やじうまミニレビュー
USBと乾電池の2WAYで使える便利な電動ステープラー
by 片岡 義明(2014/7/14 07:00)
会議の書類などを大量に作成したいときに心強い味方となるのが、書類を電動でとじることができる電動ステープラーだ。
今回紹介する「USB電動ホッチキス EEA-05392」もそのひとつで、その特徴はなんといっても、乾電池だけでなくUSB電源にも対応していること。電動ステープラーは乾電池駆動のものが多いが、USB電動ホッチキスならPCやUSB ACアダプターさえあれば、電池不要で使用できる。
メーカー | イーサプライ |
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製品名 | USB電動ホッチキス |
品番 | EEA-05392 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,980円 |
USB電動ホッチキスのサイズは38×121×60mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約203gと、電動ではない一般的なハンディタイプのステープラーに比べると大きめだ。電源はUSB給電または単三形乾電池4本で、電池を入れた状態だとかなりズッシリと重く感じる。ただしこの製品はUSB駆動も行なえるため、単三形乾電池を入れなければ軽快に持ち運べる。
本体にはUSBケーブルが付属している。ケーブル長は約1.5m。コネクタの形状はMini USB(5pin)コネクタとなっている。耐久性に優れるMicro USBではないのが少し残念だ。
USBケーブルの端子の付いている面は少し傾いており、ケーブルを挿した状態だとわずかに斜め上に向いた状態になるが、使ってみるとそれほど不安定ではなく、不用意にケーブルが外れたことは一度もなかった。
グリップ部には滑り止めなどは施されてはいないが、全体的に大きめの筐体なのでしっかりと手に持つことができる。差込口の隙間はかなり薄く、指などが入る余地はないため安全だ。
対応する針は一般的な10号針で、セットする場合は背面の「PUSH」と記載されたボタンを押すと前面から針のホルダーがスライドして飛び出す仕組みになっている。また、電池を使う場合は背面のフタを開けて4本セットする。
付属の説明書は英語で書かれており、日本語訳が付いていないので少々不親切だ。ただ、使い方は簡単で、イーサプライの公式サイトの写真を見れば十分にわかるだろう。
とじられる紙の数はコピー用紙で最大10枚。同クラスの電動ステープラーであるコクヨの「SL-CF20LM」は最大枚数が15~20枚なので、それに比べるともの足りない。
ただし10枚までであれば、実にしっかりととじることができる。電源スイッチは搭載されておらず、電池が入った状態またはUSBで給電されている状態で紙を差し込むだけでいい。次から次へと大量の書類を作るのには最適で、一度これに慣れると手動のステープラーには戻れないほど快適だ。
なお、電源がUSBの場合と電池の場合では、とじる力に特に違いは感じられなかった。いずれの給電方式でも確実にとじることができた。
このクラスの電動ステープラーは単三形乾電池4本のものが多く、電池を入れると重量が重くなってしまうが、USB電動ホッチキスはUSBで使えるため、軽くて取り回しが実に楽だ。また、持ち運び時に軽くて済むのもメリットである。反面、とじられる枚数が少なめなのが気になるところで、この点に納得できるのであれば価格も安くおすすめの電動ステープラーと言えるだろう。