やじうまミニレビュー

ティファール「キッチンタイマー プティ」

~時間設定がとても楽なキッチンタイマー

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ティファール「キッチンタイマー プティ」

 スマートフォンやパソコン、カメラと同じく、触らない日はないと言えるものが1つある。それはキッチンタイマーである。食事の支度はもとより、お風呂のお湯をためる時間、パックの時間など、頻繁にお世話になっているのだ。

 少し前に、長年愛用していたキッチンタイマーが壊れてしまい、家電量販店で代わりを購入した。液晶が大きく見やすく、ボタンも大きめで押しやすい……はずだったが、一度設定した時間の変更が妙に面倒なうえ、途中で「分」の設定ボタンが引っかかるようになり、なかなか反応しなくなってしまった。

 そこでみつけたのが、今回ご紹介するT-falのキッチンタイマー「プティ」。T-falといえば、調理家電でおなじみだが、かわいいキッチン小物も扱っていたのだ。

メーカーティファール
製品名キッチンタイマー プティ
購入場所Amazon.co.jp
購入価格1,622円

長時間設定もらくらく。設定し直しも簡単

 「プティ」の本体サイズは75×17×71mm(幅×奥行き×高さ)で、重さ62g。大きな表示部があり、時間がとても見やすい。操作画面には、0から9までの時間設定ボタン、スタート/ストップボタン、リセットボタンがついており、カウントダウン(タイマー)は最小10秒から最大99分90秒まで、スタート/ストップボタンを押すだけのカウントアップなら、最小1秒から最大99分59秒まで測定できる。LR44ボタン電池1個が付属するので、購入したらすぐ使い始められる。カラーはグリーンイエローを選んだ。

表示部は見やすく、ボタンは指がかかりやすく、押しやすい
裏側の様子。マグネットとスタンド、壁かけ用の穴がある
立てた状態。上部にはストラップ穴がついている
LR44ボタン電池1個と、取扱説明書が付属する

 この「プティ」、パッと見は特別変わった点はないように見えるが、ボタン操作に注力したキッチンタイマーなのだ。たとえば、タイマー10秒は、「1→スタート/ストップボタン」でカウントダウンを開始する。秒の設定は10秒単位なので、「1→0」ではなく「1」だけで10秒と判断してくれるのだ。3分なら、「3→0」、60分なら、「6→0→0」で済むので、簡単だ。

 「分」と「秒」が分かれたタイプでは、1秒または1分なら、「分」または「秒」ボタン1回押下→スタート/ストップボタンでスタートするが、それ以降は設定したい数字に達するまで、それぞれのボタンを押さなくてはならない。しかも、押し続けていると、うっかり通り過ぎてしまうというミスを犯しがち。2回も通り過ぎると、さすがに気持ちが萎えてしまう。それを考えると、「プティ」は99分90秒でも「9→9→9」。間違ってもやり直しは簡単だ。

「1」を1回押すと10秒。10秒単位の設定となる
続けて「2」を押すと、1分20秒に
さらに続けて「3」を押すと、12分30秒に

 1秒単位の設定はできないが、最後に押した数字ボタンが「秒」になるため、70秒、80秒、90秒という時間指定もできてしまう。一応、1分90秒なんて設定も可能だ。1分20秒をセットするより、80秒として、「8→スタート/ストップボタン」のほうがわずかに時間を短縮できるので、臨機応変に活用できるというわけである。

 アラーム音は「ピピピピ ピピピピ」の繰り返しで、音は一定だ。甲高すぎず、でもしっかり聞こえる音である。裏側にはマグネットとスタンドがついており、さらにストラップ穴や、背面には壁掛け用の穴も用意されている。壁面につけても、立てても使えるだけでなく、いろんなスタイルで設置可能だ。

カウントダウンは最大99分90秒まで
左は100円ショップで購入した標準的なキッチンタイマー。60分設定対決をしたところ、ボタンを押し続けていたら、止めたい位置をあっさりオーバーしてしまった。キッチンタイマーにも操作性の違いがあるのだ

 使い始めた当初は、操作になじむか少々不安があったが、いつの間にか「プティ」ばかり使っていた。柔らかいがしっかりとした押し感を持つボタンと、見やすい表示もなかなかいいのだ。たかがキッチンタイマー、されどキッチンタイマー。自然な流れでスムーズに時間設定できると、非常に気持ちがいい。長時間設定の回数が多い方には、特にお勧めしたいキッチンタイマーである。

すずまり