やじうまミニレビュー

曙産業「レンジでうすやきたまご」

~面倒な薄焼き卵をレンジで簡単に作る!

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曙産業「レンジでうすやきたまご」

 好きな食べ物の1つに冷やし中華がある。冷たい中華麺にきゅうり、ハム、錦糸卵、そして時にはトマトや紅ショウガなんかも加えて、よく混ぜてから食べる。野菜やハムなども一緒に食べられるので、素麺や蕎麦よりも栄養バランスが良いような気がして、夏の間は週1回は作る定番メニューだ。

 そこで、購入したのが今回紹介する曙産業の「レンジでうすやきたまご」だ。冷やし中華は基本的に簡単に作れるメニューだが、その中で唯一手がかかるのが錦糸卵。フライパンで1枚、1枚丁寧に焼いてから、細かく切るので、それなりに手間がかかる。レンジでうすやきたまごは、その名の通り、薄焼き卵を電子レンジで作れるという。

メーカー名曙産業
製品名レンジでうすやきたまご
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,119円

 本体は、直径260mmの円形トレー3つから成る。内訳は卵を入れるトレー、その上から卵を均一に伸ばす内蓋、内蓋を押さえるための外蓋の3つだ。薄焼き卵を作る時はまず、トレーに少量の水を入れて、内蓋、外蓋をかぶせて電子レンジで本体を温めるところから始める。あらかじめ本体を温めておいた方が失敗が少ないという。

 その後、水気をよく拭き取ったら、トレイ表面と、内蓋の内側にキッチンペーパーなどを使って油を広げて、トレイに溶き卵を大さじ3杯(45ml)入れて、その上から内蓋と、外蓋をかぶせて、600Wで約1分20秒加熱すればできあがりだ。言葉で説明すると少々めんどくさいようにも感じるが、作業自体は単純なのですぐに慣れる。

本体は3つのトレーから成る。黄色いのが外蓋、その右がトレー、半透明なのが、内蓋
最初にトレーに少量の水を入れて、1分30秒ほど加熱する。そうすることで、本体を温める意味があるという
キッチンペーパーに少量の油を含ませてトレーと内蓋に塗る
大さじ3杯の溶き卵をトレーに入れる
内蓋をかぶせると卵が広がる
600Wで1分20秒ほど加熱する
本体が熱くなっているので、電子レンジから取り出す時はトングなどを使う
加熱後の卵
トレーから卵を取る時は菜箸などを使う

 ポイントは1枚焼くごとに油を塗ること、溶き卵をきちんと計量して入れることの2つだ。大さじ3杯と聞くとかなり少ないようにも感じるが、実際にはこれで十分。内蓋でしっかり卵が広がって、薄くて均一な卵焼きができあがる。卵2個を使った場合、3枚の薄焼き卵が作れる。

 できあがりもなかなか良い。時折小さな穴が空いてしまうこともあるが、冷やし中華の場合、細かく刻んでしまうので、ちょっとくらいの穴なら全く問題ない。

卵2個で3枚の薄焼き卵が作れる
穴が開いてしまうこともあるが、錦糸卵を作る場合、全く気にならない
油っぽくないので、切りやすい
見た目にも美しい錦糸卵ができ上がった
冷やし中華にトッピングしたところ

 正直、最初は「わざわざレンジで作らなくてもフライパンで十分作れるよ」と思っていたが、実際作ってみるとこの製品を使う利点がわかった。まず、薄さが均一なこと。もう1つは大きさもだいたい同じ仕上がりになることだ。大きさと薄さが揃っているので、見た目も美しく、切りやすい。

 フライパンで作った時に比べて、油の量が少ないので、油っぽくないさっぱりした錦糸卵ができあがる。

 また、ガスを使わないというのも利点だ。この時期、料理をしているとキッチンがものすごく暑くになってしまうことがあるが、それを少しでも抑えることができる。また、1人暮らし用の物件では、ガスが一口しかないということもよくある。レンジでうすやきたまごを使えば、お湯を沸かしながら、レンジで卵を調理できるので、効率的に作業できるだろう。

 薄焼き卵を作っている時に、「見た目がクレープみたいだな」と思っていたら、思った通り、レンジでうすやきたまごでは、クレープも作れるという。取扱説明書にはホットケーキミックスを使う簡単なレシピが掲載されていた。今回は試していないが、これは子供が喜びそう。夏休み中のお昼に、デザートにと大活躍しそうなアイテムだ。

阿部 夏子