やじうまミニレビュー
軽くてスマート! テープカッターの革命児「TATETA」
by 川端 衣里(2016/5/9 07:00)
斬新な商品が次々に登場する文房具業界には珍しく、これまでほとんど形状に変化がなかったテープカッター。ずんぐりとして重く、デスクの上でやたらと存在感を発揮する……そんな従来品とは、もうおさらばです。
今回ご紹介する「TATETA」は、超軽量でかる~く切れる、全く新しいカタチのテープカッター。あなたのデスクの新定番となってくれること請け負いです。
メーカー名 | ナカバヤシ |
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製品名 | テープカッター TATETA |
実売価格 | 679円(Amazon) |
本体サイズは155.5×66×167mm(幅×奥行×高さ)。重さは約210gで、かなり軽い印象です。我が家にあったテープカッターの重さを計ってみたところ、1,210gだったので、わずか17%ほどの重量しかないことになります。
対応テープサイズは幅12~24mm、長さ50mまでのセロハンテープに準じるテープ類で、大巻、小巻どちらにも対応しています。一般的なテープカッターで使えるテープは、ほぼ全てTATETAでも使用可能であると言って良いでしょう。カラーはブルーのほか、ホワイトとピンクの3色が用意されています。
なんといっても軽い! なのに安定性アリ
軽量でも、安定性が悪いというわけではありません。下に張り出した長い2本の足のような部分と、裏面の滑り止めがうまくバランスを取ってくれています。
カッター部分は、軽い力でキレイに切れるという特殊な刃が搭載されており、ギザギザの少ない切り口を採用。テープを切る際は従来品のように引っ張りながらではなく、斜め下方向にひねるようにして切ることがうまく使うポイントです。
移動が苦にならない軽さなので、サッと持ち運ぶことができ、さまざまな場面で活躍しそうです。
テープが刃から浮きがちに
1つ気になったのは、使わないときにテープが浮いてしまうことです。従来品が刃の奥にテープをくっつけておくスペースとして8mmほどの幅を取っているのに対し、TATETAはわずか3mmほどしかありません。テープは垂直に下に伸ばしてくっつけている状態なので、意識して使わないと空気抵抗からテープがはずれてぴょんと上を向いてしまいがちです。
外れて反り返っていたテープは粘着力が落ちている気がするので、一度引っ張ってから切り、もう一度同じことをやろうとすると、急いでいる時などには結構イライラしてしまいます。多少重くなることと引き換えでも、是非改善して頂きたいところです。
以上のように、メリットもデメリットも両方ある商品ですが、画期的な軽さと価格の安さは、一見の価値アリです。オフィスで使えば間違いなく目立てるこのTATETA、試しにお一ついかがでしょうか。