やじうまミニレビュー
無印良品「紙とあそぶレゴブロック きほんのセット透明色」
■子供たちの大好きなレゴブロックが無印良品とコラボ
無印良品「紙とあそぶレゴブロック きほんのセット透明色」 |
カラフルなブロックでお馴染みの「レゴブロック」は、ブロックでさまざまなものを作って遊ぶ子供用の玩具だ。我が家の子供達も大好きで、レゴブロックでロボットや電車など、思い思いに作って楽しんでいる。レゴの良さは、色々な遊び方ができることだ。想像力を膨らませて、簡単に自分の世界を作ることができる。
今回紹介するのは、紙とレゴブロックを組み合わせて遊ぶことができる無印良品の「紙とあそぶレゴブロック きほんのセット透明色」だ。レゴブロックだけでも十分楽しく遊べるが、紙を組み合わせられるのはさらに世界が広がりそう! このセットで遊ぶには、別売りの「レゴブロック穴パンチ」も必要なる。今回は一緒に購入した。
メーカー | 無印良品 | |
製品名 | 紙とあそぶレゴブロック きほんのセット透明色 | レゴブロック穴パンチ1穴 |
販売価格 | 2,320円 | 1,200円 |
購入場所 | 無印良品ネットストア |
「紙とあそぶレゴブロック きほんのセット透明色」は、紙に絵を書いたり、自由な形に切り取って、レゴブロックと組み合わせて楽しむおもちゃだ。本体は、あらかじめ穴が開いた紙が4枚、穴があいていない紙が4枚、8種類120個のレゴブロックがセットになっている。紙の色は全て違っていて、藤色と黒色の紙だけが不透明で、あとは半透明になっている。半透明の紙は、重ねて使用してもきれいだ。
紙とあそぶレゴブロック きほんのセット 透明色 | レゴブロック穴パンチ1穴・テンプレート付 | セット内容は紙、型紙、見本、レゴブロック、レゴブロック明細 |
レゴブロックは120個入り | 紙は8枚入り。透けるので重ねて使ってもきれい | さまざまな形のレゴブロック。色も鮮やか |
右側の白と赤のレゴは通常の大きさ | 通常のレゴに組み合わせて遊ぶこともできる |
基本的な使い方は、別売りの「レゴブロック穴パンチ」を使って、紙に穴を開けて、そこにレゴブロックを差し込んでいく。レゴブロック穴パンチには、レゴの凸部分と同じ間隔で並んだテンプレートが付属しているので、鉛筆などで紙にあらかじめ目印を付けてから、穴を開けていく。なお、このパンチがないとレゴブロックを使った作品を作れなくなってしまうので、忘れずに同時に購入していただきたい。発想力次第で、色々な遊び方ができそうだ。
レゴブロック穴パンチはシンプルな白 | テンプレート | イラスト入りでわかりやすい説明書 |
レゴブロック穴パンチの裏側 | カラフルな型紙。どれを作ろうか、迷ってしまう |
■自由な発想で自分だけの作品作りができる
決まった使い方、遊び方ははない。自分の好きなように紙に直接描いたり、切ったり、レゴブロックを組み合わせる。とりえあえず、作品例を見ながら型紙を利用して作ってみることにした。
はじめに型紙を切り抜き、紙をあてて切る。黒い紙にパンチで穴を開けて窓を作り、裏にカラフルな半透明の色を組み合わせてみたところ、幻想的な切り絵風になった。
切った型紙を紙の上にのせて、まわりを切っていく | 穴開けパンチで穴を開ける。裏側の穴の部分は四角くガイドがあるので見やすい。その下のスリットから切り取った穴が出てくるので、ひとつひとつ取り除く | 切り抜かれた丸い紙。これはこれで何かに使って遊ぶことができそう |
重ねて使う場合、同じものを2つ作る。1つは穴を開けて、1つは穴を開けないレゴブロックを刺す部分は除く | このように重ねると、きれいなキノコが! | 完成!! レゴブロックを使って立たせてみた。幻想的!! |
次に娘に作らせてみた。娘は見本や型紙には全く興味ないようだ。紙にいきなり絵を描き始めて、チョキチョキと切ってしまった。
紙は厚すぎず薄すぎず、レゴブロックにはさみやすいしっかりとした質感だ。発色もきれいで、小さな子供が手に持って切るのにもちょうどいい大きさなので、扱いやすいようだ。
付属のレゴブロックはとても小さいので、慣れるまで付けたり外したりが大変だ。娘6才は少々不器用ということもあるが、非常に苦労していた。この作業に関しては、もう少し上の年齢の子供の方が向いているだろう。途中で挫折しそうだったので、大人が手伝うことにした。
娘はいきなり紙に描き始めた | テンプレートの使い方もすぐに理解し、どんどん進めていく | 楽しそうに穴を開けている |
完成した作品は2つ。1つは「富士急ハイランド」で、もう一方は「海の中」だそうだ。海はともかく、富士急ハイランドは……という感じだが、以前遊びに行って楽しかったことを思い出したようだ。本人はジェットコースターなどを立体的に再現したかったらしい。
子供の発想は自由でおもしろいなあと笑ってしまった。この使い方ではレゴブロックの特徴を生かし切れていないような気もするが、本人は大満足のようだ。せっかくの作品なので、しばらく飾って置いた。
こちらが「富士急ハイランド」だそう。真ん中のヒラメみたいな緑のモノは、ジェットコースターだそうだ… | こちらは「海の中」。貝、魚、イカ、タコが楽しそうに泳いでいる。娘は小さいレゴの扱いに苦労していたようだ |
娘が紙を消費してしまったので、私は型紙も利用して虫や魚を作ってみた。単純な作業ながら、立体的にできあがるのが楽しくて、大人もつい夢中になってしまう。
付属のレゴブロックは色も形もさまざまで、組み合わせを変えると印象も変わる。個人的には、レゴブロックをうまく使って、切り取った紙を立てて使うのが楽しかった。
真ん中にある魚の型紙は、穴の色が赤色になっている。これはレゴブロック穴パンチでは開けられないので、あらかじめ穴の開いている紙を使う | 穴の開いている紙は4枚入っている。レゴブロック穴パンチでは、このような場所には開けられない |
切った魚をブロックでとめてみた。カワイイ! | このようにつないで輪っかにすることも可能 | 芋虫風のオブジェを作った。簡単に立体的なオブジェが作れるので楽しい |
夢中になって作っていると、付属の紙はすぐなくなってしまう。もちろん市販の紙でも代用できるが、付属の紙は厚さや色合いが絶妙で扱いやすい。できればもう少し、付属の紙の枚数を増やして欲しい。
無印良品では、今回紹介した「紙とあそぶレゴブロック きほんのセット透明色」以外にも、レゴブロックのピース数が多いタイプや、どうぶつが作れるタイプなども用意する。なお、「きほんのセット透明色」は在庫店頭限りとなり、現行タイプとしては「紙とあそぶレゴブロック・とうめい レゴブロック120ピース・紙8枚」が用意されている。
■子供と一緒に作れば、新たな発見が!
切り取った紙をレゴブロックでとめれば、平面だった絵が立体的になる。子供にとってはこれが大きな発見となり、嬉しいようだ。
紙の質感とプラスチックのキラキラした質感が組み合わさって、塗り絵や切り絵より、表現できる世界が広がる。想像力が豊かな子供は、大人と違ってさまざまな世界を作り出すので、見ているとおもしろい。立体的な絵のようにしたり、紙相撲のようにして遊んだり、子供の個性によって遊び方は無限大だ。
特にお勧めしたいのは、子供に任せきりにせず、親も一緒に作ること。お互いに考えもつかなかったアイデアが思いついたり、分担して作るのは、思いのほか楽しい。同じ作品を作ったり、完成した作品を見て感想を伝え合うのもおすすめ。親子にぴったりの製品だと言えるだろう。
2011年 3月 23日 00:00
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