やじうまミニレビュー

レンジでチンして手軽に使えるハーブボール

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
ハーブボール

 肩コリと腰痛がひどく、常に体のどこかに不調を感じる。いつもはマッサージ機を使用したり湯船にゆっくり入ったりするが、最近はパターン化してしまってちょっと飽き気味に。

 新たな癒しアイテムを探していたところで出会ったのが、温めながらマッサージでき、さらにはハーブの香りに癒されるという「ハーブボール」だ。

メーカー名紀陽除虫菊
製品名ハーブボール Lサイズ 150g
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,598円

 ハーブボールは、ショウガやユーカリ、レモングラスなど12種類のハーブをコットンに包んでボール状にしたもの。蒸して温めてから使用するので、肌に押し当てることで体が温まり、ハーブの香りを楽しみながらリラックスできる。

 タイ古式マッサージで使われることの多いアイテムで、このハーブボールは電子レンジで温められるので自宅で気軽に使うことができる。

 サイズは、細かい場所にピンポイントで当てられるSサイズと、肩や背中など広い範囲に適したLサイズの2種類を用意。さまざまな部位に、広く使いたかったのでLサイズを使用した。

本体
取っ手が付いていて持ちやすい
ボール部分。12種類のハーブがぎっしり詰まっている

 さっそく使ってみよう。ハーブボールを水に10分間浸し、ラップに包み電子レンジ(600W)で1~1分半温めたら完了だ。温まったハーブボールは、下部にエキスがしみ出ていて色が変わっていた。香りもさらに高まり、嗅いでいるだけでもリラックスできる。

 ラップをはがし、ボール部分を触ってみると結構熱め。足や首に当てるとちょうど良かったが、熱さが苦手な人はタオルなどでくるんだほうが良い。ハーブがぎっしり詰まっているので、ボール部分はかなり固い。首や肩に当てやすく、親指の付け根にもグリグリ押し当てるとかなり気持ち良かった。

 ハーブの香りは好みが分かれるかもしれないが、アジアン料理が好きな人なら問題ない。筆者は最初に嗅いだとき、トムヤムクンスープの香りがする! と思ったからだ。体中さまざまな部位に当てていると、ハーブの香りが漂ってきて癒される。

10分間水に浸す
ラップにくるみ、600Wで1~1分半電子レンジで温める
加熱後。ハーブエキスがしみ出ている
首や肩に当てるとハーブの香りがより伝わってきてリラックスできる
足など面積の広い場所にも当てやすい
ボール部分は結構固い。親指の付け根などにグリグリ押し当てると気持ちいい

お風呂で使えばずっと温かい! 入浴剤代わりにも

お風呂での使用もおすすめ。温かさが持続する

 ひとつ難点だったのは、電子レンジを使うと温かさが持続しないことだ。最初は温かいのだがすぐに冷めてきて、そのつど電子レンジで温めるのは面倒。製品ページを見てみると、入浴中の使用もオススメと書いてあったので試してみた。

 お風呂で使う際は、まずハーブボールを湯船に10分浸した。その間にシャンプーなどを済ませてしまえば時間を持て余さない。温まったハーブボールは気持ちよく、香りも高まるので入浴剤代わりになる。ボールが冷めても、さっと湯船に浸せば温かくなるので手間に感じることはなかった。

 ハーブボールの使用できる回数は、5~6回程度。一度使用したら、冷ましてから密閉容器に入れて冷蔵庫に入れる。ひと晩冷やすと乾いていて、もう一度蒸して温めたときにもしっかり香りは広がった。

 また、乾いた状態で部屋に置いてみると、部屋中にハーブの香りが充満して心地良い。アロマディフューザーのように水を入れたりする手間もないので使いやすく、夜はぐっすり眠ることができた。

使用後は冷まして密閉器に入れ、冷蔵庫で保存。5~6回繰り返して使用できる
乾燥させて部屋に置いてもOK。ハーブの香りが広がって癒された

 ハーブボールの良さはなんといってもその香りだ。仕事で疲れて帰ってきても、ハーブボールを嗅いでいると気持ちが落ち着いてくる。

 体を温めてマッサージでき、さらには香りによるリラックス効果もある。最近癒しが足りないな……と感じる人にぜひオススメしたい。

西村 夢音