家電製品ミニレビュー
ラドンナ「マルチ足裏リラクゼーション RX06」
~もみ玉がツボをグイグイ刺激! 足型リラックスアイテム
by 小林 樹(2013/2/26 00:00)
毎日酷使している足。たまにはマッサージに行きたいが、人に揉んでもらうとなると高くつく。そこで孫の手、ではなく、機械の手でも借りたいと思って購入したのが、ラドンナの足裏用リラクゼーションアイテム「マルチ足裏リラクゼーション RX06」だ。
この製品は、面白いことに人の足裏の形をしている。ここに、片足ずつ乗せて使うのだ。カラーはホワイトとピンクとブラウンがあり、今回は落ち着いたブラウンを選んだ。
メーカー | ラドンナ |
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製品名 | マルチ足裏リラクゼーション RX06 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 3,980円 |
マルチ足裏リラクゼーション RX06は、薄型のクッションのような外観だ。本体サイズは、155×250×70mm(幅×奥行き×高さ)で、本体重量は約430g。自分の足(靴サイズ:23.5cm)よりも、ふた回りほど大きい。負荷重量制限は20kgで、体重をかけすぎると壊れてしまうようなので、気をつけたい。
本体には専用のACアダプターが付属する。電源コードの長さは1.9m。消費電力は約12Wとなっている。
カバーは取り外して水洗いできる。カバーを外すと白い布で覆われた本体が現れる。本体中央の丸く膨らんだ部分に、マッサージ用のもみ玉を搭載している。
もみ玉モードがツボをグイグイ刺激する
運転モードは、「もみ玉モード」と「バイブレートモード」のほかに、「もみ玉モード」と「バイブレートモード」を組み合わせた運転モードが用意されている。
操作は、椅子に腰かけた状態で行なう。使うにはまず、本体の端2カ所に搭載している運転ボタンを押す。左側が「もみ玉モード」で、右側が「バイブレートモード」をONにするボタンだ。このボタンは、足の指でそのまま押せる。足指で操作するのは面倒に感じる方もいるかもしれないが、私は足裏の触れる場所に指を触れたくなかったので、便利だった。
まずは「もみ玉モード」にトライ。ボタンを押すと、2つのもみ玉がグルグルと回転する。そこに足裏を乗せる。もみ玉の回転スピードは一定なのだが、グリグリとツボに強く食い込み、かなり本格的。立体的で心地よいマッサージを味わえる。連続運転時間は15分で、15分を経過すると自動で電源がOFFになる。自分で運転をストップしたい時は、運転ボタンを再度押せば良い。
さらにもみ玉モードボタンをもう一度押すと、ヒーターのスイッチが入る。数十秒経つと、足裏に人肌のようなぬくもりが伝わってくる。特に寒い日、冷える足元に置いて使用するにはピッタリだった。
なおヒーターがついている時は、もみ玉部のランプが赤く発光して知らせている。ただし、ブラウンのカバーだと、どうもこの赤いランプの点灯が外から見てわからない。なので実際に目でヒーターの確認することはなかった。
次に、「バイブレートモード」をONにする。バイブレートモードでは、一定の振動が小刻みに伝わってくる。足が疲れている時よりも、足先の冷えがどうしようもない時に使った。強制的に振動を伝えることで、足先の血流が良くなるような感覚がある。
実際このバイブレートモードは、足先の冷えを気にしている80代の祖母に好評だった。ソファに腰掛けながら「あー気持ちいい」と足を乗せていた。
コンパクトで収納しやすく、足を乗せやすい
個人的には、ツボにグイグイとハマる「もみ玉モード」がお気に入り。外出先から疲れて帰ってきた足にマッサージを施すと、次の朝目覚めた時には、スッキリしている。
ほかに気に入った点は、ボタンの感度が非常に良く、足元で操作できること。持った時に手が触れて、うっかりスイッチが入ってしまうこともあったほどだ。これくらい感度が良いほうが、床に置いて使う際には、足でボタンを押しやすいと言える。いちいち腰をかがめてボタンを押す必要はないし、別にコントローラーが付属するわけではないのでかさばらない。
さらに良かった点としては、本体コンパクトで持ち運べること。洋間のソファ下や、作業机の下など、家の中のあちこちに設置できる。本体に高さがないので、高齢の祖母でも足を乗せやすい。
ただし設置場所としては、オフィス空間は無理。なぜなら、運転音が大きいからだ。試しにオフィスのデスク下でスイッチをONにしてみたが、静かなフロアに「ウイーン」というモーター音が響き渡り、すぐにOFFにせざるを得なかった。
この製品はリラックスするためのグッズであって、本格的なマッサージャーのような強力さはないが、ゆったりできるという点では、プライベート用のマッサージ機器にオススメしたい。愛嬌のある見た目なので、出しておいてもインテリアに馴染みやすいだろう。手軽な足用リラクゼーショングッズをお探しの方は、選択肢に入れてみてはいかがだろうか。