やじうまミニレビュー

1枚ずつきっちり切れて、生活感も見せないキッチンペーパーホルダーに惚れぼれ

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

ベストなキッチンペーパーホルダーを長年探してきた

オークスの「キッチンペーパーハンガー」

 頻繁に使うキッチンペーパーは、さっと手を伸ばせば使えるところに置いておくと便利だ。また手が汚れていたり、ふさがっていることが多いので、片手でさっと切れると嬉しい。

 長年、使いやすいキッチンペーパーホルダーを探し、いろいろ使ってきたが、最近まで使っていたのは吊り戸棚に引っ掛けて使うワイヤータイプのもの。手が届きやすい場所に設置でき、見た目もシンプルなので気に入っていたが、1枚ずつ切るためには両手を使わないといけない。最近、ワイヤーもゆがんできたのも気になっていた。

 そこで新たに購入したのが、同じく吊り戸棚に取り付けるタイプのオークス「キッチンペーパーハンガー UFS3」だ。

メーカー名オークス
製品名キッチンペーパーハンガー
実売価格3,780円(Amazon価格)

 全面が鋼板で作られているため、結構がっちりしている。キッチンペーパーの対応サイズは、直径12cm、幅24.5cmで、ドラッグストアで購入できるキッチンペーパーであれば、問題なく入る大きさだ。

今まで使っていたキッチンペーパーホルダー。使いやすくなかなか気に入っていた
オークスのキッチンペーパーハンガーの裏側。ここにキッチンペーパーを乗せて使う

 設置は、吊り戸棚に引っかけるだけ。自重で結構安定するが、さらに粘着シートが付いているので、使っているうちに動いてしまうこともない。以前使っていたものは、吊り戸棚に対して垂直に設置するタイプだったため、奥行きがない場所には設置できなかったが、こちらは奥行き12cmあればOKだ。ただし、今度は本体幅27cmぶんが必要となる。

以前は取り付けられなかった奥行きのない場所にも設置できた
粘着シートでしっかり固定される

本当に1枚ずつキレイに切れた!

 さっそくキッチンペーパーを差し込み、取り出し口から1枚目の先端を引っ張って設置した。こうして見ると、キッチンペーパーが丸見えにならないため、生活感が出ないのがいい。1枚引っ張ってみると、切れ目のところできれいに1枚切ることができた。

向かって右側から差し込んで入れられる
キッチンペーパーがほとんど見えず、すっきりしている
右側から手前に引っ張っていくと……
切り目のところで徐々に切れ始め……
きれいに切れた

 片手でこれだけキレイに切れるのは、なかなかスゴいと思う。今までの経験上、「片手で切れる」と言いつつ、引っ張る角度にコツが必要なものが多く、急いでいるときほどうまく切れないものが多かったからだ。しかし、これならほぼ確実に、1枚ずつ切ることができる。

 実は使い続けてわかったことがある。画像ではトイレットペーパーのように右から左に切っており、それで満足していたのだが、そんなまどろっこしいことをしなくても、真ん中から上に向けてガッと引っ張れば、ザっと簡単に切れるのだ。

この切り口にこだわりがあるらしい
左側奥のブツブツが、片手の代わりにキッチンペーパーを押さえてくれているのだろう

キッチンタイマー、レシピがマグネットで付けられる

 このホルダーは鋼板でできているため、マグネットが付けられる。一般的に冷蔵庫に付けることが多いキッチンタイマーも、目の前にあれば、あと何分か、ちらちらチェックできるのがいい。またプリントアウトしたレシピを貼ることもできる。

キッチンタイマーが目の前にあると「あと何分?」が確認しやすい
食材で埋もれがちなレシピを目の高さに掲示できる

 このホルダーは、今まで使った中で一番良かった。冷蔵庫にマグネットで貼るタイプから立てるタイプまでいろいろ試した結果、自分の中で「吊り戸棚下が一番使いやすい」という結論には達していたが、これは以前使っていたものにはない、「片手でさっと切れる」という利点がある。

 何よりキッチンペーパーが剥き出しにならず、スタイリッシュに見えるのがいい。気をつける点といえば、鋼板なのでうっかり頭をぶつけるような場所は避けることだろうか。その他、設置場所の条件が合いそうなら、ぜひともオススメしたい。

まるで最初から設置してあったかのように吊り戸棚ともなじんでいる

田中 真紀子