やじうまミニレビュー

メガハウス「スイートバブルバス」

~子供が喜ぶ! シャボン玉付きバブルバス
by 石井 和美


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


メガハウス「スイートバブルバス」

 最近、下の子供(2歳)がお風呂を嫌がって困っている。

 特に湯船に浸かるのが苦手のようで、すぐに出てしまう。寒い時期はゆっくり浸かって欲しいのだが、上手に誘うことができない。いつもお風呂に入れるまでが一騒動で、それだけでグッタリだ。

 なんとかして「お風呂は楽しい」と思ってもらえないものかと考えていたところ、「スイートバブルバス」というバスグッズを見つけた。憧れのバブルバスが楽しめて、シャボン玉も作れるという。これならお風呂が苦手な子供も楽しめそうだ。さっそく購入して試してみることにした。



メーカーメガハウス
製品名スイートバブルバス
希望小売価格4,179円
購入場所Amazon.co,jp
購入価格4,179円


 通常、バブルバスを使用するときは、お風呂の蛇口などの下にバブルバス剤あるいはボディーソープなどを落とし、お湯をその上に勢いよく注いで泡立てるが、スイートバブルバスでは、湯船にお湯を張った後に使用する。

 本体に市販のボデイーソープまたはバブルバス剤を入れてからタンクにお湯を注ぎ、空気孔をおさえて10回程度振って混ぜる。あとは、泡吹き出し口をお湯で十分濡らしてからスイッチを右に回すと泡が出てくる。シャボン玉を出すときはスイッチを左にまわす。操作はこれだけなので、とても簡単だ。

 本体サイズは170×150×210mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は本体のみで630g、電池込みで870gだ。電源は単二電池電池4本(別売)で、計量カップと取扱説明書が付属する。本体は完全防水ではないので、あやまって落下しないように浴槽の安定した場所に設置する。

本体はホワイト厚みがあるので、置き場所をはじめに確保する横には泡とシャボン玉を切り替えるスイッチがある
前面に泡吹き出し口上にはシャボン玉吹き出し口シャボン玉吹き出し口のパーツは、本体を逆さまにするとすぐに外れる。なくさないように注意する

 使用できる液剤は、バブルバス剤またはボディソープだ。我が家では小さな子供と一緒に入るため、ボディソープではなくて入浴剤タイプのバブルバスを用意した。なかなか見つからなかったのだが、近所の薬局で子供用の薬用泡入浴剤を見つけることができたので、こちらを使用することにした。

やっとのことで見つけた泡入浴剤タンクのフタをはずし、ここから泡入浴剤とお湯を入れる内側のラインをめやすに入れる(約10ml)
先に泡入浴剤を入れるフタにある空気穴をおさえて、本体を10回振る

泡が大量に出てきてビックリ!憧れのバブルバスでリラックス

 はじめに泡を出してみることにした。スイッチを回したとたん、モーター音のような低い音と共にブクブクと泡が出てきて、あっという間にお風呂を埋め尽くした! 泡の量は1回分で十分だ。


どんどん出てくる泡。見ているだけで楽しい
本体は安定した浴槽の隅に設置スイッチを入れたとたん、泡がブクブクと出てきた!撮影していたら娘がやってきて大喜び。「早く入りたい!」と催促される

 子供達は大喜びだ。上の子(6才)は「天国みたい」とウットリしていた。2才の下の子は、モーター音に驚いていたが、次第に慣れてきて泡で遊んで大ハシャギだ。いつもは湯船にいれたとたん「もう出る」と騒いでいるのだが、長く遊んでしっかり体が温まった。これはいいかも!

 泡はしばらく遊んでいるうちに消えてしまうが、お風呂を上がるまでは多少残っている。これだけ泡で遊べれば十分だ。バブルバス剤なら、お湯を取り替えなくてもそのまま別の人が後から入ることができるので、経済的でもある。

 気になったのは、ドライヤーのような動作音。泡は数分でいっぱいになるので、ゆっくり泡風呂を楽しみたい方は、泡が出終わってから本体のスイッチをオフにしてから浸かったほうが、リラックスできるように思う。

 また、注意していただきたいのは、小さな子供の転倒だ。バブルバス剤を入れると湯船の底がヌルッとして、転びやすい。モーター音は意外に大きいので、大人が頭髪などを洗って目を離した間に子供が音もなくスルッと転倒してしまうと、気付かない場合がある。

 泡だらけのお風呂では、子供の位置を確認しづらいので、親も慌ててしまう。たった数秒でも救出が遅れると子供は大変な恐怖を感じるので、特に小さな子供と入る場合は、目を離さないようにくれぐれも注意していただきたい。

シャボン玉は弾けるようにポンポン出てくる

ポンポン出てくるシャボン玉

 泡風呂の後にシャボン玉をする場合は、バブルバス剤を追加する必要がある。

 シャボン玉はスイッチを左側に回すと、2分ほどして徐々に出始める。想像するようなフワッと漂うようなシャボン玉とは違い、ポップコーンのように勢いよく飛び出て弾ける。バブルバス1回分で、シャボン玉が出る時間は約10分程度。

 2つの大きな穴からシャボン玉が出てきて、まわりの小さい穴がシャボン玉を飛ばす送風口となっており、風を吹き出す。送風口は上を向いているので風はこちらにくることはなく、寒さを感じることはない。

 子供達はシャボン玉を眺めたり、つかまえる遊びをしたりして楽しそうだ。


シャボン玉が出てくるスピードは速い。ポップコーンのよう

 なお、弾けたシャボン玉が肌に当たると冷たく感じる。ぬるま湯を入れて混ぜておいても、風でシャボン玉を飛ばしているので、シャボン玉が上に上がって弾けるまでに冷めてしまうようだ。冬にシャボン玉で遊ぶときは、少し熱めのお湯でバブルバス剤を混ぜておくことをおすすめする。

子供達に大ウケ!!お風呂を嫌がらなくなった

 使用後は残ったバブルバス液を捨てて、シャボン玉吹き出し口のパーツを取り外してから洗い流す。タンクもよくすすぎ、スイッチをいれて中に残った水を完全に出す。

 完全防水ではないので、電池をセットしているスペースにも水が入りこむことがある。必ず取り外して乾燥させるのだが、ドライバーを使用しなければならないのは少々面倒だ。

単二のアルカリ電池を4本使う。電池ブタの取り外しはドライバーが必要使用したら、必ず電池をはずす
泡風呂&シャボン玉で子供達は大喜び!

 我が家では1回のお風呂で、3回分の子供用バブルバス剤を使用している。880円のバブルバスは約15回ほど使用できるので、1回あたり約59円。泡風呂1回、シャボン玉2回で使用すると、合計約177円となり、ちょっと高いなあ……という印象だ。ボディソープを使用するなら安く楽しめそうだが、もう少しバブルバスの種類が増えて、1回あたりの単価が下がってくれると嬉しい。

 さすがに毎日使うと飽きてしまいそうなのと、入浴剤代と電池代が気になって、2~3日に一度使用しているが、「泡風呂の日」と子供達は楽しみにしている。日々のバスタイムにメリハリができたので、導入してよかったと思う。

 何より、あんなにお風呂を嫌がっていた下の子が、泡風呂ではない日もすんなりお風呂に入るようになった。今まで大変だったのでとても嬉しい。

 今回はお風呂嫌いな子供がいる家庭での使用レポートとなったが、子供だけでなく全ての方におすすめできる。「ハリウッド女優気分で憧れの泡風呂に入りたい!」という方も、ぜひお試しいただきたい。




2011年 3月 1日   00:00