やじうまミニレビュー
鶏の照り焼きも! 電子レンジで焼き料理ができる「スマートヒート」
by すずまり(2016/4/11 07:00)
時間が無い、疲れた、調子が悪いなどなど、さまざまな理由で料理するのが非常に面倒なときがある。あるものでパパッと簡単に1品できたらいいのに、と思っているなら「スマートヒート」を試してみよう。
「スマートヒート」とは、アルミニウム配合シリコーン樹脂でできた電子レンジ加熱調理用の製品。三角形で3辺から羽のようにカバーが広がっており、食材を包んで加熱できる。シリコーン樹脂だけに耐熱温度は220℃となっている。
折りたたむと 約19×24×4cm(幅×奥行き×厚み)、広げると約30×39×1cmで、深さは1cmとかなり浅い。食材を入れにくそうだし、そのまま食卓にだせるサイズではなさそうだ。これまでのシリコーン調理グッズと何が違うのだろうかと、使う前は疑問だった。
メーカー名 | 東洋アルミエコープロダクツ株式会社 |
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商品名 | スマートヒート |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 4,298円 |
ポイントは練り込まれたアルミニウムの粒子にあるという。全体をすっぽりまるごと包めるうえ、アルミニウムのおかげで、電子レンジで加熱したときに容器も熱くなり、加熱効率が上がるという。そこで付属のレシピ集も参考に使ってみたが、ちょっとした焼き料理もできる便利な製品だと分かった。
5分で鶏肉の皮がいい色に!
たとえば、レシピ集にある「鶏肉の照り焼き」。材料の準備から口に入れるまで、10分くらいだっただろうか。なのに、皮に美味しそうな焦げめがつきつつ、全体はふっくら、しっかり味もついてご飯が進む1品となった。
材料は鶏もも肉を1/2切れ、アスパラガス1本。味付け用に小麦粉、オイル、醤油、みりん、砂糖を使う。一口大にカットした鶏肉に小麦粉をまぶし、味付け用のタレを絡めたら、スマートヒートにカットしたアスパラガスとともに並べて包み、600Wで5分加熱するだけ。お弁当のおかずに簡単かつ食べ応えのあるものが欲しい、なんてときにも便利そうだ。
たらのアクアパッツァ風料理もたった4分
続いてレシピ集を少々アレンジした、たらのアクアパッツァ風の1品。これもとても簡単で、たら1切れ、ボイルホタテ2個、プチトマト4個、スライスマッシュルーム1個分をスマートヒートの上に乗せて、上から塩胡椒、水、白ワインを回しかけただけ。600Wで4分加熱すると、あっという間にシーフード料理のできあがりだ。
お皿に移し替えて、ドライパセリを散らしてみたところ、とても電子レンジで4分だったとは思えない仕上がりになった。家で飲んでいる最中にもう1品ほしい、急な来客でも、見栄えのする料理をパッとだしたいというときによさそうだ。
冷えた発芽玄米ご飯も、4分でおいしい1皿に大変身
「スマートヒート」を使っていて感じたのは、全体がムラなくしっかり加熱されているということ。そこで、冷えて食べにくい発芽玄米にいいのではと思い、たらの残りを使って炊き込みご飯風の1品にチャレンジしてみた。結果は大正解。
作り方はこれまた簡単で、「スマートヒート」に茶わん軽く1杯分の発芽玄米(炊いた後保存していたもの)を敷き詰め、その上にたらの切り身ともやし、しめじを乗せただけ。上からおろしにんにくとみりん入りのお醤油を回しかけたら、600Wで4分加熱してみた。ほぐしながら器に移し、刻んだねぎを混ぜたら完成だ。
茶わんでいただくいつもの発芽玄米とはまるで違う、食べやすい一皿となった。殻つきであることは変わらないが、非常に食べやすい。これならあつあつの美味しいダイエット食が作れそうだ。