やじうまミニレビュー
アウトドアで便利な折りたたみ鍋「オリナベ メタル」
by 藤山 哲人(2014/7/11 07:00)
もうすぐ夏休み。筆者は夏休みといえば毎年キャンプしている。これまで色々なキャンプグッズを紹介しているが、今イチオシなのがこのアイテム!
一見、A4サイズのただのステンレス板だが、なんと! 折りたたむとフライパンになったり、鍋になったりするという「オリナベ メタル」。ネーミングセンスはさておき(笑)、特に1人キャンプ好きな人にはたまらないだろう。
メーカー | スマートライフ研究所 |
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製品名 | オリナベ メタル |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,990円 |
A4サイズのステンレス板がフライパンと鍋に変身!
見た目は単なる金属板。板の厚さは0.5mmと薄く、126gと軽いが、固いステンレスでできているので作りは頑丈だ。そして、両手で板の端を持ち、板に掘り込まれた溝に沿って折る曲げると10秒もかからずにフライパンができあがる。
これまで使っていたソロキャンプ用のフライパンは、かさばる上に直径20cmと小さいので、バイクや自転車でのキャンプではテントや寝袋の次にかさばるアイテムだった。しかしオリナベ メタルなら、地図に挟んで持ち運べるほどコンパクトだ。しかも鍋底サイズはたっぷりと余裕があり、スーパーで売っているステーキ肉でも難なく焼けてしまうほど。
底にプレスされている溝は、キャンプ用のシングルバーナーにピッタリのサイズで、安定して五徳に乗る。また同時に底の強度も保ってくれるので、重いものを乗せてもバーナーに安定して乗っている。
四隅をもっと立てるようにして折ると、フライパンは1.5Lまで調理できる鍋になる。四隅は注ぎ口のようになるので、ヤカンとしても立派に役立つだろう。ここでは水500ccを張って、ソロキャンプの定番メニュー(筆者の独断だが)のチキンラーメンを作ってみた。
卵も落としたスペシャルメニューだが、1分そこそこで完成。火から降ろせば、そのまま食器にもなるので便利だ。スープを飲むときは四隅に口をつけるのだが、そのままだと少し尖りすぎていて飲みにくいが、一部の隅をフライパンのように倒すと使いやすくなった。
なお火にかけている場合は、皮手袋や軍手をして持たないと火傷する。しかし火から降ろしてしまえば、スグに冷めるので素手で持っても熱くない。ただし水の量や降ろしてからの時間でかなり左右されるはずなので注意して欲しい。
使い終わったら平らな状態に戻せば、大きな鍋でも、かさばらないタダのステンレス板になる。なお説明書によれば、30回ほど繰り返し使えるとあったが、折り目にほとんど金属疲労(繰り返し折り曲げると切れてしまう現象)は見られなかったので、最低30回と考えてもよさそうだ。