やじうまミニレビュー
冷凍した食品を速攻で解凍!「解凍巻きす」
by 川端 衣里(2016/4/22 07:00)
料理をされる方ならお肉や魚をまとめ買いして冷凍しておく人も多いかと思いますが、面倒なのが解凍の時です。さあ料理をしよう! と思ってから常温解凍を始めればなかなか解凍できずにイライラし、レンジを使えば解凍ムラができ、はたまた前の晩から冷蔵解凍を試みれば、そのまま忘れてしまって数日後に発見する……。
単に私の要領が悪いだけかもしれませんが、皆さんも一度は経験のあることだと思います。そこで今回ご紹介するのが「解凍巻きす」。
熱伝導性の高いアルミニウムのプレートで冷凍した食品をぐるりとくるみ、置いておくだけでムラなく美味しく、スピーディに解凍できる便利なアイテムです。
メーカー名 | シー・シー・ピー(CCP) |
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製品名 | 解凍巻きす |
実勢価格 | 4.009円(Amazon.co.jp) |
解凍巻きすの本体サイズは410×320×17mm(幅×奥行×高さ)で、重さは935g。幅3cmのアルミのプレートが8本、両端はシリコンキャップでカバーするように覆われており、そのカバーに同じくシリコンの紐を通す形で、一つに繋がれています。
紐の長さに10cmほどの余裕があるのでプレートの幅を調節でき、いびつな形でも、大きな食品でもうまく巻けます。
食品の細胞の中で、氷が大きくなる温度である-5℃から-1℃の間を、できるだけ早く解凍させることにより、細胞を壊れにくくし、美味しさをキープしたまま解凍可能とのこと。
また、解凍だけでなくアツアツのお鍋などの粗熱を素早く取れて、短時間で冷蔵庫にしまえます。
【編集部註】
記事内では凹凸面で巻きつけていますが、メーカーサイトでは平らな面で巻きつけることが推奨されています。どちらも問題ありませんが、平らな面で巻きつけますとより解凍スピードが上がります。
比べてみれば明らか。確かに早い!
さっそく比較しながら使ってみました。冷凍していた豚バラのブロック肉を2つ取り出し、片方は普通にお皿に乗せ、もう片方は解凍巻きすに包んで、どちらも常温で解凍してみます。
10分後、お皿に置いた肉はまだ霜が消えずに白いままですが、巻きすで巻いた肉は赤色になり、明らかな違いが見られます。
20分後、ようやくお皿の肉も赤くなりましたが、まだまだカチコチに凍った状態。対して巻きすの方は指で押せばへこむくらいに解け始めています。
40分後、お皿の肉は表面は柔らかくなりましたが、内部は凍っていて曲げられない状態なのに対し、巻きすの肉は90度に折り曲げられるほどに。完全に解凍されました。
テストの結果のとおり、解凍を早める効果は確かにありました。あと1、2時間も放置すれば、お皿のお肉も同じくらいに解凍されますが、その1、2時間は結構大きな差です。冷凍した食品を早く解凍したい方は、一度試してはいかがでしょうか。