やじうまミニレビュー
梱包作業の効率向上! 段ボール専用カッター「物流くん」
by 藤山 哲人(2014/10/24 07:00)
段ボールがスパスパ切れる刃物として、これまで「ダンちゃん」や「カイちゃん」を紹介してきたが、今回紹介するのは段ボールの開梱作業に最適な、長谷川刃物の「段ボールのこ 物流くん」(以下、物流くん)だ。
一般の人にも広くおすすめできるが、プロが日常業務で使うと作業効率が格段にアップすること確実の逸品だ。
メーカー名 | 長谷川刃物 |
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製品名 | 段ボールのこ 物流くん |
品番 | DC-15 |
希望小売価格 | 600円(税抜) |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 648円 |
切れ味が悪くなったら刃を交換できるプロ仕様
これまでに紹介した段ボールカッターシリーズは、刃がむき出しのままで、使わないときはペン立てに挿したり、ビニール製のキャップをしておく必要があった。
本製品は、使わないときはカッターのように刃をしまえる。刃をしまえばポケットに入れても安全に持ち歩ける。チェーンなどを取り付ける穴もあるので、なくす心配もない。
段ボールの開梱専用なので、刃は4cm程度と短く工作には不向き。しかし、梱包のガムテープを切ったり、箱の一部を窓のように切り抜くこともできる。
刃の先端は丸くなっているため、段ボールには刃を刺せるが、中の商品は傷つきにくい。サイドの刃は、ノコギリのようにギザギザしており、カッターでは切れない、固いダンボールもザクザク切れる。
また、カッターでは難しい複雑な曲線も切れるので、スーパーなどでの品出し業務にもぴったりだ。
刃はステンレス製。固くさびにくいので屋外の作業でも活躍する。もし切れ味が悪くなってきたら、交換用の刃だけを購入できる。
固い段ボールもザクザク切れる
物流くんは、歪まないしっかりした本体と、グラつかない刃のロック機構が使い勝手をよくしている。
まず本体は、100円ショップなどで見かけるプラスチック製品の樹脂とは異なり、自動車などで使われている固いプラスチックを使用している。
ロック機構は、遊び(隙間)がほとんどないが、スムーズに施錠・解除ができるようになっている。グラつきはまったくなく、固定式の刃と変わらない。
使いやすさもしっかり考えられていて、収納状態から親指で刃を押し出し、少し親指をもとに戻すとロックされる。ロック状態では、段ボールに刃を突き刺す程度では刃が引っこまず、安定した作業が可能だ。
収納時は、親指でロックレバーを少し前に押し、刃を引いて引っこめ、再びロックレバーを少し引くと、収納状態でロックできる。
以前紹介した「ダンちゃん」に比べると、本体が太く力を入れやすいのも特徴。ペットボトル飲料や野菜の入った段ボールなどは固く、切るのが厄介だが、物流くんなら力が入れやすいので楽に切れる。
段ボールを身近に扱う人には必須
物流くんを使えば、段ボールがザクザク切れ、作業効率も格段にアップする。また直線だけでなく、曲線も自在に切れるので、さまざまな用途に使える。チェーンなどを取り付ける穴もあるので持ち運びにも便利だ。
物流などプロの現場はもちろん、段ボールの開梱作業に手こずっていた人にもオススメだ。