やじうまミニレビュー
ルクエ「マルチボウル」
ルクエ「マルチボウル」 |
大きさや形が異なる調理器具から調味料の類いまで。シンク下の収納にはいつも悩まされる。これまでは狭い場所を効率的にだとか収納グッズをうまく使ってなど収納の方法に頭を使ってきたが、今回は収納する調理器具そのものに工夫を凝らした、ルクエの「マルチボウル」を紹介しよう。
メーカー | ルクエ |
製品名 | マルチボウル |
希望小売価格 | 4,200円 |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 4,200円 |
この製品の一番の特徴は折り畳めることだ。畳み方はごく簡単。本体を裏側にして台座部分を強く押し付けるだけ。普通のボウルに比べると収納時のサイズは5分の1程度。シンク下に収納した時のサイズを比べるとその差は歴然だ。
製品本体。台座部分が高めになっている。本体サイズは210×230×90mm(幅×奥行き×高さ) | 折りたたんだところ。高さは90mmから35mmまで小さくなる | シンク下に収納したところ。ほかの調理器具に比べて収納スペースは圧倒的に少なくて済む。写真では横に並べているが縦にした状態での収納も可能 |
マルチボウルを折りたたむところ。本体を裏側にして上から強く押しつけるだけだ |
外観を見ていくと、調理器具には珍しい鮮やかなオレンジ色に目が行く。台座の部分が普通のボールより高めになっており、おそらくシリコンの強度を保つためだろう。縁から底までのカーブは普通のボウルに比べ急で、容量も少なそうだ。
それ以外に普通のボウルと違うのは、固さ、だ。強度がないのでたとえば縁でボールを支えなければいけないようなものには向かない。ポテトサラダのジャガイモを潰すことや生クリームを泡立てるのは、マルチボウルでは厳しいだろう。
100円ショップで購入したボウルと比べたところ。縁から底部までのふくらみが普通のボウルに比べて少ない | 力を加えると本体が曲がってしまうため、本体を支える必要があるような調理には向かない |
ただ、サラダや和え物に使うには抜群の使い勝手。表面が柔らかいため、手で何かを和えるのに向く。また、サラダならそのまま食卓に出してしまうこともできる。ボうルをそのまま食卓にというといかにも横着に聞こえるがこのビジュアルなら違和感がない。
サラダ以外にも卵を軽く攪拌するなど、ボウルとしての普段の用途にはたいてい対応する。
レタスを入れたところ。本体は柔らかいのでドレッシングやタレを手で和えるときなどやりやすい | マルチボウルのビジュアルならそのまま食卓に出してしまうと手もアリだ |
4,200円という値段を考えるとそうそう手が伸びないという人もいるかもしれないが、マルチボウルの特徴はそれだけではない。マルチボウルの素材はシリコンを採用しているが、シリコンは柔らかい、扱いやすいという特徴のほか、耐熱温度が幅広いという利点もある。マルチボウルでも耐冷温度はマイナス30℃、耐熱温度は260℃で、オーブンでケーキの焼き型としても使えるのだ。また、シリコン製なので電子レンジにももちろん使える。これはステンレスのボウルにはない大きな特徴だ。
これさえあれば大丈夫! という種類の製品ではないがあると便利な調理器具。基本の調理器具は抑えたという人なら次はこんな遊び心のある器具を手にとってみるのはいかがだろう。
2009年 11月 9日 00:00
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