家電製品ミニレビュー
いつもの乳液がさらに浸透! もち肌になれる「イオンエフェクター」
by 西村 夢音(2015/6/23 07:00)
1年中乾燥に悩まされている。化粧水や乳液を念入りにつけても、浸透する前に蒸発している気がして肌が潤わない……。
乾燥すると肌もくすんでくるし、化粧ノリもイマイチ。なんとか改善せねば! と思い、パナソニックの導入美容器「イオンエフェクター」を使ってみることにした。
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | イオンエフェクター(温感タイプ) EH-ST51 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 17,690円 |
イオンエフェクターは、保湿成分を角質層まで届ける「電気浸透流」を搭載した美顔器。普段使用している化粧水とコットンを使って、保湿成分をさらに浸透させることができる。
電気浸透流とは、プラスからマイナス電極へ向かって発生する水の流れのこと。この流れにのって化粧品の保湿成分も一緒に移動するため、角質層への浸透性がアップするという。本体背面にマイナス電極のパネルを備え、ここを握って顔に当てることで、プラス電極のヘッドから微弱電流が流れる仕組みになっている。
電源ボタンを押すごとに、「スキンクリア→保湿→温感リズムケア(1・2・3)」とモードが切り替わる。温感ヘッドなため、電源を入れるとヘッドが温まるがオフにして使用することも可能。
本体は充電式で、1時間のフル充電で約9分間使用できる。
2週間で小鼻の黒ずみがキレイに!
まずは洗顔後に、毛穴の汚れを引き出すスキンクリアモードを使用した。これは、プラスとマイナスの電流を交互に流し、毛穴などに残った肌の汚れを角質層から引き出すというモード。
ヘッドにコットンを付けたらリングで固定して、ふきとり用化粧水を染み込ませた。ふきとり用化粧水とは、一般の化粧水が保湿を目的としているのに対し、洗顔後に残っている汚れを落とすために使うものだ。
ヘッドを顔に当てて肌の上をすべらせると、ブブ……ブブ……と断続的に微弱電流が流れてきた。温熱は、電源を入れてから16秒で温まりはじめ、40秒でしっかり温かくなっていた。電流と温感ヘッドが心地よい刺激を与えてくれる。
使用後のコットンは、わかりやすく毛穴の汚れが付いている訳ではなく見た目では判断できなかった。しかし、2週間毎晩使っていたら、ずっと気になっていた鼻の毛穴の黒ずみがなくなりツルツルに! 今までどんなにマッサージをしたり、美容液を塗ったりしても手応えがなかったのでこれは嬉しい効果だ。
今度は保湿用化粧水を使って「保湿モード」に設定。使用後の肌の仕上がりは、正直あまり普段との差がわからなかった。しかし、化粧水を付けるときにパタパタと手を動かすよりも、イオンエフェクターを肌にすべらせる方がかなり楽。スキンケアを手軽にしたい人には良さそうだ。
なお、いずれのモードも3分で電源が自動でオフになる。ずっと肌に当て続けているうちに化粧水が蒸発してしまう、なんて心配もない。
温感リズムで肌がモチモチに!
最後は乳液を付けて、リズムよく電流が発生する「温感リズムケアモード」で仕上げる。リズムは3つあり、ボタンを押すごとに「1.単調」「2.変化」「3.強弱」と変化する。温感リズムケアは、クリームや美容液など粘度の高い化粧品に適しているというので、今回は主に乳液を付ける際に使用した。
これまでの「スキンクリア/保湿」は電流が断続的に流れる仕様で、正直物足りなさを感じていた。しかし、温感リズムケアは連続して電流が発生し続けるのでかなり気持ちいい。いずれのパターンも良かったが、筆者は特に「2.変化」と「3.強弱」がお気に入りになった。
さらに感動したのは、使っている最中から肌がモチっとしてくること。いつもと同じ乳液を使用しているはずなのに、肌の上を滑らせているとどんどん粘度が高まっていく。モチモチしてくるので、フェイスラインも引き上げやすくリフトアップにも効果がありそうだ。
三角ヘッドは小鼻や目尻に当てやすかったが、老廃物の溜まりやすい耳周りや首筋をマッサージするように使うのもオススメ。角の部分でグリグリ押し当てると凝りがほぐれて、むくみの解消にも繋がる。
肌がしっかり潤い、乾燥対策に効果バッチリ。姉も一緒に使っていたのだが、「肌がキレイと言われるようになった」と喜んでいた。
冬だけでなく、夏は皮脂が多く出たり日焼けをすることから乾燥は免れない。これからの季節にも必須アイテムとなりそうだ。