やじうまミニレビュー

無印らしいシンプルデザインの、USBポート付き電源タップ

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
ジョイントタップ・コンセント2個口/USBポート1個口付

 スマートフォンなどを充電するためのUSB充電ポートを装備したコンセントタップが増えている。今回紹介する「ジョイントタップ」もそのひとつだが、ふつうのタップとは異なり、電源コードが付属せず、別売りの「延長コード」と組み合わせて使用する点がユニークだ。タップはさまざまな種類が用意されているので、自分の使用環境に合った組み合わせを選べる。

メーカー名無印良品
製品名ジョイントタップ
購入場所無印良品 ネットストア
購入価格800円

 なお、無印良品の延長コードについては「ミニ/10cm/1m/3m/5m」の5種類があり、今回のレビューでは3mの延長コードを使っている。ただし同社ネットショップを見ると、5月15日現在では購入できるのがミニ延長コードのみとなっている。良品計画に問い合わせたところ、延長コードは現在リニューアル中で品薄とのこと。

パッケージ
ジョイントタップ本体
延長コード

 ジョイントタップ本体には、「ACが2個口+USBポートが1個口」と、「ACが4個口+USBポートが2口」、「ACのみ5個口」、「ACのみ3個口」の4種類が用意されている。今回のレビューでは「ACが2個口+USBポートが1個口」を使っており、こちらの本体サイズは33.5×134×24mm(幅×奥行き×高さ)となっている。ACの差込口は余計な凹凸のないすっきりとしたデザインだ。

 延長コードはタップの端にある差込口に延長コードのプラグを差し込むだけで、ふつうの電源タップとして使える。コードの抜き差しは変なひっかかりなどがなくスムーズに行なえる。一方、プラグのほうはトラッキング防止スリーブが付いた安全設計となっている。

延長コードの差込口
プラグはトラッキング防止スリーブ付き
ジョイントタップとコードをつなぐ
スムーズに接続できる

 ACコンセントは1つ1つが近い位置で隣り合っているので、MacBook Air用のACアダプタなどを挿すと隣の口が使えなくなってしまう。小さめのACアダプタであれば問題ないが、大きめのACアダプタを使おうと考えている場合は注意が必要だ。ただし、USBポートとACタップとの間隔には余裕がある。

MBA用ACアダプタを挿した状態
小さめのACアダプタなら隣も使える
最大電流の計測値は1.05A

 USBポートの出力は、説明書の仕様によると1000mA(1.0A)となっている。センチュリー製のUSB電源供給能力チェッカー「USB POWER LOADER」にて最大電流を計測したところ、1.05Aという結果となった。仕様通りの能力はあるものの、タブレットを充電するには非力であり、スマートフォンなど1A程度で充電できる機器に限ったものだと考えたほうがよい。以上の注意点に納得できれば、シンプルなデザインで使いやすいタップとしておすすめだ。

片岡 義明