編集部員が選んだ 手帳 2015 おもしろ編

　今年も残すところあと2カ月。来年の手帳は用意されただろうか。今回は、昨日に引き続き、家電Watchの編集部員が選んだ2015年用の手帳とカレンダー、ダイアリーをご紹介しよう。

・Life Design Books「江戸帖 2015」 by. 阿部 夏子
・マークス「READING EDiT」 by. 中野 信二
・ロフト「ワナドゥ!! 手帳 映画」 by. 西村 夢音
・デルフィーノ「ベルサイユのばら B6手帳」 by. 西村 夢音

　ビジネス編はコチラ

“読み物”として成立する「江戸帖 2015」 by. 阿部夏子

Life Design Books「江戸帖 2015」

　東京で暮らしているのなら、ちょっと小粋な「江戸帖 2015」はいかがだろう。江戸の暦と時間、二十四季節、七十二候の由来のほか、江戸をテーマとしたコラムが満載の1冊。

　何を隠そう、私は「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などで知られる池波正太郎の大ファンなのだが、「江戸帖 2015」を読んでいると、当時の暦や感覚などが偲ばれてより一層作品を楽しめるようになった。

　街歩きのお供としても楽しそうだが、後半には英訳のダイジェストも付いているので、日本好きな海外のゲストへのお土産としても喜ばれそうな一冊だ。

各月の冒頭ページには、その月の呼び名の由来が書いてある

マンスリーページには江戸にまつまわる充実したコラムが

後半には英訳のダイジェストも付いているので、海外へ行く時のお土産としても喜ばれそう

Life Design Books
http://www.jlds.co.jp/book/
製品情報
http://www.jlds.co.jp/book/2014/09/-2015.html#.VFnNUBb8o6U

本のデータや感想を書き込んで残せる「READING EDiT」 by. 中野信二

マークス「READING EDiT」

　本好きの人にピッタリのアイテムを見つけた。それはマークスの「READING EDiT」。読んだ本のデータを書き込んだり、感想や印象に残った文言の引用を書いて残せる読書ノートだ。小説や紀行のほか、マンガや雑誌など、自分が読んで気に入った本ならなんでも記録を残して良い。

　READING EDiTのメインは、本のデータや感想を書き込む「ブックジャーナル」。本のタイトルや装丁家、読了日やキーワードなど、読んだ本に関する情報を記録として残すことができる。

　実際に書き込んでみたが、キーワードは、基本的にフリースペースとして使えば良い。推理小説なら登場人物や地名、インテリア雑誌なら気に入った写真を切り抜いてスクラップするなど、読んだ本によって内容が変わってくるだろう。

　そのほかにも、読み終えた本の中で気に入っているものを記録する「お気に入りの本」に加え、お気に入りの書店やこれから行きたいブックカフェなどを書き込める「ブックストア・アドレス」など、後で読み返すとワクワクしそうなページが用意されている。

　個人的には、「支出表」も気になるところ。いつ(日付)、なんという本(タイトル)を、いくら(価格)で買ったのかを書き込める。几帳面な人なら、1カ月に使った本の購入費を計算するのにも役立ちそうだ。

ブックジャーナルでは、著者や装丁家、感想やキーワードなどを書き込める

これからは、本をデザインする装丁家にも注目しようと思う

マークス
http://www.marks.jp/
製品情報
http://marksdiary.jp/edit/reading.html

鑑賞した映画を記録できる、ロフト初のオリジナル手帳「ワナドゥ!! 手帳 映画」 by. 西村夢音

ロフト「ワナドゥ!! 手帳 映画」

　ロフトの「ワナドゥ!! 手帳 映画」は、鑑賞した映画のタイトルや、感想を記録できる手帳だ。

　メインのページでは、鑑賞した作品の基本情報や感想、評価を記録する。チラシや半券を貼れる箇所もあるので、持ち帰った思い出を保存できる。見栄えを考えながらチラシの切り貼りをしていると、次第に自分だけのログ手帳ができあがってきて楽しくなった。

　鑑賞方法のチェック欄には「映画館・DVD・オンデマンド・TV」などがあるので、あの映画どこで観たんだっけ……? となったときにも確認できる。

メインページ。作品の基本情報・感想・評価を記録する。右ページ上部にはチラシなどを貼れる

使い方の説明ページもある

　このほか、歴代の興行収入ランキングや映画祭の歴代受賞作など、映画にまつわる情報も掲載されている。

　映画の興行収入ランキングでは、世界のベスト100と日本のベスト100を紹介。映画祭の歴代受賞作は、アカデミー賞と、日本アカデミー賞のものを第1回から順に掲載している。

　この映画ってこんなに人気だったんだ……と、意外な発見もあり、ちょっとした“映画通”になれる手帳だ。

歴代映画の興行収入ランキング

アカデミー賞の歴代受賞作。各部門の説明も掲載している

日本アカデミー賞の歴代受賞作。最優秀主演男優賞などもわかる

ロフト
http://www.loft.co.jp/
製品情報
http://www.loft.co.jp/pages/wanado_diary

ファン必見! キャラクターのセリフ付きベルばら手帳「ベルサイユのばら B6手帳」 by. 西村夢音

デルフィーノ「ベルサイユのばら B6手帳」

　手帳に便利さを求める人もいれば、やっぱり可愛さを重視したい! という人もいるだろう。雑貨店を回っていて、キャラクター系の手帳コーナーの中でひときわ目を引いたのが、人気コミック「ベルサイユのばら」の手帳だ。

　今年は40年ぶりに新エピソードの単行本が発売され、今なお愛され続けている本作品。化粧品やTシャツなどのコラボレーショングッズもあるが、毎日持ち歩ける手帳は「ベルばら」ファンである筆者にとって、かなり魅力を感じた。

　各ページに人気キャラクターがデザインされている。イラストだけでなく、季節に合わせたコメントが付いている点が特徴的だ。5月のページには「ゴールデンウィークはオスカル様とお出かけできるかしら(ドキドキ)」、6月はアンドレが「梅雨のせいで髪型がイマイチキマらない……」など、作中では絶対に出てこないセリフが散りばめられている。

　機能はシンプルで、2014年9月～2015年12月の月間スケジュールと、週間スケジュールページを用意する。週間スケジュールは見開きで、片側がメモページになっているので、余裕を持って書き込める。一般的な手帳と同様に、東京・大阪・名古屋など各主要都市の路線図も備えられている。

月間スケジュールページ。12月はオスカル様が1年を振り返っている

5月はゴールデンウィークに関するセリフなど。季節に合わせたコメントが特徴的

6月は髪型を気にするアンドレ。フランスに梅雨があるのか少し気になる

週間スケジュールは片側がメモページになっている

主要都市の路線図も備える

デルフィーノ
http://www.e-delfino.com/
製品情報
http://www.e-delfino.com/14w_sc/other_co.html