やじうまミニレビュー
無印らしいシンプルデザインの、USBポート付き電源タップ
by 片岡 義明(2015/5/19 07:00)
スマートフォンなどを充電するためのUSB充電ポートを装備したコンセントタップが増えている。今回紹介する「ジョイントタップ」もそのひとつだが、ふつうのタップとは異なり、電源コードが付属せず、別売りの「延長コード」と組み合わせて使用する点がユニークだ。タップはさまざまな種類が用意されているので、自分の使用環境に合った組み合わせを選べる。
メーカー名 | 無印良品 |
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製品名 | ジョイントタップ |
購入場所 | 無印良品 ネットストア |
購入価格 | 800円 |
なお、無印良品の延長コードについては「ミニ/10cm/1m/3m/5m」の5種類があり、今回のレビューでは3mの延長コードを使っている。ただし同社ネットショップを見ると、5月15日現在では購入できるのがミニ延長コードのみとなっている。良品計画に問い合わせたところ、延長コードは現在リニューアル中で品薄とのこと。
ジョイントタップ本体には、「ACが2個口+USBポートが1個口」と、「ACが4個口+USBポートが2口」、「ACのみ5個口」、「ACのみ3個口」の4種類が用意されている。今回のレビューでは「ACが2個口+USBポートが1個口」を使っており、こちらの本体サイズは33.5×134×24mm(幅×奥行き×高さ)となっている。ACの差込口は余計な凹凸のないすっきりとしたデザインだ。
延長コードはタップの端にある差込口に延長コードのプラグを差し込むだけで、ふつうの電源タップとして使える。コードの抜き差しは変なひっかかりなどがなくスムーズに行なえる。一方、プラグのほうはトラッキング防止スリーブが付いた安全設計となっている。
ACコンセントは1つ1つが近い位置で隣り合っているので、MacBook Air用のACアダプタなどを挿すと隣の口が使えなくなってしまう。小さめのACアダプタであれば問題ないが、大きめのACアダプタを使おうと考えている場合は注意が必要だ。ただし、USBポートとACタップとの間隔には余裕がある。
USBポートの出力は、説明書の仕様によると1000mA(1.0A)となっている。センチュリー製のUSB電源供給能力チェッカー「USB POWER LOADER」にて最大電流を計測したところ、1.05Aという結果となった。仕様通りの能力はあるものの、タブレットを充電するには非力であり、スマートフォンなど1A程度で充電できる機器に限ったものだと考えたほうがよい。以上の注意点に納得できれば、シンプルなデザインで使いやすいタップとしておすすめだ。