家電製品ミニレビュー
天井スッキリ! 小型でリーズナブルな8畳用LEDシーリングライト
by 河原塚 英信(2016/2/24 07:00)
居間で使っていた照明のカバーがガタンッ! と天井から落ちてきた。提灯のように竹の骨組みで和紙が巻かれているものだった。カバーが外れて、2灯の裸電球だけで過ごすことになった。
ちょうど筆者の誕生日が近いこともあり、裸電球を見かねた親戚が、新しいライトを贈ってくれることになった。そこで急遽、家電量販店で購入したのが東芝ライテック製の「LEDH94091-LC」。薄くて小型だったのと、1万円前後と標準的な価格だったからだ。
メーカー名 | 東芝ライテック |
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型番 | LEDシーリングライト「LEDH94091-LC」〜8畳 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 11,750円 |
約10%〜100%の調光機能と、昼光色/昼白色/電球色の調色機能を搭載したシンプルなLEDシーリングライト。
設置はいたって簡単。天井にある電源ソケット(引掛シーリング)に、同梱アダプターを差し込み、LEDや基板が付いている取付金具をカチッと差し込む。あとはカバー(セード)をはめ込むだけ。本体全体が1.8kgと重くないので、踏み台さえ用意すれば、女性でも設置できるはずだ。
本体サイズは、520×105mm(直径×高さ)と、これまで付けていたペンダント型と比べると、天井にピッタリとくっついているようだ。それだけで、6畳の部屋が広くなったように感じた。
また、これまでのペンダント型では、60〜80W相当のLED電球を2灯、取り付けていた。居間では、テレビやパソコンを見るだけで、読書することはほとんどなかったので、筆者としては十分な明るさだった。だが、家人は「暗いなぁ」とたびたび言っていた。
カバーが外れて2灯の裸電球だけになった時に、「みすぼらしいけど、明るくていいね」とは、そんな家人の言葉。さらにLEDシーリングライトにすると、「すごく明るくなった!」と喜んでいる。それほど格段に部屋が明るくなったように感じた。
リモコンに加えて、壁スイッチでも操作できる
テレビやレコーダー、オーディオ、エアコン、Apple TVやAmazon Fire TVなどのリモコンが散乱している我が家。夏には扇風機のリモコンも増える。そんな中で、新たに照明のリモコンが加わった。ペンダント型ライトのように、プルスイッチの引き紐がないので、操作は壁のスイッチかリモコンで行なうことになる。
リモコンで可能な操作は、点灯/消灯に加えて調光/調色とおやすみタイマー、それに常夜灯。はじめのうちは、毎回「全光」ボタンを押してから明るさを下げて、光色を電球色寄りに変更していた。
毎度、調光/調色するのも面倒なので、説明書を再読。好みの設定を記憶させておくことした。まずは、記憶させたい状態に調光/調色する。「メモリ」と「シーン」ボタンを同時に押すと、好みの設定として登録される。登録以降は、「シーン」ボタンを押すことで、設定を呼び出せる。
さらに壁のスイッチでも、操作できることを知って驚いた。
スイッチを普通にOFFからONにすると「前回の消灯直前の設定で点灯」される。このONにしてから1秒以内に、OFF→ONとスイッチを素早く押していくと、「全光点灯」→「シーン点灯」→「常夜灯点灯」と切り変わっていく。
居間で使うことを考えれば、この壁スイッチで、十分な操作が可能ということだ。
寝室で使うのにも便利な「おやすみタイマー」
最新のライトであれば、タイマー機能は珍しいものではない。「LEDH94091-LC」のリモコンにも「おやすみタイマー」ボタンがあり、押せば30分後に消灯する。さらにライト本体からピピッとピープ音が鳴るまで長押しすれば、1時間後の消灯になる。
この消灯時の消えていく様子がいい。設定した時間の10分前から、少しずつ暗くなっていくのだ。その後、「消灯」させるか「常夜灯」を点灯させるかは設定しだい。
筆者は居間のテレビで、huluなどを夜な夜な観まくっているのだが、この「おやすみタイマー」を使うと、寝ようという踏ん切りが付けやすい。「あと1話観たら寝る」という意志を貫徹するのは難しいが、徐々に暗くなっていく照明を観ていると「そろそろ寝なければいけない」という自覚がめばえてくるのだ。