家と車のカギにつけて、そのままキーホルダーとして利用しています。

デザインも好み。鍵のサイズに合うので、いつもはキーホルダーとして使っています

 Qrio Smart Tagはスマホからの操作で鳴らせるブザーがついているので、音でどこにあるかを把握することもできるのですが、このカラフルなバリエーションこそがQrio Smart Tagの気に入っているところ。

スマートフォン上のアプリで、一番右の「ブザーを鳴らす」を押すとピーピーとブザー音

 できれば5色セットで購入し、部屋中のカギに、財布に、カードに、お金に……と、とにかく持ち歩くもの、どこにあるか分からなくなりがちなものすべてにつけてしまいたい! そんな風に思ってしまうガジェットなのです。

この記事は、2017年9月4日に「カデーニャ」で公開され、家電Watchへ移管されたものです。

大和 哲

1968年生まれ東京都出身のライター。88年、パソコン誌「Oh!X」(日本ソフトバンク)にて執筆開始。PCやスマートフォン、モバイル関係のQ&A、用語解説、プログラミング解説などを書く。代表作は「ケータイ用語の基礎知識」(インプレス・ケータイWatch) Oh!X誌上では「オタッキー(で)」とも呼ばれた、その筋人。最終学歴は東海大学漫画研究会。ホームページはhttp://ochada.net(イラスト : 高橋哲史)