やじうまミニレビュー

ワンプッシュで洗剤が出てくる! いつでもパッと使えるキッチンブラシ

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
マーナ「デルデルキッチンブラシ」

 今回購入したのは、洗剤用ディスペンサー付きの「デルデルキッチンブラシ」。本体に液体洗剤を入れておき、使うときだけ洗剤を少しずつ出して使えるというアイデア商品だ。

メーカー名マーナ
製品名デルデルキッチンブラシ
購入場所Amazon.co.jp
購入価格540円

 準備としては、上のフタを開け、食器用洗剤を注いでおくだけ。そのままでは洗剤は出てこないが、フタについているゴムの「PRESS」ボタンを押すと、洗剤が少しずつ出てくる。必要な量を出してからブラシで洗うことができる。

洗剤を注ぐ。口が広いので入れやすい
ゴムの「PRESS」ボタンを押すと……
中央の穴から洗剤が出てくる

鍋や茶わん、ザルも洗いやすい!

 まずは白い小皿を洗ってみた。少し濡らした皿にワンプッシュして洗剤を出し、ブラシでくるくるこすると洗剤が泡立ち、すっきり洗うことができる。

 ご飯粒がこびりついた茶わんも、張りのあるブラシがご飯粒をすっきりこそげ落としてくれた。

あっという間に泡立ち、きれいになった
ご飯粒も少し水に浸けておけば、ブラシで軽く落とせる
ブラシは硬めで張りがあり、コゲ落としにも
ボトルの中央がくびれているので握りやすく、力も入れやすい

 次に、大きめのピッチャーを洗ってみた。わが家ではミキサーで作ったフルーツジュースを入れることが多いが、アクのような汚れが隅に溜まりやすいのが悩み。しかし、これを使ってみたところ、隅までしっかりブラシが届き、こびりついた汚れを落としてくれた。ほかにも、編み目に食材がはまりやすいザルやシンク洗いにも適している。

 一方で、大皿など面積のある食器を洗うには、スポンジに比べると効率が悪いように感じた。またテフロン加工された鍋や、漆器などデリケートな素材にも使わないほうがいいそうだ。

ピッチャーの隅の汚れにもしっかりアプローチする
ザルの編み目にも入り込んで汚れを落とす
水栓の根元など、水垢が溜まりやすいところに届きやすい

 このブラシのいいところは、ボトルに洗剤を入れっぱなしにしておくことができる点だ。スポンジの場合、洗剤を使った後は雑菌が繁殖しないようしっかり洗って乾燥させておかないといけない。

 そのため次に使うときに、また洗剤をつけないといけないのがもったいなかった。これなら、ブラシ部分を洗っておいても、また使うときにワンプッシュすれば洗剤が出てくるので面倒もない。特に洗い物が少量のときに利便性を感じた。

 もうひとつのメリットは、洗剤と水が染み込んだスポンジを触り続けなくていい点だ。スポンジで食器を洗う際、スポンジを手のひら全体でつかまないといけないため、手肌への刺激が気になるが、これなら洗剤と水に触れる時間も最低限で済む。価格がリーズナブルなうえ、キッチンに置いておくとアクセントにもなるカラーで、常備しておきたいアイテムだ。

 ちなみに調べたところ、このブラシを「ワイシャツの襟や袖、靴下の予洗いに使っている」という声が非常に多かった。筆者は、同社の洗濯用ブラシ「洗剤が入るえりそで洗いブラシ」を愛用しているため、どう違うのか比べてみたところ、見た目はほぼ同じだが、洗濯用のほうがブラシがしなやかで柔らかかった。生地への負担などが考えられていると思われるが、汚れの度合いや生地の性質によって使い分けてもいいかもしれない。

右が洗濯用。見た目も材質も同じだが……
キッチンブラシのブラシは太くて硬め
洗濯用のブラシは細くて柔らかい

田中 真紀子