やじうまミニレビュー
焼く、こねる、巻くが1枚でできる「シリコンオーブンマット」
by すずまり(2014/7/18 07:00)
調理中、クッキングペーパーを引き出したら残り5cmだった……ということがこれまで何度かあった。代わりがないので慌てて買いに走るわけだが、あれは実に切ない。そこで、二度とそんなミスは犯すまいと購入したのが「シリコンオーブンマット」である。シリコン製の素材で、何度も繰り返し使える点がメリットだ。
メーカー名 | 下村企販 |
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製品名 | シリコンオーブンマット |
購入場所 | ヨドバシカメラ新宿西口本店 |
購入価格 | 1,170円 |
シリコン製なので繰り返し使える
本体のサイズは235×235×30mm(幅×奥行き×高さ)、シリコン製なので耐熱温度は230℃、耐冷温度は-20℃だ。形状としてはとても軟らかいマットなのだが、これが結構使い勝手がいいのだ。
サイズが1辺23.5cmの真四角なので、大型オーブン用の角皿の場合、周辺が数cm分余ってしまうが、角皿にびっしり敷き詰める料理でなければ大丈夫だ。200gのホットケーキミックスでスコーンを作る際に下に敷いたところ、すべて乗せることができた。
軟らかさを生かして、パン生地をこねるのにも使える。以前、こちらで同じくシリコン製の「もちもちパンクック」をご紹介させていただいたが、似たようなことができるのだ。シリコンオーブンマットはフラットなので、最初にボウルで材料を混ぜる必要はあるが、ある程度まとまってから台の上に広げれば、マットの端を持ってぐいぐいこねられる。
1カップ分の強力粉を使ってフォカッチャを作ってみたが、こねだけでなく、発酵から焼き上げまで同じマット上で済んでしまった。省スペースで置けるし、周りをあまり汚さずに済むし、クッキングペーパーも消費しなくていいので非常に助かった。
このほかに、調理器具の下に敷けば滑り止めになるし、ボウルに被せればフタになる。シリコンオーブンマットの上に巻きすをのせれば、巻きすを汚さずに巻物が作れる。巻きすの隙間に挟まった汚れを取るのはたいへんなので、これもかなりありがたい。
ちなみに、パッケージにはマット単体で巻きす代わりになるとあるが、実際やってみると全体が軟らかすぎて巻きにくかった。そのまま作れないこともないが、形のよい海苔巻きを作るには、やはり巻きすが必要だ。竹の巻きすのサポーターとして活用することをおすすめしたい。
このほか、電子レンジでの温めでも敷物やフタとして使える。油が落ちる食材なら、波打った面を上にすれば油の再付着も防げる。なお、オーブントースターでは使えないので注意していただきたい。
ペラペラのシリコンマットだが、いろいろな方法で利用できるのである。何より、洗えば何度でも使えるところがいい。クッキングシートにしても、ラップにしてもアルミホイルにしても、ちょっと使ってポイと捨ててしまうことが気になっていたので、引き続き大いに活用していきたいと思っている。