Trudeau「ポットクリップ」

　スープや味噌汁を作っているときに置き場所に困るのが、お玉やフライ返しのような調理器具だ。そのまま鍋に入れておくと持ち手が熱くなってしまうし、小皿に置くと小皿が汚れ、洗い物が増えてしまう。我が家では、フライパンで炒め物をした際に、ついフライ返しをフライパンのフチに置いてしまうのだが、持ち手が溶けてボコボコになってしまったことがあった。

　そこで今回は、調理器具を鍋やフライパンのフチに取り付けて固定できる便利グッズ、Trudeau(トルーデュー)の「ポットクリップ」を購入した。

　ポットクリップはその名の通りクリップ型で、クリップ部で鍋のふちを挟み、フック部分にお玉やフライ返しのような調理器具を引っ掛ければ、安定して置けるというものだ。本体サイズは51×51×83mm(幅×奥行き×高さ)で、耐熱温度は310℃、耐冷温度は-40℃となっている。カラーは今回試用したレッドのほかに、グリーン、ブルー、ピンクもある。

ポットクリップには上部にフックが付いている	フック部分にお玉などを引っかける	洗濯バサミのようにはさんで使用する

　簡単な仕組みではあるが、使ってみるとかなり便利。調理中にお玉をさっと置けるので、作業がスムーズにいく。最初はお玉などを引っかけるときにバランスをとるのに手間取るかもしれないが、一度覚えてしまえばすぐに安定した場所に引っ掛けることができる。

　鍋にお玉を入れっぱなしにすると、持ち手が熱くなってしまうこともあるが、ポットクリップに引っ掛ければ、持ち手が熱くならないのも良い。調理後、試しにポットクリップのシリコンの部分を触ってみたが、全然熱くなっていなかった。ただし、ステンレスの部分は熱くなっているので、上側のシリコン部分だけを持つようにしよう。

鍋にお玉を引っかけておける	卓上で使用するときも邪魔にならずに便利	重めのお玉もしっかり固定する。お玉の汁も外にたれない

　個人的にはフライパンでの調理時に一番重宝している。我が家では、フライパンでサッと炒める簡単な料理をよく作るが、炒めている間に食材を追加したり、調味料を準備する時には、フライ返しをフライパンの縁に置きたい。こんな時にポットクリップがあったことで非常に便利だった。

以前はこんな風に置いてしまうこともあったフライ返し	持ち手のところが溶けてしまった!!

フライパンにポットクリップを取り付ける	フライ返しを引っかけられて便利

 　残念なのは、フタをすると使えないこと。また、ガスコンロで調理するときは注意が必要だ。小鍋に対して火力を強くすると、炎が外側か ら回りこんで、引っ掛けているお玉などの持ち手が熱くなってしまうからだ。なお、IH調理器なら火を使用しないので、鍋の大きさや火力を気にせず、安心し て使えるだろう。

　我が家では主にフライパンで調理時に使っているが、菜箸も引っかけられるので、あらゆる調理で活用できそうだ。

　おしゃれなスパチュラなどを引っかけておいてもサマになるデザインで、来客時にも使えそう。鍋まわりをスッキリさせたい方に、おすすめしたいキッチングッズだ。