走るライター南井正弘のコレはホントにスグレモノ!

あらゆるランナーにおすすめ! アディダスの高コスパシューズ第2弾

実際に履いて使って走ってから書く、ライターの南井正弘が「コレはホントにスグレモノ!」と太鼓判を押すスポーツアイテムを、毎週レコメンド!
adidas「SUPERNOVA RISE 2(スーパーノヴァ ライズ 2)」

「走り心地、ぶっちぎり。」のキャッチコピーとともに、登場以来良好なセールスを記録してきたアディダスのスーパーノヴァ ライズ。その快適な走り心地と買いやすい価格設定の組み合わせにより、ワールドワイドでヒットモデルとなったのである。そんな人気プロダクトの第2弾が「スーパーノヴァ ライズ 2」で、前述の特徴を継承しつつ、細部をアップデートしている。

スーパーノヴァ ライズ 2は、ミッドソールにアディダスの高機能ランニングシューズに採用されている「LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)」に、さらなるアップデートを施した素材「DREAMSTRIKE+」を採用。より効率的に着地衝撃をやわらげられるようになった。

効率的に着地衝撃を吸収し、快適な走行感を提供するミッドソールの「DREAMSTRIKE+」は前作からの継承だ

また、アウトソールに、EVA素材の「サポート ロッド システム」を組み込んでいるのも特徴だ。これはランニング中の足の動きから着想されたシステムで、高いサポート性とスムーズな体重移動を絶妙に両立させている。やわらかい接地感とグラつかない着地安定性の絶妙なハーモニーが感じられ、あらゆるレベルのランナーを快適に走らせてくれる。

アスファルトやコンクリートといった舗装路で最高のグリップ性を発揮するアウトソール。こちらも前作を継承。高いサポート性とスムーズな体重移動を絶妙に両立した「サポートロッドシステム」を内蔵した

ソールユニットは、前作を継承しているが、アッパーを刷新したことにより、さらにフィット感がよくなっているのも嬉しいところ。同じアディダスのアディゼロシリーズが、製品を細分化し、それをセレクトすることでランナーにマッチするが、スーパーノヴァのシリーズは、各プロダクトがあらゆるレベルや走りのスタイルに対応する汎用性の高さが、大きな魅力であり、その特徴は今作でも継承されている。

デザインが一新されたアッパーは、優しく足を包み込み、従来よりもさらにフィット感がよくなっている

そして、もう一つの大きな魅力は、その買いやすい価格設定。昨今のランニングシューズは一昔前と比較してかなり高くなった。だが、スーパーノヴァ ライズ 2は前作と同様の、買いやすいプライスを実現しているのだ。

南井 正弘

フリーライター、『ランナーズパルス』編集長。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドのプロダクト担当として10年勤務後ライターに転身。雑誌やウェブ媒体においてスポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズに関する記事を中心に執筆している。主な著書に『人は何歳まで走れるのか?』『スニーカースタイル』『NIKE AIR BOOK』などがある。「楽しく走る!」をモットーに、ほぼ毎日走るファンランナー。ベストタイムはフルマラソンが3時間50分50秒、ハーフマラソンが1時間38分55秒。