やじうまミニレビュー
オーブントースターでご飯が炊ける! 1つあると超便利な「トースターパン」
2017年8月30日 07:30
オーブントースターでご飯が炊ける!?
それは本当に偶然の出会いでした。電子レンジで炊飯できる容器があるけど、さすがにオーブントースターにはないだろう、と単なる思いつきで検索してみたのです。するとありました。「え、オーブントースターでご飯炊けるの?」まったく期待していなかっただけに衝撃的でした。
そこでその製品「トースターパン」を取り寄せて試してみたら、本当に炊けてしまいました。これが結構おいしいのです。少なくともパーソナル炊飯器と同等レベルのご飯は炊けます。何も言わずに出したら、おそらく何で炊いたかはわからない可能性もあります。
しかも鍋で炊くのと違って火加減を見なくていいため、誰でも簡単にできるというメリットがありました。
メーカー名 | アーネスト |
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製品名 | 葛恵子のトースターパン |
価格(編集部調べ) | 3,780円(Amazon) |
いろんな料理ができる容器
「トースターパン」は、オーブントースターに入れて15分加熱するだけで、焼き料理、蒸し料理、煮物などいろんな料理が作れる蓋付きの容器です。サイズはおよそ19.5×11×6cm(幅×奥行き×高さ)。本体はアルミニウム合金で、内部はフッ素加工されているので焦げ付きにくくなっています。
見た目がおしゃれなので、出来上がったらそのままテーブルに出せて、容器全体が加熱されるので中の料理の保温性もバッチリ。蓋とコルク製の鍋敷き、レシピカード9枚とレシピカードスタンドが付属します。
この蓋付きの容器が、予想以上にオーブントースターで活躍するのです。付属のレシピブックのメニューを見ると、1合分の白米のほかに、おひとりさまカレー、すきやき、鶏のお椀、野菜の蒸し焼き、焼き餃子、鯛のポワレ 温野菜添え、オムレツ、じゃがいもチーズ焼き、オムレツ、ニラもやし炒め、いか煮、さばの味噌煮、ブイヤベース、さつま揚げの甘辛煮、りんご焼き、フレンチトーストのレシピが紹介されています。
オーブントースターといえば、トーストをはじめ、ホイル焼きやプレートを使った焼き料理をイメージしやすいですが、トースターパンが1つあると、ホイル焼きの代わりが務まるだけでなく、いろんな料理が作れるようになります。
ちなみに、レシピカードの焼き時間設定は出力1,000Wのオーブントースターを基準に書かれています。拙宅のオーブンは現在「ヘルシオ グリエ」。水を使わない加熱は最大5分までなので、トースターパン使用時は、水を入れて「強:こんがり」15分(ヘルシオ グリエの最大時間)で調理しています。手持ちのオーブントースターで細かい温度設定が必要な場合は、最強の温度設定を中心に、それぞれ調整したほうがよさそうです。
白いご飯が35分で食べられる
お米は1合が35分で炊きあがります。いつも通りに1合分のお米を洗い、220mlの水とともにトースターパンに入れます。30分浸したのち、オーブントースターへ。炊飯器のスイッチを入れるがごとくタイマーをセットしたら、あとは待つだけ。15分加熱したら、そのまま20分蒸らせば出来上がりです。浸し時間30分、炊飯時間は35分の計65分かかりますが、急いでいるときは浸さなくてもおいしく炊けました。
無洗米なら1合分を入れて、220mlの水を注ぐだけですから、鍋で炊くよりも簡単です。ぐつぐつ煮える環境なら炊飯できるわけですが、オーブントースターからご飯が出てくるというのはなんとも不思議な感覚。四角いので、しゃもじで角のご飯粒を取りにくいのは難点ですが、これは知っておいて損はないと感じました。
おかずも15分でバッチリ!
続いて、お昼ご飯用に「豚キムチ」、夜の晩酌用に「ベーコンとジャガイモのチーズ焼きカレー風味」を作ってみました。
2つあったら炊飯とおかずの同時調理も!?
電子レンジでもいろんな料理ができますが、焼くことで香ばしさも味わえるのはオーブントースターの魅力です。時間を15分に設定するだけで、ご飯も炊けておかずもできるということは、ご飯とおかずの容器を2つ並べれば同時調理もできそう。カレーとご飯が同時にできたら、高級オーブンレンジさながらです。
キッチンが狭い、電子レンジが壊れた、急いでご飯を炊きたい、見栄えのよい料理をもう1品作りたい、調理道具は最小限にしたい、こんなときに1つあると便利そうです。
偶然見つけた製品ですが、オーブントースターの可能性を大いに広げてくれた「トースターパン」なのでした。