やじうまミニレビュー

アロン「電源プラグタグ」

~判別しにくい電源プラグにタグをつける
by 阿部 夏子


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


アロン「電源プラグタグ」。左が裏返した状態。右が正面

 今や家庭の必須アイテムといっても過言ではない電源タップ(テーブルタップ)。増え続ける電化製品に対応するにはあらかじめ設置されているコンセント口だけでは明らかに数が足りない。最近の電源タップは、口ごとに通電状態をコントロールできるものや大型のコンセントにも対応したものなど工夫がこらされたものが多い。

 我が家でも通電をコントロールできるタイプの電源タップを愛用しているが、不便を感じる時もある。使わない電化製品の通電を切ろうと思っても似たような形の電源プラグが並ぶため、どれがどのコードかちょっと見ただけではわからないのだ。コードが出ている方向や、ちょっとコードを揺らしたりして毎回ちょっとした賭けのような気分を味わっている。今回はそんな不便さを一気に解決してくれるアロンの「電源プラグタグ」を紹介しよう。


メーカーアロン
製品名電源プラグタグ 横型 8個入り電源プラグタグ 縦型 8個入り
希望小売価格オープンプライス
購入場所メーカー直販サイト
購入価格780円


 タグというと、私の場合洋服のタグをまっさきに連想するが、この製品はまさにそんな製品。コードに製品の名前を付けてしまうというものだ。本体は樹脂を素材としたしっかりした造り。コードの向きによって縦型と横型の2種類が用意されている。また、本体には製品を絵と英字で表したシールと、自分で製品名を書き込めるシールがそれぞれ付属する。

 使い方は至ってシンプルだ。タグにシールを貼り付けて該当製品のコンセントにはめ込む。あとはそのままコンセントに差し込めばいい。タグのサイズは一般的なプラグのサイズと同じくらいだ。

付属のシールは全部で8種類。絵と共に英語で製品名が表記される左から横型と横型の本体。本体には製品名が記載されたシールのほか、自分で書き込めるシールも付属する。今回は空気清浄機のプラグを「AIR」で表した使用するときはプラグにタグを差し込むようにする

 今回は縦型と横型の両方を入手したが、実はこれが大正解。差し込み口の向きや電源タップの種類には意外とバリエーションがあるため、場所に応じて使い分けるのがベストといえそうだ。

 さて、実際に使ってみると思ったよりも便利。まず付属のシールがいい。デザインが分かりやすくパッと見ただけで何が書いてあるがすぐにわかる。またデザインに統一感があるため貧乏くさく見えないというところも気にいっている。

複数の口がある電源タップでもタグがあると何の製品のプラグが一目瞭然だ。タグの種類は縦型を使用電源タップの種類に応じて合うタグの形が違う。こちらの製品では横型のタグを使用している壁に直接差し込む場合は横型が合う

 また、プラグに差し込むような形でタグを固定しているのも正解。ちょっとしたコンセントの抜き差しくらいではタグが取れないので、コンセントの抜き差しを頻繁に行なうという人にも便利だ。

 プラグに直接タグを差し込んで使う製品のため、気になるのが安全性だ。電源プラグタグでは難燃性の樹脂を使用している。とはいえ、これはトラッキング現象を抑制するものではない。通常の状態よりは面積がやや広くなるためホコリが溜まりやすくなってしまうという側面もある。これらのことを考えると差しっぱなしにしているプラグへの使用は避けた方がよいだろう。

 それほど特別な機構があるわけではないが、使ってみると「なるほど」と思えるアイディア製品だ。特に節約のためにコンセントの抜き差しを頻繁に行なう人や通電スイッチを頻繁に使う人にとっては、使い勝手がワンランクアップする製品になるだろう。日常生活の中のちょっとしたストレスを解決してくれる。




2009年 10月 7日   00:00