やじうまミニレビュー
レイメイ藤井「PENCUT mini」
レイメイ藤井「PENCUT mini」 |
最近、ペン型のスリムな文房具をよく見かける。持ち運びに便利なので、見かけるたびについつい買ってしまう。これまでに、スリムなステープラー、テープのり、ペンケースなどをレビューしてきたが、今回手に入れたのは、はさみだ。
レイメイ藤井の「PENCUT mini(ペンカットミニ)」は、キーホルダーサイズの携帯用はさみで、とにかく細くて小さい。それなのに、簡単な操作ではさみにトランスフォームして、意外とちゃんと使えるのだ。
メーカー | レイメイ藤井 |
製品名 | PENCUT mini |
希望小売価格 | 525円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 375円 |
レイメイ藤井では以前「PENCUT(ペンカット)」という製品を世に送り出しており、弊誌でも既にレビューしている。
この従来のPENCUTもペン型のはさみで、本体サイズは15×15×128mm(幅×奥行き×全長)、刃渡りは46mmだった。これでも十分にスリムだったが、新製品のPENCUT miniではさらに小型化された。本体サイズは12×11×95mm(同)で、刃渡りは29mm。手のひらサイズよりもさらに小さくなった。
パッケージは透明で本体が見える | 普通サイズの事務用はさみと比較するととても小さい | つまようじと並べたところ |
PENCUT miniの使い方はシンプルな2ステップだ。まず、携帯用ストラップを備えたキャップを外す。そして次に、左右2カ所の白いつまみ「スライダー」を刃先に向かってスライドさせる。すると、左右に細い輪っか「ハンドルループ」が現れる。準備はこれだけだ。
この輪っかに指を通すと、普通のはさみのように刃が開く。なおハンドルループはPE樹脂製で、ちょっと引っ張ったくらいではちぎれない強度がある。
側面に付属する白いツマミが「スライダー」 | 「スライダー」を刃先に向かってスライドさせる。端までスライドすると固定される |
「ハンドルループ」が出てきた | 指を通したところ。指の太い人にはキツいだろう |
実際に色々な紙を切ってみた。刃渡りは29mmで、実際に切れる長さは最大22mm程度と短いが、切れ味は良い。刃の素材は刃物用ステンレス鋼で、普通紙のほか、ティッシュもサクサク切れた。ただし、厚さ1mm強の硬い厚紙にはほとんど刃が立たなかった。
実際に切れる長さは最大22mm程度 | 普通紙を切ったところ。切れ味は良く、まっすぐに切れる | ティッシュもサクサク切れる |
セロテープもきれいに切れる | 厚紙はNG |
ストラップが付属しているため、携帯電話やポーチにキーホルダー感覚で取り付けることもできる。もちろんペンケースにもおさまるので、持ち運びに便利だ。私は買った商品を開封する際やタグを切る時、郵便物を出す時などにも使っている。
スリムなペンケースにも収まる | ストラップにもなる。キャップはしっかりはまっていて、今のところ取れたことはない |
このほかにも、ソーイングセットと一緒に出張先や旅先に持ち歩けば、万が一ボタンが取れた時にもすぐに縫い付けて糸をカットできるし、女性であればメイク道具と一緒にポーチに入れておくといざという時に便利だろう。
1カ月以上使っているが、切れ味は落ちていないし、コンパクトだが安っぽくない点も気に入っている。
刃渡りが短いため、長いものを切るには不向きで、用途は限定される。しかし、出先で急を要した時に役立つアイテムだ。持ち運びに便利なはさみを探している方、道具がかさばるのが嫌な方に、試してみていただきたい。
2012年 8月 20日 00:00
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