やじうまミニレビュー
テント「Display Cleaner」
~黒板消しのデザインの液晶クリーナー
by 片岡 義明(2013/5/20 00:00)
液晶ディスプレイの表面に付いた埃や皮脂汚れを掃除するためのディスプレイクリーナーというとクロスやローラー、モップのタイプが多いが、今回紹介する「Display Cleaner」は木製のグリップを搭載した珍しいディスプレイクリーナーだ。
メーカー | テント(TENT) |
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製品名 | Display Cleaner |
購入場所 | 直販サイト |
購入価格 | 2,940円 |
外観は、むかしの小中学校で使われていた黒板消しにそっくり。グリップ部は無垢の木を使った職人の手作りで、サイズは52×126×29mm(幅×奥行き×高さ)と、昔ながらの黒板消しと同じサイズ。大きすぎず小さすぎず、持ちやすい絶妙の大きさだと思う。
持ち手の木はウォルナットとブナの2種類から選択可能で、今回のレビューではブナを選択。木材の加工は静岡県の家具工房による手作りだそうで、触るとすべすべした木の質感が実に気持ちいい。
もちろんクリーナー部は黒板消しそのままというわけではなく、ディスプレイクリーナーとしてよく使われる超極細繊維(マイクロファイバー)を採用しており、ディスプレイに付いた指紋などの皮脂汚れや埃を効果的に除去できる。
中のスポンジがディスプレイに押し付けられる力をほどよく分散し、しっかりと拭ける。クリーニング液などを付けなくても、そのまま拭けば画面に溜まった埃も1回できれいに取り除けるし、全長126mmと長さがそこそこあるので、広いディスプレイも効率よく拭けた。
取り除いた埃はマイクロファイバーに絡みついて白い筋となって残るが、ゴミ箱の上で手で軽く叩けば埃が落ちて、再びきれいになる。水洗いも可能なので、油分が付いた場合は中性洗剤を含ませれば洗い流せる。
デザインだけでなく、拭き心地の良さが魅力
Display Cleanerはそのデザインや木の手触りの良さももちろん魅力なのだが、実はこのクリーナーの最大の魅力は拭き心地の良さにある。力を入れてしっかりと拭ける感触が実に気持ちよく、とくに汚れが付いてなくても何回でも掃除したくなるほどやみつきになる。
クリーナークロスに比べるとかなり割高に思えるかもしれないが、個人的には価格に十分見合う製品だと思った。レトロ趣味な人にはもちろん、性能のいいディスプレイクリーナーを探している人にもぜひおすすめだ。