電気メスティン初体験! 家でもリアルキャンプでも大活躍

Toffy ホットメスティン K-MS1 ペールアクア

2022年にクルマを購入してからソロキャンプにハマり、手探りながらも少しずつ道具を揃えて楽しんでいます。

初めてのソロキャンプの時は、キャンプなんてしたこともないのにいきなり1人で行き、まずは家にあるもので、と家庭用のガスコンロを持参したら風が強くて火が点かない、焚き火調理も楽しいけれど思ったより火の調子にムラがある……など思うようにならないこともありました。

特にメスティン炊飯を焚き火でやると火加減が難しくてあまり上手くいかず……。と思っていたところにラドンナの電気メスティン「Toffy ホットメスティン」のレビュー依頼を編集部からいただきました。

電気で調理できるメスティンということで、こりゃあ火力の調節ができてお家でキャンプ気分も味わえるし、電源付きサイトのキャンプ場に持って行けばリアルキャンプでも使えるのでは!? と色々と遊んでみました。直販価格は8,580円。

可愛いだけじゃない! よく考えられた設計

今回使用したカラーは「ペールアクア」というブルー系のお色。このほかグレージュ、リッチブラック、アンティークレッド、サンドイエローとカラー展開が豊富で、どの色も可愛くて迷ってしまいます。

電気で使えるメスティンなので、もちろん温度調節が可能。蓋を閉めた時に蓋止めがあるのも丁寧で嬉しい。深さは7cmほどあり、揚げ物もやりやすそうな深さです。テフロン加工なので焦げ付きの心配も少なく、ノンオイル調理もしやすそう。

5色展開でどれもオシャレで可愛いカラー(出典：Toffy公式サイト)

ハンドルは樹脂製で熱を通さず、フタを抑える役目もあるのがメスティンのいいところ

温度調節ダイヤルはWARM:保温、MED:中火、HIGH:強火

蓋留めがあるので、風の強い屋外使用時も安心

深さが7cmあるので幅広い調理が可能、炊飯時の水位の目盛りもあり

そして、加熱板ですがちゃんと汁受け皿があり吹きこぼれても電気部品部分に水分が浸入しないよう配慮されています。

パーツが少ないけれど、痒いところに手が届く実用性の高さを感じる作りです。パーツが少ないということはお手入れも楽ということなので、キャンパーとしては嬉しい限り。

左上から時計回りに、メスティン本体、蓋、汁受け皿、加熱板。4つしかパーツがないのでお手入れも楽

しっかりと汁受け皿があるので多少の吹きこぼれは大丈夫

メスティンで初めて美味しいご飯が炊けました

さっそく、電源付きのキャンプ場に電気メスティンを連れて行ってみました。

キャンプでの火付けは天候に左右されるので、電源付きの調理器具は超絶頼れる存在。今回は時間がタイトなチェックアウト前の朝食に、ホットメスティン炊飯にチャレンジしてみました。

火力調整のできる電気メスティンなら、炊飯時間も大体わかります。通常のメスティンではこれまで炊飯が上手くいったことがなく、どうしても火力に差ができるのか炊きあがりにムラが出てしまっていました。

ですが電気メスティンはムラなく美味しいご飯を炊くことに成功。シンプルにたくあん、梅干しと目玉焼きで朝ごはんにしました。キャンプで食べるご飯ってなんでこんなに美味しいんでしょう。

今回は、玄米、白米どちらでも試してみましたが、いずれもムラなく、美味しく炊くことに成功しました。

火力調整可能なホットメスティンで炊飯にチャレンジ。今回は玄米で炊きました

炊き上がりは少し吹きこぼれましたが、汁受けがあるので大丈夫

ムラなくしっかり均一に玄米が炊けました

梅干しとたくあんのシンプルなおかずでも、メスティンで炊いたごはんと一緒だとかなり美味しく感じます

目玉焼きと炊きたて玄米、最高です

白米でも試しました

こちらも美味しくムラなく炊けています

深さがあるので揚げ物もいける!

電気式なので、キャンプはもちろん家でも使えます。深さがしっかりあるので、このくらい深さがあれば揚げ物も楽しそうだぞと目論み、卓上で天ぷらを揚げながら食べるというパーティーを開催しました。天ぷらに合わせるのは冷たい素麺。相性バツグンの組み合わせです。

天ぷら屋さん気分で、用意した具材に衣をくぐらせて油を入れたホットメスティンにそーっと入れていきます。具材を入れると油の温度が下がるので、火力は1番強い「High」にしてちょうど良い感じでした。

揚げたてホヤホヤを火傷しそうになりながらハフハフ頬張り、冷たい素麺を流し込めばそこはもう灼熱砂漠のオアシス。

素麺と薬味、天ぷらにする具材、天ぷらの衣を用意

しっかりと揚げ油が入る深さ

温度はHighで、これだけ具材を入れてもしっかり揚がる火力あり

美味しいし揚げている過程も楽しめて、家にある面白具材を揚げてみよう! とどんどん冷蔵庫から具材を出して揚げてみました。

地味にヒットだったのがパセリの天ぷら。世の中のパセリ、全部天ぷらにしたら良いんじゃないかというくらいめちゃくちゃ美味しかったです。

そんな思い付きで揚げられるのもおうちならでは。卓上で揚げられるので、夫と2人で調理も楽しみつつ食事ができました。

分厚めに切った茄子も中までしっかり熱が通り、サクサクの仕上がり

ダークホース、パセリの天ぷら

スイーツ餃子もホットメスティンで

次に試したのが、スイーツ餃子。ある日の昼下がり、夫からいきなり「何か甘いものが食べたい」という要望が。えー、うちにお菓子なんて今何もないよ、と思ったのですが冷蔵庫をひっくり返して発掘された餃子の皮とバナナでスイーツ餃子を作ってみました。

どうせならホットメスティンを使って2人で焼きながら食べたら楽しそう! ということで、バナナを餃子の皮で包み、ホットメスティンに少し多めに油を引いて投入。フッ素樹脂加工がしっかりされているので、餃子の皮が張り付くことなくパリッと綺麗なきつね色に焼き上がりました。

テーブルの上でキャーキャー言いながら餃子を焼くのは正にエンターテイメント。最後に黒胡椒を掛けて少しアクセントを付けてみました。お菓子なんて何もない、と思っていたのにパリッと揚げ焼きされたバナナ餃子は、トロッとしたバナナとパリパリの皮の食感が最高!

台所で焼いていると、会話もなく作業的になってしまいますが2人でテーブルの上でホットメスティンで焼くのはより楽しく美味しく仕上がりました。

冷蔵庫から発掘されたバナナを使いました

油多めで揚げ焼きに、温度はMEDで

フッ素樹脂加工がされているので、餃子の皮もこびりつかず快適

こんがりきつね色に焼けたバナナ餃子

色々試した結果、リアルキャンプでもおうちでもホットメスティンがあれば調理がエンターテイメントになることがよく分かりました。

ホットプレートや鍋のような感覚で揚げ物ができ、少量のオヤツを作るのにも形状やサイズが丁度良いです。おうちでキャンプ気分も味わえるし、何よりリアルキャンプでも調理器具として優秀! 風や雨に火が左右されないので頼れる存在となりました。