やじうまミニレビュー

グリーンハウス「USB LEDライト GH-LED6-SC2」

~バッテリー内蔵でスマホを充電するソーラーLEDスタンド
by 林 佑樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


グリーンハウス「USB LEDライト GH-LED6-SC2」

 LEDは低消費電力で十分な明るさを得られることから、ハンドライトやシーリングライトなど幅広い照明器具に採用されている。読者の方の中にも、すでに部屋にLEDを使った照明器具を導入している方もいるだろう。

 今回取り上げるグリーンハウスの「USB LEDライト GH-LED6-SC2」もLEDスタンドライトだ。特徴は、ソーラーパネル搭載で太陽光を電源とし、スマホの充電にまで対応しているところだ。

 


メーカーグリーンハウス
製品名USB LEDライト
GH-LED6-SC2
購入場所直販サイト
購入価格3,990円

 

太陽光、USB、ACの3WAYで充電できる

 GH-LED6-SC2は、自在に動かせるフレキシブルアームを採用したLEDスタンドライトだ。本体サイズは165×135×370mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は約603g。カラーは今回使用したブラックのほか、ホワイト、レッド、ライトブルーがある。

 光源は6基の高輝度白色LEDで、光束40lmの明るさで手元をしっかりと照らしてくれる。前述の通り、アームは自在に動くため、微妙な角度にも対応し、見た目以上に広い範囲を照らせる。明るさも十分で、スタンドライトとしての性能はしっかりと備えていた。

高輝度LED6基を搭載。反射材が組み込まれているため、光はほどよく拡がる付属品は手前左から、USB変換ACアダプター、Dock端子変換コネクター、microUSB変換コネクター、本体用電源ケーブル、充電用USBケーブル、そして手奥にある巾着袋
台座の部分にあるのがLED点灯スイッチ。調光機能はない見た目以上に広い範囲を照らせる。明るさも十分で、スタンドライトとしての性能をしっかりと備えている

 電源には容量2,000mAhのリチウムポリマーバッテリーを採用し、ソーラーパネル、USB、ACアダプターでの3通りの充電に対応している。フル充電時、LEDライトの連続点灯時間は約10時間。フル充電にかかる場合は、ソーラーパネルからでは晴天下で約15時間、USBとACアダプターでは7時間だった。USBとACアダプターの充電時間が同じなのは、内蔵バッテリーの最大入力がDC5V/500mAであるためだろう。

 ちなみに、本製品ではソーラーパネルとバッテリー部分が本体から取り外し可能。従来のソーラーパネル搭載ライトでは、本体とソーラーパネルの一体型が多かったのに対し、太陽光の当たる場所に設置しやすいのが強みだ。

左側面にあるのは、バッテリー充電兼通電用端子本体の底面から押すとバッテリーを取り外すことができる。戻すときは、上下左右がわかりにくいので、プラグを目印にセットするといい充電しているところ。晴天下で約15時間なので、補助的な目的にしていくといいだろう

スマートフォンに充電できる

右側面には充電出力用のUSB端子

 GH-LED6-SC2は、スマホなどのデジタル機器に充電できるという顔も持ち合わせている。本体側面のUSB端子に付属のケーブル、もしくは市販のUSBケーブルを利用しての充電が行なえる。最大出力はDC5V/800mAで、大半のデジタル機器を充電できる出力だ。

 実際に、iPhone 4SとHONEY BEE 101Kのふたつのスマホに加え、iPad 2とiPad(第3世代)も使ってチェックしてみたところ、iPhone 4SとHONEY BEE 101Kはともにスムーズに充電された。本製品のバッテリーは2,000mAhあるため、1回以上のフル充電が可能だ。国内流通のその他のスマホの大半にも対応しているといってもよく、バッテリー容量から見ても、どのスマホでも最低1回は充電できる。

 ただし、iPhone 4Sの場合は、バッテリー残量20%以下だと、充電中アイコンが表示されるも、バッテリー残量が低下していった。この場合、スリープさせておけば、問題なく充電できた。

 充電に使用するケーブルは、いくつか量販店などで購入したものを試したが、なぜかApple純正のDockケーブルのみ充電が開始されなかった。量販店で買ったmicroUSBケーブルとDock変換コネクタの構成の充電は確認したので、手持ちのケーブルの大半は使用できると思っていい。

HONEY BEE 101Kを充電しているところ。0%からでも充電が行なえたiPhone 4Sもバッテリー残量21%以上なら、起動状態でもやや緩やかながら充電された。20%以下のときはスリープ状態でないとバッテリー残量が増加しなかった

 取扱説明書には、iPad 2とiPad(第3世代)は対応外とあったのだが、試してみたところ充電が開始された。ただし、バッテリー残量が増えるわけでもなく減るわけでもなくという状態が続いたので、実用的とはいいにくい。ACアダプター接続状態でも出力に変化はないので、スリープ状態で放置しているとき以外は充電されていないと思ったほうがいいだろう。

iPad 2でも充電中のアイコンが表示されたが、充電速度は極めて緩やかだったiPad(第3世代)も同様に充電中になったが、バッテリー残量は順調に減っていった

 LEDライトを点灯させながらでも、iPhone 4SとHONEY BEE 101Kを充電することもできた。ACアダプターで給電しながらLEDライトを点灯させていれば、その間にソーラーパネルユニットを窓際で充電させておくこともできる。

 ソーラーパネルを晴天下に6時間置いいて充電したあと、iPhone 4Sに充電すると、バッテリー残量は21%から45%まで充電できた。曇り模様でも発電するが、パワーは晴天下には及ばなかった。室内に置いた場合は、わずかに発電しているようだったが、充電中を示すLEDが点灯しない。基本的には、屋外で晴天時のみと割り切っていいだろう。

 スタンドライトとしても、スマホへの充電器としても使用できるGH-LED6-SC2。卓上に置けばパソコンからUSBケーブルを伸ばしたり、充電ケーブルをコンセントから引っ張ってきたりする手間が省けるし、省スペース化の助けにもなる。またベッドサイドに置くにもピッタリだ。コンパクトで一石二鳥なスタンドを探している方に試していただきたい。





2012年 3月 28日   00:00