やじうまミニレビュー
タニタ食堂推奨! 塩分濃度を確認できる塩分計「しおみくん」
by 石井 和美(2014/7/7 07:00)
最近、気になっているのは旦那の高血圧。塩辛いものが大好きで、ちょっと気を抜くと勝手にカップラーメンなどを夜食で食べてしまう。それがどれだけ体によくないのか分からせるため、塩分摂取量をチェックできる塩分計「しおみくん」を使って、結果を突きつけることにした!
メーカー名 | タニタ |
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製品名 | 塩分計 しおみくん |
品番 | SO-303 |
希望小売価格 | 5,000円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,235円 |
しおみくんは、体温計を一回り大きくしたようなサイズで、液体にセンサー部を浸け、ボタンを押して5秒待つと塩分濃度が分かるというものだ。
塩分濃度は「うす味(0.4~0.7%)」、「ふつう味(0.8~1.1%)」、「から味(1.2~1.4%以上)」を、6段階のLEDで表示する。正確な数値で表示されるわけではないが、だいたいのめやすは分かるので、「これだとちょっと濃いな」といった判断ができる。
温度は30℃~90℃までの範囲で測定できる。電池はLR44電池を3個使用。1日5回使用した場合、約6カ月で消耗するので、なくなったら交換する。
絶対に「うす味」だと思っていた味噌汁が「ふつう味」だった!
日本人の1日の塩分摂取量は平均10.7gで、目標数値は8g程度だという。さっそく我が家の味噌汁で試してみることにした。
味噌汁は塩分が強いという話を聞いていたので、かなり薄めに作っている。旦那からは「薄い」と文句を言われたこともあるが、わざとそうしている。結果は「うす味」だろうと確信を持っていた。
しかし、いつもの分量で大根と油揚げの味噌汁を作って計測したところ、なんと「ふつう味」の表示が! ふつう味の中では薄い方のランプがついていたものの、こんなに薄い味でも「ふつう」なのかとショックだった。
ふつう味の低い濃度だったので、0.9%程度だ。味噌汁のお椀には160mL入るので、味噌汁一杯で1.44g程度の塩分をとっていることになる。
カップラーメンの塩分も、一目でわかる
あまりカップラーメンは食べないが、たまに食べるときはそれほど塩分を気にせず、なんとなく選んでいた。今回は、旦那が好きなカップヌードルと、カロリーが低そうなスープヌードルで計測してみた。カップヌードルとスープヌードルは、カロリーだけでなく塩分にも差がある。
計測してみたところ、カップヌードルは「から味」で、スープヌードルは「ふつう味」で点灯した。確かに食べ比べてみると、しょっぱさが全く違う。
夜中にこっそりカップヌードルを食べている旦那は、容器に記載してある塩分やカロリーの数値をチェックしないで食べていたようだったが、塩分計で表示された濃度を目で見て、塩分量を実感したようだ。
体によさそうでも、しょっぱいものは気をつけなければダメ
次は、これまた旦那の夜食となっているインスタントスープのたまねぎ味としじみ味を試してみた。しじみスープがやたらしょっぱくて驚いてしまったのだが、後から旦那に聞いたところ、しじみスープは子供にも飲ませたという。
これはちょっと子供にあげるのには塩辛いんじゃないかと訴えたが、「大丈夫だよ、しじみだし、体にいいみたいだし!」と取り合わなかった。
計測してみると、特に塩辛かったしじみスープのほうは「から味」と表示された。たまねぎスープのほうは「ふつう味」だったが、それでも子供には塩分が強すぎる。
しおみくんのおかげで、「塩分が濃い」という証を見せられた。それから旦那は、子供にはあげなくなったようで、ホッとした。
減塩をサポートするのに疲れたら、ぜひ活用を!
もともと「塩辛いものが好き」という人に対して、減塩をサポートするのはとても難しい。自分は薄味好きなので理解しがたいのだが、旦那は味が薄いとすぐに醤油や塩をかけたがり、カップラーメンなどのジャンクフードもこっそり食べてしまう。注意しても「たいしたことない」と聞き流されてしまうのだ。
そんな困った人にこそ、しおみくんをぜひ使っていただきたい。我が家では繰り返し食卓でチェックし、見せているうちに旦那が気にするようになった。なかなか理解してくれず、食生活をちゃんとしない家族への説得材料としても利用できるのは、とても助かる。
他にも小学生の子供達がいるので、特に塩分は濃くなりすぎないよう、注意しなければならない。汁物だけしか計測できないのは残念だが、今後も味噌汁やスープを中心に、こまめに計測しながら気をつけていくつもりだ。
ボタンを押して5秒待つだけなので、手軽に使える。特に高血圧等で塩分を控えたい方、妊娠中でむくみやすい方、お年寄りや小さいお子さんがいるご家庭に、おすすめしたい製品だ。