家電製品ミニレビュー
乾電池3本で動くモップ付きロボット掃除機「モペット」はちょい掃除にオススメ!
by 西村 夢音（2016/4/19 07:00）
今回ご紹介するのは、シー･シー･ピーのマイクロファイバーモップロボット「モペット」。
モップの付いたロボット掃除機で、髪の毛やホコリを吸着して部屋を掃除する製品だ。
| メーカー名 | シー･シー･ピー |
|---|---|
| 製品名 | マイクロファイバーモップロボット モペット |
| 型番 | ZZ-MR4 |
| 実売価格 | 3,880円 |
モップには、目に見えない小さなハウスダストも吸着するという、高機能マイクロファイバーを採用。吸引機能などはなく、モップにゴミを吸着させて掃除をするのが特徴だ。
本体サイズは、17×5.6cm(直径×高さ)とコンパクト。センサーなどは搭載しておらず、ランダムに動いて障害物に当たると方向転換する。メインの掃除機として使うよりも、サッと掃除をしたいときなどサブ機として使うのが良さそうだ。
操作は、中央の電源ボタンを押すだけとシンプルな造り。電源は単三形アルカリ乾電池を3本使う。充電の必要がなく、気軽に使えるのもポイントだ。
掃除機を掛けた後でもホコリをキャッチ
まずは、一度掃除機を掛けた部屋にモペットを動かしてみた。真ん中の電源ボタンを押すと、まっすぐ進み出す。時折引き返して今度はななめ方向に、障害物にあたると方向転換、といった具合にランダムに動いていた。
小さなボディが一生懸命掃除をしている様子は、健気でついつい眺めてしまう。運転音は静かなので夜に動かしても気にならない。コンパクトで小回りがきくのも良かった。椅子の下にもスイスイ入っていくので、狭い場所にも使いやすい。
10分経つと自動で電源がオフになり停止した。モップを見てみると、掃除機で吸いきれなかったホコリや髪の毛がついているのが確認できた。掃除機を掛けたあとでも汚れが取れたので、マイクロファイバーがしっかり活躍しているのがわかる。掃除後の仕上げとして使うのが良いだろう。
モップについたゴミは、付属のブラシで掻き取る。1～2回ブラッシングするだけでもゴミがちゃんと取れたので日常的な手入れはこれで十分だ。
ただ、ホコリが舞い上がりやすいのであまり清潔ではない。ハウスダストアレルギーなどがある人は注意が必要だ。
汚れがひどいときは、中性洗剤とぬるめのお湯で手洗いし、陰干しをする。乾いた後は、ふわふわのモップに元通りになっていた。
一度、掃除機掛けをせずにモペットを動かしてみたが、満足のいく仕上がりにはならなかった。ゴミの量が多いとモップに吸着しきれず、はじいてしまう。やはり、掃除機を掛けた後の仕上げとして使うのが良さそうだ。
または、平日に軽く汚れを取っておきたいときにもオススメ。筆者の場合、フルタイムで働いていると平日は掃除機掛けをするタイミングを掴めず、1週間汚れを放置してしまうことがある。しかし、モペットを毎朝運転させておけば、大きなホコリなどが溜まることがなくなった。
このほか、子ども部屋の掃除にも良さそうだと感じた。10分で電源がオフになるため、広い部屋よりも狭い空間の掃除に向いている。“モペット動かしておいて”と子どもに伝えれば、お手伝いしているという意識も芽生えて、掃除をする習慣も身につけられるだろう。
モペットには、本体に貼れるフェイスシールが付属するため、好みの表情にカスタマイズすることもできる。「自分用の掃除機」と子どもに愛着を持ってもらえそうだ。
4,000円弱で買える価格も魅力的。掃除後の仕上げや子供部屋用など、サブ機としてオススメしたい製品だ。
