編集後記 6月29日版 ※毎週金曜日更新

 週明けの月曜日である7月2日から、節電期間に入る。都内は、今年は数値目標がなくなってしまったこともあって、節電ムードに入っていない。街は煌々と明るく、駅構内は電子看板が輝いている。

 去年、必死に節電を行ない、真っ暗だった街路や駅のことを思うと、本当にこれでいいのかと思ってしまう。

 方丈記にある「人皆あぢきなきことを述べて、いさゝか心のにごりもうすらぐと見えしほどに、月日かさなり年越えしかば、後は言の葉にかけて、いひ出づる人だになし」というのは、本当だ。来年の夏には、自分自身も疑問に思わないのではないか。
伊達 浩二
 お休み
阿部 夏子

 タブレット端末が欲しい~と叫んでいた先週。最近取り組んでいる英語の教材がFlashを使っているため、iPadや昨日発表のgoogle端末では対応できないのです……結局のところ、安くて、Androidマーケットにもアクセスできて、電車の中でもネットが使えるこのへんに落ち着きそうです。

 話は変わりますが、堀北真希さんが女医さんに扮しているNHKの朝の連続テレビ小説。舞台は昭和の東京、ちょうど一般家庭に白物家電が普及していく時代です。今週の放送では、洗濯機を買うかどうかでモメてました。なんだか追体験している気分で「そうだそうだ! 買っちゃえ~」と応援してます。

 ところ変わって、先週末は、久しぶりに東北の祖母宅へ。祖母の家はたまに信じられないくらい古い家電が使われているのですが、今回目を引いたのは、ダイニングのテレビ。79年製の木棚型のSONY製テレビは、昨年の地デジ化までずっと現役でしたが、このたび新たにその上に、地デジ対応のTOSIBAの液晶テレビが乗っかっておりまして……。珍妙な光景です。古参テレビは、もはやテレビではなく、棚として大事にされ続けているのでした。


小林 樹
 毎回新しい世界を見せてくれる「ムダヅモ無き改革」ですが、新刊はさらに驚かされました。
正藤 慶一