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最新手帳本当に使いやすいのはどれ? 実際使って試してみました

 今年も残すところあと2カ月。来年の手帳はご用意されただろうか。今回は、文具に明るいライターの藤原 大蔵氏と、家電Watchの編集部員が選んだ2014年用の手帳をご紹介しよう。

・ミドリ「トラベラーズノートブック パスポートサイズ 2014 週間」 by.藤原 大蔵
・グリーティングライフ「CUSTOM DIARY STICKERS」 by.阿部 夏子
・「FOB COOP Diary マンスリー B6 ダイアリーノート」 by.伊達 浩二
・モレスキン「シティノートブック」 by.小林 樹

旅情をそそる、パスポートとジャストサイズの手帳 by.藤原 大蔵

ミドリ「トラベラーズノートブック パスポートサイズ 2014 週間」のセット内容。左から、コットンケース、パッケージ箱、スペアゴムバンド(赤)、ダイアリーガイド。牛革カバー(1~6月スケジュール帳装着済み)、7~12月スケジュール帳、カスタマイズシール

 スケジュール帳は、年間を通して毎日携える物だけに、心を浮き立たせるようなワクワク感や、持つ悦びを感じさせてくれる「何か」を欲してしまう。

 そんな、ワガママな期待がくすぐられたスケジュール帳を紹介しよう。デザインフィル ミドリカンパニーが提供する「TRAVELER’S notebook PASSPORT SIZE (トラベラーズノートブック パスポートサイズ) 2014 週間)だ。

メーカーデザインフィル ミドリカンパニー
製品名トラベラーズノートブック パスポートサイズ 2014 週間
希望小売価格4,095円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,774円

 文具店で見つけて「グググッ! 」と心を掴まれたのは、旅情をかき立てるようなそのデザインだ。

 サイズは89×124mm(幅×高さ)で、パスポートとジャストサイズ。手帳を開けば、パスポートに押されるスタンプのようなフォントが楽しく、持ち主を記載するところさえ、出入国カードを思わせるようなデザインに思わず海外旅行を計画したい衝動にかられる。

 紙面の書き心地もとても良い。万年筆もにじみにくいMDペーパー(ミドリオリジナルダイアリー用紙)を使用しており、鉛筆のすべりもとても滑らかだ。紙厚や手触りもパスポートに近く、しっかりしている。分刻みのスケジュールを管理するだけの紙面はないかもしれないが、多くても1日数本の予定や、思いついた事を書き記すような自分のスタイルには十分だ。

スケジュール帳の構成。見開きで月間スケジュールは4カ月、週間スケジュールは1週間分が見渡せる。厚めの紙面は書き心地がとても良い
上から右回りで、パスポートも携えられる素朴な風合いのなめした牛革カバー、スケジュール帳の表紙のフォントはスタンプ風。「出入国カード」を連想させる持ち主を記載するスペースが旅を連想させる。スケジュール帳の表紙は異国のパスポートの手触り

 使って気分が良いのは、素朴で荒削りながらも、本物の革のカバーの風合いが手に馴染んで持ちやすく、外でも堂々と取り出せる質の良さがある。使わない時は、カバーの裏表紙についたゴムで「パチンッ」と閉じられるので、持ち運びにも便利で鞄にも入れやすい。

 実際の旅行はままならなくても「トラベラーズノートブック」を、やがて始まる2014年のパスポートとして携えてはいかがだろう。旅の行程を決めるように、日々のスケジュールを計画し、新たな出会いや経験、心象の一つ一つは、旅の思い出を綴るように積み重ねていくのはきっと楽しい事だろう。

デザインフィル ミドリカンパニー
http://www.midori-japan.co.jp/
製品情報
http://www.midori-japan.co.jp/tr/

普段使っているノートが手帳に早変わり! “シール式手帳” by.阿部 夏子

グリーティングライフの「CUSTOM DIARY STICKERS(カスタムダイアリーステッカーズ)」

 正直、スケジュール管理はスマートフォンやパソコンでしているが、紙の手帳も未だに手放せない。というのも、仕事の打ち合わせの時に日程を確認することが多いから、カレンダーがあった方が便利なのだ。

 ただし、そこでスケジュールを管理するわけではなく、あくまで確認用。そんな私が選んだのは、カレンダーがシールになったグリーティングライフの「CUSTOM DIARY STICKERS(カスタムダイアリーステッカーズ)」だ。

メーカー名グリーティングライフ
製品名CUSTOM DIARY STICKERS
希望小売価格714円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格714円

 各月のカレンダーが別々のシールになっていて、ノートやファイルなどに自由に貼って使える。書き込める欄はほとんどないものの、日程確認という目的であれば十分のサイズ。シンプルで見やすいもの良い。私の場合は、いつも持ち歩いているモレスキンのノートにシールを貼って使っている。既製の手帳だと、書き込む欄が少ないとか、必要ない欄まで用意されていたり、なかなか自分に合うものが見つからないが、カスタムダイアリーステッカーならそんなことはない。いつも使っているノートに貼るだけで、自分オリジナルの手帳が完成だ。

各月のカレンダーがシールになっている。私は愛用しているモレスキンのノートと組み合わせて使っている
好きな場所に好きなように貼れる
私の場合あくまで確認用なので、横には打ち合わせ時の内容などを自由に書き留めている。インデックスシールが付いていて、目的のページがすぐに開けるのも便利

グリーティングライフ
http://www.greetinglife.co.jp/
製品情報
http://www.greetinglife.co.jp/cds2/index.html

書きやすい月単位の日程帳 by.伊達 浩二

「FOB COOP Diary マンスリー B6 ダイアリーノート」

 手帳には、いろいろな機能があるが、私が必要とするのは予定の管理だけだ。日程の管理も、1日のタスクが1つか2つしかないので、マンスリータイプで間に合ってしまう。

 自分の仕事の内容は、その予定の当日になにかやるというよりも、その予定に合わせて原稿や資料を用意するというタイプなので、予定が一目で確認できるマンスリータイプの方が、予定の見落としがなくて良い。

 というわけで選んだのが、キョクトウの「FOB COOP Diary マンスリー B6 ダイアリーノート」だ。

メーカーキョクトウ
製品名FOB COOP Diary マンスリー B6 ダイアリーノート
購入場所有隣堂書店 ヨドバシAKIBA店
購入価格399円

 こいつは、B6サイズなので、手帳というよりはノートに近い印象だ。これぐらい大きいと、予定が書き込みしやすいし、老眼気味の目でも日付の数字や、祝日を示す文字が良く読める。

 用紙やデザインの質は高く、持っていて恥ずかしくない。このノートは、32枚の用紙をホチキス綴じして、64ページに仕立てている。綴じがホチキスなので、ガバっと大きく開けるし、開いたままにすることもできる。

基本は月単位のカレンダー。B6版と大きめのサイズなので書き込みしやすい
ホチキス綴じなので広げやすい
64ページ仕立てなので薄い

 カレンダーは、1カ月分が見開きになっており、2013年10月分から2015年1月分まで、15カ月分が用意されている。今年の分も用意されているので、すぐに使いはじめることができる。

1年分が見開きで見えるカレンダーも用意されている
月単位のカレンダーのあとはメモページになっている

キョクトウ
http://www.kyokuto-note.co.jp/
製品情報
http://www.kyokuto-note.co.jp/special/fob/diary2014/

情報を蓄積する手帳、モレスキンの「シティノートブック」 by.小林 樹

モレスキンの「シティノートブック」。ベーシックなモレスキンの手帳と外観はほぼ同じ

 スケジュール管理をスマートフォンのマンスリーカレンダーアプリに完全移行して、スケジュール帳は持たなくなった。自分にとって手帳の持つ意味も、情報をアップデートしていく場から、情報を蓄積する場へと変わった。

 そこで私が使っているのは、モレスキンの「シティノートブック」だ。ヨーロッパ、北米、アジアの主要都市が、1都市1冊の手帳にまとめられていて、地図、交通情報、単位換算などの情報を引き出せる。2013年10月現在、全44都市がラインナップしていて、このうち自分になじみ深い街である東京版、京都版、ニューヨーク版の3冊を使っている。

メーカーモレスキン
製品名シティノートブック
Amazon価格1冊2,940円
購入場所旅先の行きずりの書店
購入価格1,600円前後

 サイズは、iPhoneよりひと回り大きく、持ちやすい。地図や無地ページがたっぷり用意されているので、書き込みやすい。コインやカードなどを入れておけるポケットも用意されている。カレンダーや日付のページはない。

iPhoneよりひと回り大きい程度で持ちやすいサイズだ
地図ページが豊富で、直接情報を書き込める
手帳の背には、都市の名前がさりげなくエンボス加工されている
たっぷり入るポケットが用意されている

 情報をぎっしり書き込めるので、とにかく便利。旅先だけで使うにはもったいないので、自分の住む街、東京版も愛用している。地図に直接書き込めるし、ここに行きたいというリストや、あそこはどうだったという感想などの情報を、街に関連付けて管理できるのも良い。日常の予定はスマホのアプリでシンプルに管理して、そのほかの情報を補完するにはシティノートブック、と完全に使い分けている。

 京都やニューヨークは、何度も訪れている旅先なので、前回行けなかった場所をチェックするにも効率が良いし、思い浮かんだ時に次に行きたい場所を書き込んでおけば、次の旅行の計画も立てやすい。地図にどんどん情報が溜まっていくのは、楽しさもある。

 ゆえにこの手帳は、1度きりの観光では埋め尽くせない。その街を何度も訪れて、あるいはその街に暮らしながら、じっくりと情報を溜めていけるのが醍醐味だろう。引き続き来年も活用したい。

モレスキン
http://www.moleskine.co.jp/
製品情報
http://www.moleskine.co.jp/Online-Shop/City-Notebooks