やじうまミニレビュー
貝印「bi-hada ompaホルダー」
貝印「bi-hada ompaホルダー」。コンパクトなサイズで携帯もOK |
うぶ毛ーーこの厄介なものと、何年格闘してきたことだろうか。特に口周り。頑固なうぶ毛の存在に気付いた記憶は、残酷にも9歳くらいの少女時代に遡る。「オマエ、女なのにヒゲ生えてるぜ」と、クラスの男子に言われたのだ。こんな強烈な宣告、忘れられるわけがない。「えっ」と鏡をまじまじと見てみると、確かにそこには“毛”が。
あれから17年。私は26歳になった。これまで実に様々なカミソリを買ってきた。それらに共通しているのは、すべて手動で、300円以内で買えるものだということ。口周りは週2くらい、顔全体は主に勝負時のみと考えると月2くらいだろうか。そう思うと、それほど使うわけでもないし、安い使い捨てのもので構わないではないか。長年に渡ってそう考えてきた。
ところが最近になり、肌質がめっきり変わってしまったのだ。「お肌の曲がり角(第一段階)は25歳」という説はわりと正しいということに気付いた。深夜2時以降に眠ると、如実に肌荒れが見られるし、脂っこいものを食べていると吹き出物はできるし、何だか大変な感じ。それだけではなく、カミソリを使った時の肌への負担も以前より大きくなっているようだ。
寝る時間、食べるものは意識的に変えられる。ついでにカミソリも変えなくては。そう思い立ち、とにかく肌になるべくやさしい製品を探した。そこで運命的な出会いを果たしたのが、貝印の音波振動カミソリ「bi-hada ompaホルダー」である。キレイになれそうな商品名だ。色もショッキングピンクと女子っぽく、かなりかわいい。
メーカー | 貝印 |
製品名 | bi-hada ompaホルダー |
希望小売価格 | 945円 |
購入場所 | 貝印オンラインストア(楽天市場内) |
購入場所 | 945円 |
ルックスだけではなく、このコはスペックもスゴい。1秒間に約100回も振動することで、刃が肌に与える抵抗が減らされている。このような「音波振動」するカミソリは世界初だという。
電源は付属の単四形アルカリ乾電池 | パキッとしたショッキングピンクがキュート。刃の部分をガードするキャップも付属する | キャップを外したところ |
さらに刃自体もかなり素晴らしい。普通の電動フェイスシェーバーは、上段の動刃、下段の静刃の2つで構成されていて、動刃の往復運動で毛をカットするしくみだ。bi-hadaでは、独自の理美容メタルガードを採用することで、従来よりも鋭角な刃先を実現。細かいうぶ毛処理もできるという。電動にありがちな剃り残しも少ないというのはとても心強い。うっかり目立つ毛が残っていると、恥ずかしいんだもの。
さて、電池をセットし、早速使用してみよう。うぶ毛剃りのルールとして、乾いた肌に刃を当てないことが挙げられる。顔全体に乳液やクリームなどを薄くのばしておこう。スイッチを入れると、ブーンという小さな振動音が発生する。刃先を肌に当て、毛流れに沿って本体を動かしていく。お、何だかスムーズな動きだ。
このとき、カミソリを持っていない利き手ではない方の手で、肌を押さえるようにすると、さらにするすると剃れる。総合的には穏やかな振動で、刃の当たり方もやさしい。それでいて、毛がみるみるうちになくなっていく。根こそぎブーン! としつつも、丁寧にむしっていく感じなのだ。適宜水で刃先に付いた毛を流しながら、顔全体のうぶ毛を取り除いていく。肌がたまごみたいつるつるになった!
うぶ毛処理は、化粧ノリを良くするだけにするのではない。うぶ毛処理をすると、肌に含まれる水分・油分量が上がり、肌全体が明るくなるという研究結果が、皮膚科から出されている。うぶ毛とともに古い角質も取り除くことができるので、これらのいわゆる「くすみのもと」とはおさらば。皮膚全体の保湿力も高まり、ニキビや吹き出物の予防にもなるそうだ。
bi-hadaでは替刃式を採用していて、お手入れも簡単。使用後に刃の部分を水洗いするだけ! ただくれぐれも、本体全体を水に浸けないようにしたい。水洗いした後は水分を拭き取り、数時間自然乾燥させた後、安全のためキャップをしてしまっておこう。また、長期間使って刃が消耗してきた場合も、簡単に交換できるのも嬉しい。
替刃式で常に清潔に使える | 本体サイズは73×30×200mm(幅×奥行き×高さ) | 手のひらに収まるサイズ感も魅力 |
このように、やさしく丁寧なうぶ毛剃りを続けていると、肌が健康的に見えるようになった。肌のザラ付きがすっかりなくなったのも嬉しい。うぶ毛が生え変わる周期だと言われている、20日前後の期間で剃ることを習慣化している。すっぴん肌がキレイになると女は強い。確実にモテ度アップだと実感している。すっぴんが見直されている今、うぶ毛剃りにも気を使ってみてはいかがだろうか。
2012年 6月 21日 00:00
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