家電製品ミニレビュー
デライトコーポレーション「NASA」
~月着陸船を思い起こさせる、レトロデザインのテーブルライト
デライト・コーポレーション「NASA(ナサ)」 |
そんな中、このテーブルライトを目にした瞬間、なんともいえない懐かしさがこみ上げてきた。それが、デライトコーポレーションのテーブルライト「NASA(ナサ)」だ。
メーカー | デライトコーポレーション |
製品名 | NASA(ナサ) |
カラー | オレンジ |
購入店 | EggLand(楽天市場) |
購入価格 | 6,800円 |
脚部には3つのパッドがあり、安定性が良い。まるでアポロ11号の月着陸船のランディング・パッドのようだ |
“投光器”のような釣り鐘型のセードもまた宇宙っぽい。E17口金で、ランプは付属のミニランプ(40Wの小型白熱電球)を使用する |
このセード、投光器さながらに角度調整ができる。まず、セードとヒンジの接合部分が、軸に沿って約330度の回転が可能。2つ目はヒンジを利用してセードが上下に90度まで傾く。この2つを組み合わせることで、自由自在に固定できる。セードを傾ける角度によっては、犬がまるで「お座り」をして、首を傾げているような可愛らしさを醸し出す事もあり、目に触れるたびに心地よい存在感が味わえる。
NASAの2つの可動部を動かしているところ。動画の最初は、軸を330度回転し、途中からヒンジを上下に90度曲げている |
ちなみに角度を調節している際のヒンジ部は、緩すぎず固すぎず、ちょうど良いといった印象。止めたいところでピタリと止まり、とても快適だ。ヒンジ部に締め付けネジなどが見当たらないため、「緩み」が心配だったが、販売店に直接聞いてみたが「緩みません」とのこと。確かに、いろいろ動かしてみたが緩む気配はなかった。
テーブルに設置し点灯すると、40Wのミニランプとはいえ、十分な明るさが得られる。電球からテーブル面までの距離は30cmほどだが、本も問題なく読める。ちなみに、セード上部には電球の熱を逃がす孔が12個あり、そこから洩れてくる光もNASAの持つ表情の一つだ。
セード部を回転すれば、壁面から天井面を照らし出す間接照明器具としても利用できる。壁からの反射光が穏やかに広がり、部屋の雰囲気がガラリと変わる。NASAはシンプルな形状で構成されているため、セードをどの位置に止めても器具全体のフォルムが崩れないのが嬉しい。
点灯中のようす。本が読めるほど十分な明るさが得られる。シンプルでちょっとレトロなデザインが、くつろいだ雰囲気をさらに醸し出す | セード部を回転させ間接照明として利用した例。前出の画像と同じ位置で撮影しているが、壁面からの反射光が部屋全体にやわらかく広がり、まったく違う雰囲気を楽しむ事ができる |
基本的な使い方はこれで以上だが、気になる点がひとつあった。それは、同梱されていたミニランプは40Wの白熱電球なので、毎日使用する事を考えればできれば節約したいところ。そこで、省電力タイプの電球を使ってみようと思い、E17口金の40Wタイプの電球形蛍光灯(NECの「コスモボールミニ」)と、10WタイプのLED電球(三菱電機オスラムの「パラトン」)を、NASAに取り付けてみた。前者の消費電力は7W、後者は1.6Wと、ミニランプよりも遙かに省電力だ。取り付けると、どちらもミニランプよりも大きいため(ミニランプは口金からの高さは35mm、電球形蛍光灯は67mm、LED電球は70mm)、セードから電球の先端が数ミリはみ出してしまうが、設置する場所や目線の位置によってはそこまで気にならない。
電球形蛍光灯を取り付けてスイッチを入れると、若干明るめではあるものの、同じ40Wタイプということもあってミニランプとほとんど同様に照らすことができた。一方のLED電球は、10Wタイプのため比べるとさすがに暗いが、手元をちょっとだけ照らすというのには向いている、何しろNASAのセードは、電球をほとんどを覆ってしまうため、直接光は目に飛び込まない。そのため、テレビを視聴する際にも邪魔にならないのだ。
電球形蛍光灯(写真上)と、LED電球(下)を取り付けたセード部。付属の白熱電球よりもサイズが大きく、セードから先端部分が顔を出している | NASAにLED電球を取り付けテーブルに置いたところ。リモコンや新聞のテレビ欄がとても見やすくなった。なお、電球形蛍光灯は白熱電球とほぼ同じ明るさだったため、写真は割愛する |
最後に、NASAの良さをまとめてみると、どこか懐かしさを覚えるレトロデザインで、存在感はあるのに圧迫感がないシンプルさがある。しかも可動するシェードによりそのフォルムは豊かに変貌し、そこからの光によって部屋の印象も大きく変える事ができる。さらには、省エネ型の電球も取り付けられる。
お気に入りの生活空間にNASAを取り入れて、素敵な灯りと戯れてみてはいかがだろうか。
2009年 6月 2日 00:00
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