やじうまミニレビュー
カリカリベーコンが簡単に作れる「ミート&ベーコンプレス」
by 石井 和美(2015/4/27 07:00)
「外国のホテルの朝食に出てくるカリカリベーコンが食べたい」と旦那に言われ、何度か挑戦してみた。いつもそれらしくはなるが、カリカリというにはほど遠い出来で、作るたびにガッカリされる。
そこで、肉類を適度な重さでしっかり押さえて調理できるという「ミート&ベーコンプレス」を買ってみた。カリカリべーコンも簡単にできると評判の製品だ。
メーカー名 | 貝印 |
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製品名 | ミート&ベーコンプレス DH2508 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,227円 |
アメリカの家庭では、一家に一台は当たり前と言われているベーコンプレス。海外製のものはいくつか輸入されているが、今回ご紹介するのは日本のメーカー、貝印が料理研究家・中村奈津子氏と共同で日本のキッチン環境に合わせて開発・販売したものだ。
サイズは14.5cm×14.5cm、厚さ4.7cm(持ち手含む)で、重しの面積を大きくするために角型を採用しているという。小さいながらも重量は1.1kgあり、実際に持ってみるとずっしりと重い。
ついに理想的なカリカリのベーコンができた!
プレスを購入した我が家の最大の目的は、カリカリベーコンを作ることだ。スーパーで売っているスライスベーコンを購入し、中火で熱したテフロン加工のフライパンにベーコンを敷き、そこにプレスを置いた。水分を飛ばすため、フタはしない。
ベーコンは大きいので、途中でプレスを移動し、様子を見ながら焼いていく。持ち手も鉄なので、調理中に熱くなる。プレスを持つときはミトンなどを使う必要があった。
数分後には、箸でつまんでもピーンとしたままの、理想的なカリカリベーコンができた。家でこんなに簡単にできるとは思っていなかったので感激してしまった。出来上がったカリカリべーコンは、脂が抜けたせいか、塩味を強く感じるようになる。朝食はもちろん、ビールのおつまみにも最高だ。
なお、フライパンは底が平らで広めのものがおすすめ。直径が大きくても、底の面積が小さい中華鍋のようなタイプだとうまくプレスできない。
鶏モモ肉の皮もパリッとしてとても美味しい
鶏モモ肉のソテーを作ることにした。プレスの重さで上からギュッと押さえることにより、肉の反りかえりを防ぐ。熱が均一に通り、焼き上がりにムラが出ず、短時間で焼き上がった。
何より嬉しいのは、鶏肉の皮目がパリッとしていること。パリパリの皮が好きなのでたまらない。
ホットサンドもフライパンで簡単にできる
ホットサンドも美味しくできる。テフロン加工のフライパンにバターを少量入れて、チーズなどをはさんだ8枚切りまたは6枚切りの食パンを置き、その上にプレスを置く。
均等に焼き上がり、パンがサクッとアツアツで美味しい。チーズ+ハム、残りもののポテトサラダ、アボカドなどをはさんで毎日のように食べている。子供達にも好評で、「ホットサンド作って」とリクエストされることが多くなった。
思ったより色々使えて、ほぼ毎日活躍中
レシピは付属していないので、自分で使い道を探さなければならない。購入時はカリカリベーコンを作るためだけに3,000円以上払うのはもったいないかなと躊躇したが、買ってみると使い道が色々あって、元は取れている感じだ。予想外に料理のレパートリーが広がっている。
本場アメリカの製品は本体が大きく、持ち手も大きく飛び出ているものが多いので収納時に困る。しかし、ミート&ベーコンプレスであればコンパクトで場所をとらない。日本の台所事情に配慮しており、使いたいときにサッと出せる。
ベーコンや鶏肉などの食材の美味しさを引き出せるため、出番は多い。カリッとした皮の食感やカリカリベーコンが好きな方は、シンプルで扱いやすいのでぜひお使いいただきたい。